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更新日 2009-02-01 | 作成日 2008-04-03

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カラー

旅客機の様々なカラースキームはとても魅力的です。
国や地域を主張したデザインや、人物や動物を題材にしたもの。また、最近では広告媒体として活用されています。
従来は塗料を使用していましたが、技術の進歩によりフィルムを使用して多彩な表現が可能となりました。

レッド(Red)

●Red collection

Color_Red.jpg

「赤」は情熱の赤であり、空の青との対比から考えてもインパクトを与えるカラーです。その反面、刺激の強い色彩から機体全面に塗られることは少なく、白を主体として部分的に使われることが多いように思えます。

レッド

B717_Qantas.jpgオーストラリアの航空会社にカンガルーのモチーフと全く説明が不要な組み合わせです。白をベースとした塗装で尾翼に赤地に白のカンガルーをシルエットで配しています。ゲートに並ぶカンガルーの群れは楽しいものです。
< Qantus B717
DC9_North-West.jpg落ち着いたダーク・グレーと赤のNWもパールがかった明るい灰色を基調とした新塗装です。尾翼にはこれまで同様NWをモチーフにしたマークが明るめの赤で入っています。個人的には旧塗装の方が好みです。
< Northwest DC-9

オレンジ(Orange)/イエロー(Yellow)

●Orange/Yellow collection

Color_OrangeYellow.jpg

「オレンジ」は太陽をイメージする色であり、元気さを象徴する色です。一方「イエロー」は、多くの国でタクシーの色として採用されているように目立つカラーのひとつです。どちらもの色も空港の中で華やかに活躍しているのが一目瞭然です。

オレンジ/イエロー

B737_Easy-Jet.jpg低価格運賃で急成長を遂げたイージー・ジェットは、その機体に大きな「easy jet.com」とタイトルを書き、認知度の向上と共にネットでのチケット販売での経費節減に努めています。
< Easyjet B737
B767_DHL.jpg航空貨物というとどうしても裏方というイメージが付きまといますが、文字のアレンジはそのままにベースカラーを白から黄色に変更したことから空港の中でもひときわ目立つ存在となりました。
< DHL B767

グリーン(Green)

●Green collection

Color_Green.jpg

「グリーン」は、木々の緑を連想させるように癒しを与える色となっています。明るい緑または黄緑は若々しさ、暗い緑は落ち着きを与えます。また、そのイメージは航空機の運用に重要な安全を訴える色でもあります。

グリーン

AL.jpgイタリアのナショナル・フラッグ・キャリアです。この塗装が出てきてかなりの年月が過ぎましたが、決して古さを感じさせません。白地に「Alitalia」の「A」を緑でデザインした大胆さと三角の赤がアクセントで効いています。
< Alitalia A320
B737_Aer-Lingus.jpgアイルランドのエア・リンガスは、グリーンを基調とした塗装に同系色のクローバーを尾翼に配したデザインです。写真で見ると鮮やか過ぎるこの色合をディスプレイの世界では表現しきれないのでしょうか?
< Aer Lingus B737

シアン(Cyan)

●Cyan collection

Color_Cyan.jpg

「シアン」(水色=空色)は、空そのものです。空を飛ぶ旅客機に相応しい色であると同時に目立たない色となってしまう危険性をはらんでいます。胴体上面いっぱいに薄い水色を配した大韓航空と、ラインを配したエア・ドゥは好対照です。

シアン

A300_Korean.jpg明るい水色を胴体上面に使用しているためとても軽やかな印象があります。
これは、水色を効果的に使っている珍しい例でしょう。
< Korean Air A300
B767_AirDo.jpg北海道の地域に根ざした低運賃の航空会社であるエア・ドゥは、白をベースに北の空と大地をイメージした水色と黄色の塗り分けが爽やかな印象です。
< Air Do B767

ブルー(Blue)

●Blue collection

Color_Blue.jpg

「ブルー」は、空または海をイメージする色で、航空機ではよくつかわれる色です。濃い目のブルーは引き締まった印象を与えます。

ブルー

A330_bmi.jpg一見すると単なる青と白のツートンカラーかと思われますが、その尾翼には英国旗が透かしのように入っていて、イギリス人の自国に対する誇りを見せつけれれる思いです。
< bmi A330
DC10_Fedex.jpg世界の各地で物流を受け持つ巨大企業のフェデックスは、自社のイメージを「FedEx」と大きく書かれたロゴと共に顧客の元に届けています。これはまさに空を飛ぶ広告塔と呼べるものです。
< Fedex DC10

パープル(Purple)/ピンク(Pink)

●Purple/Pink collection

Color_PurplePink.jpg

パープル」は高貴な色として使われる場合が多いのですが、好みの分かれる色でもあります。また、「ピンク」も目立つ色でありながら品のない色ととらえられる場合もあって難しい色です。

パープル/ピンク

B717_Hawaiian.jpgハワイ諸島を中心に運用する機体には、リゾート感覚溢れるデザインが似合っています。ハイビスカスの花を髪に差した女性の横顔とトロピカルな雰囲気の色合いが特徴です。
< Hawaiian B717
F100_Helvetic.jpg新興空空会社などでは塗装をシンプルにする傾向がありますが、スイスの新興航空会社ヘルベチックはド派手なピンクで自己主張しています。
< Helbetic F100

グレー(Gray)/シルバー(Silver)

●Gray/Silver collection

Color_GraySilver.jpg

「グレー」は、白ベースの変わりに使われる場合が多く明るさの違いによって印象が異なります。また、「シルバー」塗装として使われるのではなく金属本来の地を出したものです。

グレー/シルバー

B737_Lauda.jpgフェラーリF1のドライバーだった「ニキ・ラウダ」が創設した航空会社の機体です。実物を見たことがないので写真のイメージなのですが、濃淡グレーの微妙な色合いと彩度を抑えた赤にセンスの良さを感じます。
< Lauda B737
A300_AA.jpgアメリカンの銀色は金属素材の色そのものです。むき出しの金属はそのままでは腐食などの問題があるので表面加工を施しています。「ベア・メタル」と呼ばれるこの色(?)は天候や時間などで様々な表情を見せます。
< American A300