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新旧対決

カラー・スキームは、(1)CIの導入・変更に伴うもの、(2)会社の合併・吸収・分割などによるもの、などの様々な理由で変更されることがあります。
最近の傾向としては、(1)色数の単純化とワンポイント、(2)社名ロゴの強調やネットへの対応が見受けられます。

デザイン一新・カラー一新

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まさに「イメージ一新」というのが、このタイプの変更です。
CIの変更や合併・統合などで新しいイメージを必要とする時に多用されます。最近増えている再編成がらみでこのタイプの変更は増えていくと思われます。

AEROFLOT(アエロフロート)

新旧比較

旧ソ連時代の国営会社「アエロフロート」も、体制の変化により時代にあった形態に脱皮しつつあります。
新しいカラースキームは明るいグレーをベースとして、ロシアの国旗をイメージするブルーを主体として赤と白のラインで引き締めています。
この変更で従来からのイメージをすっかり払拭しました。

旧塗装

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新塗装

AeroF_NC.jpg

BMI(ブリティッシュ・ミッドランド)

新旧比較

「BMI」の旧塗装は、濃い目のブルー・グレーを水平に分割するというものでした。
カラースキーム変更後は明るめの青と白という組み合わせになり、その分割線もゆるい円弧となりました。
また、エンジンポッドと翼端にワンポイントの赤をいれると同時に胴体中央のロゴを大きめにして浮き上がるような色調としました。

旧塗装

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新塗装

BMI_NC.jpg


デザイン一新・カラー整理

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スキームを変更するにあたり、新デザインにマッチするよう旧来のカラーを整理してシンプルにする方向のリデザインが最近見受けられます。

ASIANA(アシアナ航空)

新旧比較

韓国の「アシアナ航空」の旧スキームは、エアラインには珍しい落ち着いた薄茶色をベースとしたものでした。
ホワイトを主体に明るい印象を与えながらも、以前ベースに使用していた薄茶色を尾翼に配し、ラインに代わり三角をアレンジしました。
胴体にはワンポイントで赤の「A」をあしらっています。

旧塗装

Asiana_OC.jpg

新塗装

Asiana_NC.jpg

NWA(ノース・ウェスト航空)

新旧比較

「ノース・ウェスト」は、濃い赤とダークグレーの組合せが一転してライトグレー(パール調)ベースになりました。
尾翼にあったNWを模したマークは、尾翼と胴体前部は色違いで表示するというオシャレな表現をとっています。また胴体にはネットでの表現に合わせて「nwa」と小文字で書かれています。

旧塗装

NWA_OC.jpg

新塗装

NWA_NC.jpg

同タイプの変更(デザイン一新・カラー整理)

United
(ユナイテッド航空)

グレーとブルーの落ち着いたカラーが、上半分のホワイトで明るい印象になりました。
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デザイン一新・カラー継承

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定着したイメージを変更するのは勇気のいることです。
イメージが定着している色をそのままに、デザインを時代に合ったものに変更するマイナーチェンジです。

JAL(日本航空)

新旧比較

「JAL」はJALとJASの経営統合に伴い、新しいカラースキームへ変更されました。
新しいカラースキームは、旧JALがベースのなっているといえます。
以前より暖かい白をベースとして尾翼に太陽をモチーフとした赤を入れています。
また、胴体の前のロゴはデザインの変更されたものが使用されています。

旧塗装

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新塗装

JAL_NC.jpg

LTU

新旧比較

「LTU」はドイツの格安航空会社でチャーターを主体としています。
以前のスキームは目立つ赤を使用していたものの、オーソドックスな直線のデザインでした。
新しいスキームは、流行りのホワイトベースに赤を曲線で包み、ロゴを目立たせるというデザインに変わりました。

旧塗装

LTU_OC.jpg

旧塗装

LTU_NC.jpg

同タイプの変更(デザイン一新・カラー継承)

TAP
(エア・ポルトガル)

大幅な変更に見えますが、ベースカラーの赤はそのままに緑が明るくなりました。
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LAN
(ラン・チリ)

同体部分の赤を抜いて、ブルーの境界線にウェーブをつけました。
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LAN_NC.jpg


デザイン整理・カラー整理

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9.11テロ以来、経営環境の激しい中でコスト削減を目指してデザインやカラーの使い方が見直される場合があります。

Delta(デルタ航空)

新旧比較

前回のカラースキーム変更では、尾翼の流れるような凝ったモチーフが特徴でした。
今回の変更に当たっては、シンプルさが求められたものと思われます。
復活したデルタを表す三角のデザインを目立ちやすいように尾翼に配し、カラーを濃いブルーベースに赤と割り切りました。

旧塗装

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旧塗装

Delta_NC.jpg


デザイン継承・カラー継承

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歴史のある会社が伝統を重んじ、なおかつ時代の流れに沿ったデザインの変更が強い意志をもって行われます。

KLM(KLMオランダ航空)

新旧比較

パッと見の印象は変りませんが、胴体のダークブルーのラインがピンストライプになったことと胴体の社名ロゴが大きくなったためさっぱりとした印象を与えます。
興亡の激しい航空会社の中で世界的にも長い歴史を持つ「KLM」が、伝統を守りつつ新しい風を吹き込んだカラースキームの変更です。

旧塗装

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新塗装

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