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名古屋シーナリの花火(その1)

1997年9月2日

昨日は夜更かしをしてしまって、朝起きれなくなってしまい、午前休暇を取ってしまった。いかんいかん。私の勤めている会社では、1年に取得できる半日休暇の回数が限られているので、半日休暇は結構貴重なのだ。昨年度の場合は、年度末にはほとんど半日休暇を使い果たしていたので、今年はちょっと節約しようと思っている。

さて、今回は先日発表した名古屋シーナリ Ver1.5 の花火についての話をしようと思う。私は花火が好きで、それも一番近くで見ないと気が済まない人だったりする。昨年は静岡の親戚の家に行ったときに、袋井の花火を最前列で見た。最近の傾向として音楽と花火をシンクロさせるというのがあって、これがなかなかによい。この時は確か「ツァラトゥストラはかく語りき」の音楽とシンクロさせていた。

そういうわけで、花火をシーナリ中で上げるという計画は以前からあった。昨年のフライトシミュレータパーティ in 関東でシーナリ作成の講義をしたのだが、その中で話をした記憶がある(もう誰も覚えてないかも)。この時点では基本的に全部線と点で花火を表現するつもりだったが、とても面倒そうなので、手を付けずじまいになっていた。

そんな折り、NIFTY-Serve で浜田氏による Airport 用花火マクロが公開され、 このマクロについての意見交換が活発に行われた。(詳しくは FFS フォーラム7番会議室 22番の発言からのスレッドをご覧いただきたい。) 正直言って、このマクロが公開されたときは「先を越された」と思ってちょっと悔しかったりもした。

ともかく、ダウンロードしてマクロを試してみることにした。これがなかなかに良いでき。ソースを見たところ、花火は全てテクスチャで描かれていて、これを running-bit タイマを使って切り替えて表示している。

テクスチャを使うとどんなに複雑な花火でも表現できるというメリットがあるし、線と点で表現するよりもはるかに簡単にできそうだ。それで、このマクロを改造して名古屋シーナリでも使うことにし、浜田氏に許可を求めたところ快諾していただけたので、早速作業に入った。

浜田氏の花火マクロでは、テクスチャは全て手書きであった。これはこれで味があってよいのだが、ややリアリティに欠ける。そこで、なんとか実写取り込みができないかと考えた。

それで思い付いたのが、手元にあった「花火職人になろうの豪華版」に付属のガイドCDだった。「花火職人になろうの豪華版」は魔法株式会社(結構あやしい名前 ^^)の製品で、Windows95 上で花火を自由に作って打ち上げることができるソフト。以前 DOS/V マガジンの付録に体験版がついていて、これを試したところその花火の美しさに圧倒され、速攻で買いに行った。(その後、友人にソフトを見せたら、こんなあやしいソフト(確かに名前はあやしいが)、本当に買う人がいるんだーと言われてしまった。)このソフトはとても良く出来ているので、花火が好きなら文句言わずに買うべし。このソフトに付属のガイドCDは、花火一般に関する情報が満載されていて、これだけでも買う価値があると思う。この中に、花火大会の Quick Time ムービーがあって、この内の1つをテクスチャに利用しようと考えた。

まずは、Quick Time ムービーから画像を16枚引っこ抜いた。具体的には、コマ送りをしながら、ここだ!と思ったところでその画像をクリップボードにコピーし、それをグラフィックソフトにペーストする。グラフィックソフトは Paint Shop Pro! ver4.2J を使った。

あとは、FS のパレットを読込んで、透過色で背景を塗り潰してそれからテクスチャに変換すれば良い。だが、そこはそれ、世の中そうは簡単には行かず、いろいろ苦労することになる。

その話はまた次回。


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