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フライトシミュレータとの出会い(その2)

1997年10月17日

昨日、久しぶりに SCDIS をバージョンアップした。 SCDIS というのは FS のシーナリファイルである BGL ファイルを逆コンパイルする ツールだ。前からちょっとしたバグがあったので、修正をして、ついでにちょっと 機能追加をした。

こういうリリース作業というのは結構面倒なので嫌がる人が結構いるようだが、私 は割と好きだ。自分の作ったものを最終的な形にまとめる作業はそれなりに楽しい。 SCDIS の話は次回あたりにする予定。


さて、今回はフライトシミュレータとの出会いの続きである。高校の間使い続けた PC8801mkII FR は大学2年のころまで使っていた。だいたい5年使っていた計算に なる。今の状況から考えると驚異的だ。今だとパソコンなんか2年も立てば完全に 陳腐化してしまう。

88 の次に買ったのは同じ NEC の PC9801DS2 だ。 CPU は Intel 80386 SX 16MHz を使っていた。(当時は16MHz というとかなり高速だった)

さすがに、PC98 だとソフトの数が圧倒的に多い。フライトシミュレータもそこそこ あった。まずはシステムソフトの Air Combat だ。(Ace Combat ぢゃないよ) これは自分の飛行を録画して、あとから好きなように編集して眺めることができる という機能をもっており、かなり画期的ではあった。でも、リアリティという意味 ではちょっと変なソフトだったような気がする。自分の機体より対地ミサイル の飛行速度の方が遅いとか。何で自分が発射したミサイルが後からついてくるんだ (^^)

それと、MicroProse 社のフライトシミュレータである、F15 Strike Eagle IIや、F19 Stealth Fighter だ。後者の方は、F117 が公開される前に 発売されたという(そのため F19 のフライトモデルなどは全部架空)結構無茶苦茶 なものであった。でも、内容はとても良くできており、かなりはまった。15 Strike Eagle II の方は、Desert Storm 追加シナリオなども購入した。

でも、本命はやはり Microsoft Flight Simulator Ver.4 であろう。この発 売予告のチラシを最初に店頭で見た(名古屋の上前津のコムロードだった)ときの ことは今でもはっきり覚えている。遂に10年来の願いが叶うと知って、おもわず その場で泣き伏してしまった(嘘)もちろん発売日に即購入した。

最初のうちはレッスンをかなりやった。タキシングが全然うまくいかなくて、かな りいらいらした。キーボードで操縦するときのキーを押すコツが最初はかなり難し い。今はジョイスティックがあるからいいけど、、、シーナリも、ハワイ、タヒチ、 グランドキャニオン、日本と一通り揃えた。(そういや、FS5 以降はグランドキャニ オンってありませんねぇ?)FS4 ではシーナリ作成には手をださなかった。 (ツールがなかったからなんだけど)

その後大学4年になったときのことである。某ゲーム雑誌をぱらぱらとめくってい たときに衝撃的な写真を見つけた。それは Flight Simulator Ver.5 のスク リーンショットだった。FS4 はのっぺりしたポリゴンだったのだが、FS5 のそれ はテクスチャマッピングされていて、従来の FS とは一線を画していた。(当時は他 にも Comanche とか Strike Commander などもかなりいい線を行っていた、、、)

でも FS5 は PC98 では動かない。折りしも大須近辺でアヤシイ兄ちゃんが配ってい た PC/AT 機の広告を見ると、おお安い!ということで、この日から PC/AT 機の購 入を真剣に考えるようになり、それから数ヶ月後には私の手元には PC/AT 機があっ た。CPU は 486DX2-66MHz メモリは 8MBytes、HDD は 340MBytes である。当時とし てはハイスペックのマシンであった。

ちなみにアヤシイ兄ちゃんが配っていた広告というのは、あのオウム真理教のマハー ポーシャの広告である。ということで私が PC/AT にはまったきっかけはオウム真理 教のおかげ、、、ということになとしたらやだなあ(^^) なおマシンを購入したの は別の店(DOS/Vパラダイス)である。念のため。

FS5 を始めたころはかなり感動したものだが、FS4 を最初にやったときほどではな かった。それだけ FS4 が良く出来ていたということであろう。

その後は、FS5.1, FS95, FS95(日本語版), FS98 と順当に進んで今に至っている。 FS98 日本語版がでたらまた買っちゃうんだろうな、、、マシン性能も Pentium 133MHz、AMD K6 200MHz と上げてきたが、すべては FS のためである(ちょっとお おげさかな)

え、FS5 以降の話を省略しすぎ? だって、あまり最近のことを書くとぼろがでそう なんだもの(^^;;;)

それに、FS5 以降は内容的にはそんなに劇的な違いはなくなってきている。 次に劇的な変化があるとしたら、ヘッドマウンドディスプレイ対応くらいかな(^^)。 ディスプレイの画面一枚ではやはり限界がある。3面マルチスクリーンというのは やろうと思えばできるが、価格・住宅事情から無理。Microsoft さん、2、3万円 くらいで作りませんか?(ってそりゃ無理か)


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