World Wide Guide to FS Scenery Design 日本語版 | ユーティリティ | デザイン,フロントエンド


Airphoto

Airphoto は航空写真や衛星写真をMSフライトシミュレータにインポートすることができるフリーウエアツールです。

また,このプログラムは,ビットマップファイルからFSテクスチャフォーマットへの変換や,存在するパレットにたいするヘイズ(もや)ファイルの生成にも使用することができます。

フォトリアリスティックなシーナリには難しい点があり,高度が高いときはそれなりに見えるのですが,地表近くではごちゃごちゃに見える場合が多いです。 また,フォトリアリスティックなシーナリはパワフルなコンピュータを必要とし,フレームレート減少させる傾向があります。 しかし,実際の写真をシーナリに変換してみたいと思っているデザイナーには Airphoto はすばらしいツールです。

Airphoto はDOS上で動作する簡単なコマンドラインプログラムです。 DOSプロンプトに続いて Airphoto と幾つかの必要なパラメータをタイプします。 すると,このプログラムは SCASM か FSASM でコンパイルすることができるソースファイル又は,SCASM か FSASM から参照できる"include"ファイルを生成します。

Airphoto は幾つかの一般的な使い方もあります。 ビットマップファイル又は256×256ピクセルのビットマップファイルの一部を .R8 テクスチャファイルに変換することができます。 また,このプログラムは大きなビットマップファイルをFSで必要とされる一連の256×256ピクセルの小さなテクスチャファイルに分割することができます。 更に,シーナリデザイナーがシーナリテクスチャファイルを一つの大きなビットマップファイルとして配布することができるツールを含んでおり,このパッケージに同梱のユーティリティを使用することでこの大きなビットマップファイルを個々のテクスチャファイルに簡単に変換することもできます。

このプログラムは簡単で,シーナリデザインの初心者でも使いこなすことができますが,ビットマップファイルやテクスチャファイルをいじったことのない場合は,技術的な文献を勉強する必要が生じるでしょう。

Tip: Airphoto を使用してヘイズ(もや)ファイルを作成している場合,Bert Vierstra さんの Hazer を微調整に使って見て下さい。

右の図は Airphoto で作成されたフォトリアリスティックなシーナリ(パース,西オーストラリア)の例です。図をクリックして大くして,描写方法を見て下さい。

Airphoto の最新版はFS6コンパチブルです。例えば "TexWindow" コマンドは FS6でサポートされないため "Poly" コマンドで置き換えられました。

ドキュメント: 良い
作者: ドイツのKonstantin Kukushkin
配布: フリーウェア、非商用利用に限る
最新バージョン: 1.1
圧縮配布ファイルサイズ (APHOTO11.ZIP): 101 KB
メインプログラムの日付 (AIRPHOTO.EXE): 1997/1/28
開発状況: 継続中 (作者は自分の願望のリストも同梱している!)
APHOTO11.ZIP:


Last updated 2 February 1996 by Gene Kraybill. All rights reserved.
日本語訳: お菊さん