World Wide Guide to FS Scenery Design 日本語版 | ユーティリティ | デザイン，フロントエンド

Mountain

今日の基準から見ると Mountain は平凡なプログラムです。このプログラムはＤＯＳ上で動作し，ほとんどが独特なキーボード入力で動作します。しかし，最新バージョンではマウス機能も追加され，全体的に見ると非常に便利なプログラムです。シーナリ作成用の製品を購入せずにリアリスティックな山を作りたいならば，断然これを使ってみるべきです。

上のイラストは，このプログラムで作成された２段重ねの山で，テクスチャを貼る前のものを示しています。このプログラムの最新バージョンでは４段重ねの山まで作成でき,他のデザインプログラムによる簡単な山と比較してかなり洗練されて見えます。

フライトシミュレータでは，少なくとも，異なる２つの方法で山を作成することができます：

• 一番手っ取り早い方法は，単純にデフォルトの synthetic シーナリで見つけられる山のブロックを使用する方法です。(Reference sheets showing synthetic scenery tiles を参照)これらの山の問題点は，あまりリアリスティックではないところです。希望の場所に標準的な山を置くことができますが，大きさや見栄えを調整することはできません。コロラド山脈ではなくエジプトのピラミッドの様になってしまいます。
• もっとリアリスティックな山を作成する方法は，立体のポリゴンを作り，その表面に適切なテクスチャを貼る方法です。この手法の問題点は，例えば FSASM や SCASM のコードを使って立体のポリゴンを作ることは，少なくともプログラマーではない人々にとって，非常に難しい点です。

まず Mountain と入力します。 すると，この小粋なプログラムは，ディスプレイ上に点を打つことで山の底面と頂上の両方を描くことができます。山の頂上を定義している複数の点は，それぞれ異なる高さに置くことができ，勾配のある頂上や，その他特殊な効果を表現することができます。

そして，ボタンを押すことで，このプログラムは自動的に，山を形作る三角形の面を全て生成します。その結果を Airport のマクロ又は，SCASM のコード，FSASM のコードとしてセーブでき，これらのプログラムでコンパイルすることができます。

Mountain には幾つかの山の例と，幾つかの山のテクスチャ（夏と冬で異なる）が同梱されてきます。当然，ある山にぴったりな自分だけのテクスチャを作ることもできますし，また，テクスチャディレクトリ中のデフォルトテクスチャの一つを使って試すこともできます。また，聞くところによると，よく納得のいく島も作れるそうです。

ドキュメント: 良い。
作者:南アフリカの Hans Meier。彼のホームページは： http://www.nez.com/cair/files/dyn.htm。
配布: フリーウエア。
圧縮配布ファイルサイズ: 138K
最新バージョン: 2.0f。1996/9月にリリースされ，バグフィクス版 2.0h が1996/11月に出されました。両方のファイルが必要となります。この新バージョンでは，幾つかのマシンにビデオディスプレイ上の問題点があったことが，作者によって報告されています。もしも，問題が起きた場合は，バージョン 2.0e に戻し，ウインドウズ９５バージョン（現在 Visual Basic で開発中）を待つようにと作者は言っています。

MOUNTV2f.ZIP
MOUNT2h.ZIP メインプログラムのみ - Mountain で作成されたコードを Airport で使用するときに起きるバグをフィクス