World Wide Guide to FS Scenery Design 日本語版 | ユーティリティ | 逆コンパイラとデバッガ


ScDis - ファイルを SCASM 用に逆コンパイルする

   

SCASM は、紛れもなく最も広く使われているコンパイラですが、長い間、コードをSCASM形式で修正したり試験するのに使うことができる逆コンパイラは一般にはありませんでした。

The World Wide Guide日本語ミラーサイトの作成者でもある、26歳の村上 卓弥は、ScDis (Scenery Disassembler)のリリースによりこれを解決しました。さらに、彼は逆コンパイラのソースコードをも公開したので、彼のプログラムに改良を加えたいと思ったときに、彼の逆コンパイラを逆アセンブルする必要がありません。これは有意義なことです、、、

主に SCASM 自身の制限のため、ScDis は Matthis Haeuptli による Scenery Maker 用の逆コンパイラであるAntiSM ほど効率的ではありません。Takuya の逆コンパイラはシーナリファイルの各セクション毎に別々のソースファイルを生成します。Section 9 などでは、LatRange が1つ以上あり、ScDisは各LatRange 毎に別のソースファイルを生成します。例えば、ニューヨークシーナリを逆コンパイルすると 17 個ものソースファイルが生成されます。

ファイルの数はやや多すぎると感じるかも知れませんが、SCASM は1ファイル中で 1つのLatRange しか取り扱えないためどうしても必要なものです。これはまた、別の便利な目的も果たします:編集・変更したいシーナリファイルのパーツに非常に簡単にたどり着くことができるのです。例えば、Section6 の synthetic シーナリタイルの高度を変更したいときは、逆コンパイルして直に SCD6.SCM を変更すれば良いのです。

再コンパイルのため、Takuya は各セクションをコンパイルするために SCASM を起動するバッチファイルを提供しています。オリジナルファイルのように各セクションを1つのシーナリファイルにまとめるため、彼は SCLINK で使用する「コントロールファイル」を提供しています。これはやや無駄なことのように思えますが、これよりずっと複雑な操作を行っているシーナリデザイナ達にに対して文句を言うべきではありません。

カスタマイズされたシーナリを作成するためにソースコードを直接扱うことを学習する最も良い方法は、他人のコーディング技術を学ぶことです。ScDisはこの要求を満たし、SCASM のユーザに暖かく受け入れられるでしょう。

逆コンパイラに関する著作権に関わる問題のため、Takuya はあなたの名前とメールアドレスを要求し、ダウンロード前に非商用目的で正しい方法でツールを使用することを約束するための Web フォームを提供しています。

ScDis は2つの形式で提供されています: 1つは DOS のコマンドプロンプトで使用するもの、もう1つは Windows95 のコマンドプロンプトで使用するものです。

注意:他のデザイナのシーナリを逆コンパイルして得たオブジェクトを含んだ どんなシーナリであっても、オブジェクトの作成者にクレジットを与えないとか 許可を得ないで配布してはならないことに常に注意してください。

ドキュメント: 適当
作者: 村上 卓弥、千葉、日本 [e-mail:tmurakam@ccs.mt.nec.co.jp]
配布条件: フリーウェア、非商用目的に限る
バージョン: 1.2(西・南半球での緯度・経度の計算ミスを含む、1.1 のバグをいくつか修正)
自己解凍配布ファイルのサイズ (SCDIS12.EXE): 113 Kb
メインプログラムファイルの日付 (SCDIS and SCDIS32): 1997年2月23日


ScDis: 作者の ScDis ページからダウンロードする --
http://www2.meshnet.or.jp/~tmurakam/scdis-j.html

 


Last updated 17 February 1997 by Gene Kraybill. All rights reserved.
日本語訳: 村上 卓弥