ダイナミックシナリーインストールのポイント

第2章で述べたようにダイナミックシナリーのインストールのポイントは

BGLファイルもテキスチャもメインのフォルダにインストール

が原則ということです。これが守られずにダイナが見えないと文句を言ってくる方も多いので、注意してください。


その他に、知られている問題点は以下の通りです。

1)ダイナミックシナリーは動くオブジェクトの可動範囲が設定されています。この可動範囲が2つの別々のダイナで重なってしまうとどちらか一方のオブジェクトが見えなくなります。これをダイナの干渉と呼んでいます。近くの空港(たとえば徳島と関空、大分と山口宇部など)にダイナを設定するときは注意が必要です。

2)ダイナは多くの場合FSのオリジナルのシナリーであるFS-ASIAにインストールされるよう作られています。最近急速に普及してきたトワイライト社製の日本のシナリー(TW-関東など)がインストールされていると、うまく動かない場合があります。たとえば私の函館ダイナはTW-北海道がインストールされているとシチュエーションファイルを実行した直後に飛行機がクラッシュすることが知られています。ダイナをご利用になる場合はオリジナルのシナリーに戻してください。

3)FSには英語版と日本語版があリ、国内でもどちらを使っているユーザーもいます。たとえば私は英語版を使っていますが、この英語版で作られたシチュエーションファイルを日本語版で使うと(あるいはその逆も同じ)、「飛行機の初期化に失敗した」という旨の警告メッセージが出ます。取りあえずそのままスタートさせて、同じ名前でシチュエーションをセーブしてやれば次回からはこのエラーメッセージは出なくなります。いずれにしてもダイナを楽しむためには直接的な問題はありません。

4)白塗りの機体が動いている場合。これはテキスチャファイルがきちんとメインのフォルダに入っていないために起こります。例え、Aircraftフォルダに既にインストールしてある機体でも、必ず必要なテキスチャをコピーしてメインのテキスチャフォルダにペーストしてください。

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