6月 11日

レシフェ - アセンション島

T.K機長一行との楽しいツアーもここでお別れ。いよいよかずちゃん一行は南米に別れを告げ、最終目的地、喜望峰の待つアフリカ大陸へと向かいます。

レシフェ出発の朝

「T.K機長、長い間ご一緒していただいて、どうもありがとうございました。ぜひご無事で、次は日本でお会いしましょう!」手を振る機長と久美子ちゃんに別れを告げ、かずちゃん一行は愛機に搭乗しました。今日は長〜い大西洋横断の一日。もちろんキングエアの燃料ではアフリカまでは持ちません。途中のアセンション島にイギリス軍の空軍基地があります。特別にお願いして、ここで給油をさせていただくことにしました。0730エンジンをスタートさせます。アセンション島までは1218.9マイル。もちろんキングエアには余裕の距離です。

朝もやのレシフェを離陸

「じゃ、ピアちゃん、行こうか。」スロットルを全開とすると愛機は轟音とともにすっと離陸しました。右手に見えたT.K機長たちのYSがみるみる小さくなっていきます。ふじ子ちゃんが右側の座席から一生懸命手を振っています。

レシフェをあとに

機はゆっくり左旋回しながら上昇を続けます。その時無線に久美子ちゃんの声が。「子供はどうするのぉ?」(T.K氏のページ参照。(笑))

「楽しいツアーだったね。」ピアスちゃんやふじ子ちゃんと南米大陸の思い出に花を咲かせながら、機はいよいよ南米大陸をあとにします。

南米大陸をあとに

思いでの南米大陸がみるみる小さくなっていきます。眼下に広がるのは広大な大西洋。この海の向こうに広がるアフリカ大陸にはどんな景色が待っているのでしょう。機体に胸を膨らませながら、機は高度28000フィートで順調に大西洋上を東に進みます。

大西洋上を行く

雲の間に広がる大西洋を眺めながらキングエアはさして揺れもせず順調にフライトを続けます。ふじ子ちゃんのサーブしてくれたサンドイッチを食べてしばらくすると前方にうっすらと島影が見えてきました。時計を見るともう飛び立ってから5時間近く経っています。

アセンション島の島影

アセンションのVOR112.20MHzを受信しました。GPSのナビを切り、VORを目指して、次第に下降を始めます。ILSはないので、マニュアルでのアプローチです。

ファイナルアプローチ

RWY14をインサイトしました。雲も少なく、良い天気です。ゆっくり降下を進めます。さすが大西洋の孤島、基地以外には何にもありません。PAPIは白白赤赤。滑走路のセンターラインにぴったりとのせて軽くフレアをかけ、とんと小気味よくキングエアはアセンションの地を踏みました。

空軍基地に並ぶ軍用機

さすが軍用基地。ターミナルには軍用機がずらっと並んでいます。かずちゃんは軍用機には疎いのですが、どうもイギリス軍のハリアー戦闘機のようです。さすが!

到着時刻は1443。飛行時間は5時間13分でした。また使用燃料は436ガロンでした。時間は遅いのですが、軍用基地に泊めていただくことは出来ません。給油だけを済ませるとすぐに次の目的地へ向かうことになるかずちゃんたちでした。

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トランスブラジル航空のBAC 1-11はRafael Zimmermann氏の作品です。またHawker Harrier GR7はFlightSim.Comからダウンさせていただいたのですが、あいにくどこにも作者のお名前が記載されていませんでした。素晴らしい機体を使わせていただいたことに感謝いたします。

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