1 月 15 日

グアム - パラオ

グアムは勝手知ったる土地、空港でレンタカーを借りると美女二人とともにグアムヒルトンホテルへ向かいました。今回のツアーは焦る予定もないので、翌日はホテルでのんびりします。ビーチはナマコが多いので、プールサイドでゆったり日なたぼっこ。。。

ホテルのプールサイドにて

え、見たくなかったって?(笑)それはともかくバーチャルの3日目の朝、次の目的地へ向かうため空港に着いたのは朝0730。今日のグアムは昨日とは一転どんよりと雲が垂れこめています。次の目的地は南洋の島パラオにしました。目的地までの距離は711.4マイルです。フライトプラナーをセットすると、0800エンジンをスタートさせました。今日のグアムは風は068度から19ノットです。機は0808、スムーズに飛び立ちました。

タモン湾上空からアガニヤ湾を望む

離陸後左旋回でグアム島観光に向かいます。高度3000フィートほどでタモン湾を眺めると、残念ながらホテル街は全く有りません。アガニアの街並みは有りますが、ニミッツビーチやココス島も有りません。最南端まで飛んだ後、機首を西に向け、いよいよパラオに向かって高度を上げます。今日の巡航高度はFL180を予定しています。

厚い雲を抜ける

今日はこの辺りはかなり天気が悪く、厚い雲に阻まれ、下界はほとんど見えません。FL180ではいまだ雲の中なので、少しずつ高度を上げ、結局FL260でようやく雲のトップに出ました。でもまださらに高層にも雲がかぶっています。南洋の海も見えず雲だけが見える単調なフライトの中、あともう少しでヤップ島というところでいきなりゴロゴロゴロ。。。なんと、雷鳴です。稲光は確認できませんが、ともかく時々ゴロゴロゴロと言う音が聞こえます。本物のフライトでコクピットで雷鳴が聞こえるのかどうかは知りませんが、とにかくびっくりしてしまいました。

ヤップ島上空を行く

一瞬の雲のすき間から前方に島影が見えました。あれがヤップ島です。行程は半ばというところでしょうか。この辺りからようやく雷鳴が止みました。でも相変わらず雲海のすぐしたに見ながらの飛行が続きます。しばらく飛ぶとADFがコロールのNDB371MHzを受信しました。パラオにはATISはありません。そこで真直ぐ空港を目指します。あと70マイルのところでエンジンをアイドルに戻し、降下を開始します。

コロール空港をインサイト

高度を5000フィートまで下ろすと、厚い雲の下へでました。前方に見える島影がパラオ諸島でしょう。NDBに従って真直ぐ飛ぶと前方下にコロール空港が見えてきました。淡い雲がかかっているところがなんともリアルですが、雲が見えている間は恐ろしくFRが下がります。NDBを通過後右旋回し、base turnでRWY09にアプローチします。この旅初めてのビジュアルアプローチにちょっと緊張しながら、慎重に高度を下げます。赤白のPAPIを見ながら、軽くフレアをかけ、機体はスムーズに着地しました。滑走路の半分ほどで折り返し、駐機場へ向かいます。

コロール空港に到着

グアムとを結ぶコンチネンタルのB727の隣に機体を止め、エンジンを止めました。到着は1021、時差が有るので飛行時間は3時間21分でした。使用燃料は136ガロンでした。雨こそ降っていませんが、空はどよんと曇っています。晴れ上がって、南国の青い空が望めるといいのですが。

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なお、コンチネンタルB727は釜井正善氏の作品です。素晴らしい作品を有難うございました。

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