1 月 16 日

パラオ - ポートモレスビー

午前中にパラオに着いたかずちゃん一行は、午後をのんびりパラオで過ごすことにしました。ふじ子ちゃんとピアスちゃんはのんびりビーチで日光浴、そしてかずちゃんは勇んでボートダイブへ。パラオといえばダイビングのメッカ。潜らない手は有りません。^^)

ビーチサイドでくつろぐ二人(想像図 ^^;)

パラオに潜るかずちゃん

楽しいパラオの休日を満喫した翌日、次の目的地ポートモレスビーを目指します。ポートモレスビーはパプアニューギニアの首都、パラオからは1264.0マイルの距離になります。燃料を満タンに積み込み、0900ちょうどエンジンをスタートさせました。今日もパラオの上空は厚い雲が覆っていますが、雨は降っていません。

コロール空港を離陸

RWY09より離陸し、軽い右旋回で機首をニューギニア島方向141度に向け、ぐんぐん上昇します。すぐに厚い雲に入りました。当初、巡航高度をFL260で予定していましたが、全然雲が切れないので、やむを得ずさらに上昇を続け、限界高度であるFL350でようやく雲海の上にでました。昨日のフライトはずっと雲の中でしたから久しぶりの上空の青空です。

雲海の上を行く

それにしてもFS2000の雲は本当にリアルです。コクピットから見た前方の雲は、まさに本物のコクピットから見た雲海そのままです。そのかわりめちゃくちゃ重くなります。雲海の上はFRが4-5しか出ないのが、雲が晴れ渡ると途端にFR160-200とかいう数字になっちゃいます。^^;)

パラオを離れて1時間半ほどで急に雲が切れてきました。前方には大海原が広がっています。後ろからふじ子ちゃんが運んでくれた手製のサンドイッチで昼食としゃれこみましょう。右手に島影が見えるとコパイ席のピアスちゃんがはしゃいでいます。ニューギニア島が見えてきたのです。

右手にニューギニア島を望む

ニューギニア島を横断する形でポートモレスビーに向かいます。この辺りは第2次大戦中の激戦地、左前方には有名なラバウル航空基地も有るはずです。50年前はこの辺りをゼロ戦がバンバン飛んでいたんでしょうね。

左手にオーエンスタンレー山脈を望む

ニューギニア島の真ん中には4000メートル級のオーエンスタンレー山脈が横たわっています。戦時中の零戦パイロットには魔女が住む山と恐れられたところです。でも今日は与圧装置のついたKingAir350です。高度35000フィートから余裕で見下ろしながらの飛行です。

前方にポートモレスビーの市街地が。

山脈を越え、左前方にパプア湾が見えてきました。下界は熱帯雨林が広がっていますが、その前方に市街地が見えてきました。あれが目指すポートモレスビーでしょう。残り80マイルほどで降下を開始します。ATISによれば風は全く有りません。快晴、視程は10マイルですので、ストレートインでRWY14Lを目指すことにしました。

ファイナルアプローチ

ILS 110.10MHzも使えるので、余裕で愛機はファイナルに入ります。ようやくGPWSのない着陸にも慣れてきました。軽いフレアとともにスムーズに機はポートモレスビーの地を踏みました。

ターミナルにて

1422、小型機用のターミナルにスポットイン。前方にはパプアニューギニアのナショナルフラッグキャリアAir NiuginiのA310やお隣りのオーストラリアから飛来したQANTASのB767も泊まっています。飛行時間は5時間22分、使用燃料は428ガロンでした。

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なお、Air NiuginiのA310はLes Penridge氏の作品です。またQANTASのB767はScott Tizzard氏のそれぞれ作品です。素晴らしい作品を有難うございました。

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