4月 2日

サンチアゴ - プエルト・モン

南米チリの首都サンチアゴに夜半に到着したかずちゃん一行。空港を降りて夜風の冷たさに、南太平洋の島々と違う南米大陸の秋の訪れを知りました。そう、季節はもう4月。これから訪れる地は南米大陸の最南端ケープ岬、そして目指す喜望峰もアフリカ大陸の最南端。ということはこれからどんどん冬に近づいているわけです。のんびりしていられません。というわけでサンチアゴの観光はお預けとして、次の目的地へ歩を進めることにしました。

ここから一気にケープ岬を目指すにはちょっと距離がありすぎます。そこでパタゴニア地方への中継地であるプエルトモンに降りることにしました。プエルトモンはチリの第10州ロス・ラゴス(たくさんの湖という意味)の州都でもあります。朝0830、サンチアゴのArtuto Merino Benitez国際空港に来てみて驚きました。これまでのデフォルトの空港に比べて、Cesar Carrasco氏の作られたアドオンシナリーのなんと精密なことでしょう!本当にリアルな作りです。

サンチアゴ空港の朝

目的地のプエルトモンまでは676マイル、フライトプランでは使用燃料は234.9ガロンと計算されています。せっかくなので高度は低めでのんびり有視界で飛んでみることにしましょう。コパイのピアスちゃんといつものようにチェックリストを済ませると、機体はするするとタキシングを開始しました。

滑走路へ向かう

右手にはランチリ航空の737や見慣れぬ塗装の機体なども止まっています。0837、機はふわっとエアボーン。高度18000フィートまで上昇を続けます。

サンチアゴ市街上空

市街地の上空をぐんぐん上昇していきます。空は良く晴れ渡っており、左手にはアンデス山脈の山並みもくっきりと見えています。

雲海の上に顔を出すアンデス山脈

まもなく下界は急速に雲が広がってきました。せっかく有視界飛行を楽しんでいたのに残念ですが、しかたありません。GPSを頼りに2時間ほどのフライトで、もうプエルトモンのVORを受信しました。この辺りから再び雲が切れ始め、湖の多いプエルトモンの風景が下界に見下ろせるようになりました。

海に面したプエルトモン市街

左手の山並みのいくつかは雪をかぶっています。季節の移り変わりを実感します。高度を下げ、ILSにのってゆっくりとプエルトモン空港に着陸しました。

ランチリの機体と並びスポットイン

到着時刻は1143、飛行時間は2時間5分でした。使用燃料は296ガロンです。さぁ、いよいよここを拠点にホーン岬を目指しましょう!

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なお、サンチアゴのArtuto Merino Benitez国際空港はCesar Carrasco氏の作られたFS2000用のシナリー(scel-1a.zip)を使わせていただきました。ランチリ航空のB747-100はArmando W氏の作品です。またランチリ航空のB737-200はMark Robertson氏の作品です。素晴らしい作品を有難うございました。

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