5月 7日
サルバドル - レシフェ(マルチ)
昨日はT.K機長のYSの中で大騒動にあったかずちゃん。今日は自分の機体に戻り、再びT.K機長とのマルチによる遊覧飛行を楽しみます。とは言ってもレシフェからはいよいよアフリカに向かっての大西洋越え。というわけで楽しかったT.K機長との旅もこれが最後です。
夕べもついつい遅くまでT.K機長と飲んでしまったかずちゃん。というわけで二人が空港に現れたのはもう11時になっていました。ここから南米の中でアフリカに最も近い街レシフェまでは350.9マイル。「それじゃぁ、出発しましょうか。」
左後方からT.K機長が迫る
すっかりピアちゃんとふじ子ちゃんがお熱を上げていた青年パイロットyoshi35000ftさんは、これから大学の講義があるとかで、急遽リオからもう帰国の途に着かれており、今回のマルチはT.K機長との中年二人旅(笑)。「じゃぁ、老練なテクニックを見せてやりますか。」(T.K機長)
まるでブルーインパルスみたい(笑)
私がまずオーパイで直線飛行し、これにT.K機長に接近してもらいました。見事なフォーメーション! まるでブルーインパルスのビデオを見ているようです。でも同じ速度で飛ぶのは本当に難しい。(^^;)
フォーメーションを組んでの洋上飛行
右に左に、そして上下左右。かずちゃんもアップルIIからのFS歴ですが、同じくT.K機長もこの道10年以上の大ベテラン。二人の中年パイロットの息はぴったり合っています。
レシフェの市街地上空
サンタマリアを少し過ぎたころから下界の天気が悪くなってきました。今日は景色を楽しむため高度は4000と低空での巡航でしたが、それでも時々雲に隠れ、僚機YSの姿が見えなくなります。下界は雨が降っているようです。
かずちゃんの機体に比べYSはCPUの性能などで、雨が降ると極端にFRが落ちてしまうとのこと。カクカクの中でのフライト、遠目に見ていても大変そうです。かずちゃんは一足先にビジュアルでレシフェ国際空港へ着陸し、スポットイン。続いてYSが降りてきます。あらあら、なんか降下が安定していません。まもなく着陸というのにまだ高度が高い!そこをテクニックで下ろそうとされていますが、ワンバウンド、ツーバウンド、、、あぁぁ、危ない、滑走路が終わっちゃう!
と思ったら急ブレーキで滑走路端でYSはかろうじて止まりました。さすが悪天候にも負けないT.K機長の老練なテクニック。
何事もなかったかのようにYSがスポットイン
「大変でしたね、大丈夫ですか?」と問いかけるかずちゃんに「だいじょぶ、だいじょぶ♪ いつもこんなときのために酒を飲んで鍛えているからね、わっはっは」。「そうじゃねぇだろ!」と怒っている隣の久美子ちゃんの姿が目に浮かぶようです。(^^)
なんだかんだの楽しかった弥次喜多道中も、今日が最後。港町のおいしい魚で今夜は別れの杯を酌み交わしましょう。お互いのこれからの道中の無事を祈って。
「まだ飲むんかい!」(久美子)
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今回のマルチの模様はT.K氏のホームページでも同時掲載されています。ぜひ併せてご覧ください。