1 月 6 日

羽田 - サイパン

いよいよ新企画、南の島巡りと喜望峰への旅の出発です。昨年末からPCの方もこの旅に向けていろいろとパワーアップをしてきましたし、KingAir350も慣熟飛行を繰り返してきました。とはいっても慣れたFS98とは違い、ちょっとした操作が一つ一つ違いますし、慣熟飛行の最中には一度機体を壊すハードランディング(クラッシュとも言う ^^;;)までやってしまったかずちゃん、ちょっと前途多難を思わせる船出です。

今回はスタート地点は自宅のある東京、羽田からとしました。FS98と違い、まだFS2000ではアドオンのシナリーはそれほど多くは発表されていません。もちろんFS98と比べるとそれなりにターミナルビルや管制塔などは(デフォルメされているとはいえ)設置はされてはいますが、残念ながら機体などが全く有りません。そこで、今回はその地に応じて駐機している機体を自分であらかじめ設置していこうと思います。

出発前の羽田空港

 羽田空港にはChan-Kenさんの作られたANA B6と後方にはJAS B777を設置してみました。元のFS2Kそのものが重いせいか、機体を置いてもFRはFS98程影響を受けないような印象を受けます。

1月6日朝0830、ついに再び冒険の旅に旅立ちます。最初の目的地はグアムを目指すことにしました。コパイ席ではピアスちゃんがてきぱきと出発の準備を進めています。Flight Plannerによると羽田からグアムまでの飛行距離は1458.6マイル、使用予定燃料は507.9ガロンと計算されました。KingAirの搭載燃料は538ガロンですから、ギリギリ到達できそうです。

Guamまでの飛行計画

後ろを振り返ってふじ子ちゃんとウィンクを交わすと、0830エンジンをスタートさせました。FS2Kではエンジンスタートも手順にしたがってとてもリアルにスタートできます。エンジンの始動音もすごくリアルです。ゆっくりとスロットルを押し出すとするするとKingAirはRWY34Rに向けてタキシングを開始しました。0842、かずちゃんは再び空の上の人になりました。

羽田34Rを離陸

キーンという小気味よいエンジン音とともに機体は上昇していきます。いつものように右旋回から東京湾を旋回して南下します。

東京湾上空

外部視点から見るとまるで写真のようです。雲の形状もFS98とは比べ物にならないリアルさです。今日は長距離フライトですので巡航高度FL280まで上昇します。

相模湾から富士山を望む

大島から三宅島、八丈島、父島、硫黄島と島伝いのフライトを予定しています。晴れ渡った冬空の中、遠く右手には富士山も見えています。ここでGPSをオンにしますと、機はフライトプランナーの通りにフライトをしていきます。

八丈島上空を南下中

若干雲も出てきましたが、ほとんど揺れもせず快適なフライトです。ただ問題はフライト計画書と比較すると燃料の消費が多いことです。当初290ノットぐらいで巡航していたのですが、このままではガス欠になってしまうかもしれません。燃料流入量計を見ながら思い切って250ノットぐらいまでスピードを落とします。

父島上空、見渡すかぎりの海原

機は硫黄島上空を通過しました。ここから先はサイパンまで島は有りません。燃料だけがどんどん減っていきます。ちょっとグアムまでは持たないかもしれません。でも硫黄島に降りなくてもサイパンまでは何とか持ちそうです。あとは無理して頑張ってグアムを目指すか。。。難しい決断です。

サイパン島上空

サイパンからグアムまでは119マイル、ちょっと不安な距離になってきました。最初からガス欠で落っこちては元も子もありません。一旦サイパンに降りることにしました。高度を下げていくと正面にタポチョ山を頂くサイパン島が見えてきました。もう燃料計はエンプティゾーンに入っています。空港上空を2100フィートで通過後右旋回し、procedure turnでILS 109.9MHzに乗ります。慎重を期し、ILSに乗っかってのアプローチです。PAPIは赤白です。500フィートでオーパイを切るとあとはマニュアルでスムーズにRWY 6に着陸しました。サイパンは予定外の着陸だったのであいにく機体を置いてありませんでしたから、国際空港とは言えちょっと寂しい風景です。

サイパン空港に到着

1416エンジンを停止しました。5時間46分の、ちょっとスリリングなフライトでした。残燃料は何と14ガロン!満タンの538ガロンのうち524ガロンを使い切った勘定です。とてもグアムまでは無理でした。よかった (^^)。

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