2月 20 日
タヒチ周遊ツアー(1)
---モーレア島とボラボラ島
せっかくタヒチまで来たのですから、ゆっくりと近くの島を見て歩くことにしましょう。タヒチ本当もいいですが、海のきれいさを満喫するなら周辺の島!ということで、パペーテ市街で一泊したかずちゃん一行は今日はボラボラ島を訪ねてみようと思います。今日のタヒチは久しぶりに快晴です。タヒチ島を遊覧飛行したのち、パペーテの対岸に横たわるモーレア島を訪れ、その後ボラボラ島に向かおうと思います。
ファアア国際空港に駐機しておいた愛機に登場したのは現地時間の朝0830。既に南国の陽は高く昇り、今朝の気温は既に26度です。燃料は満タンにし、コパイのピアちゃんと要領良くチェックリストを済ませると、0838、機は小気味よいエンジン音とともにファアア空港を飛び立ちました。
ファアア空港を離陸
フィジー以来長らく好天に恵まれませんでしたが、今日のタヒチは本当に抜けるような青空で私たちを迎えてくれています。
パペーテ市街上空
離陸してすぐ右下には昨夜一夜を過ごしたパペーテ市街が見えます。高度を2000フィートに保ちながらVFRでタヒチ本島をぐるっと一周観光飛行してきましょう。
タヒチ・ヌイからタヒチ・イチを望む
タヒチ本島はタヒチ・ヌイとイチという二つの円形の島がつながったヒョウタンのような格好をしています。火山島ですから真ん中には2000メートル級の山もそびえています。こういう観光飛行の時にはマルチモニターが最高に生きてきます。本当に遊覧飛行をしている気分になりますよ♪
ぐるっと本島を一周したかずちゃんはパペーテの対面に横たわるモーレア島に進路をとりました。風も弱く本島に気持ちの良いフライトです。
モーレア島へのアプローチ
モーレア島の東北端にTemae空港が見えてきました。この空港も英語版では欠損しています。DMEはありませんので、PAPIをたよりにビジュアルでアプローチします。
モーレア島に着陸
短い滑走路の半分も使わず、愛機は余裕でTemae空港に着陸しました。空港脇の駐機場にはエアータヒチのドルニエ228が停まっています。(実際はエアーモーレアが飛んでいるようです。)
エアータヒチのドルニエ228の脇に駐機する
このモーレア島は映画『南太平洋』のロケ地ともなった風光明媚な島です。クック湾とオプノフ湾が大きく切れ込んでおり、青いラグーンが本当にきれいです。
クック湾を望む
せっかくの好天ですし、一日レンタカーを借りてゆっくりとモーレア島をドライブすることにしました。ベルヴェデール展望台からの眺めは息を飲む素晴らしさです。タヒチに来て本当に良かった♪
お昼を食べて、のんびりしているうちに楽しい時間はどんどん過ぎ去っていきます。ふと気がつけば時刻はもう4時過ぎ。今日の宿泊地ボラボラ島までまだワンフライトしなければいけません。1630、南国の太陽はまだ高くにあります。エンジンをスタートさせると短い滑走路を目一杯使って愛機は次の目的地ボラボラ島に向けて飛び立ちました。
モーレア空港を離陸
目指すボラボラ島まではフアヒネ島を経由して約120マイルほどのフライトです。高度は10000フィートで、南太平洋上空をVFRでフライトします。
本島とモーレア島に別れを告げる
今日は雲も少ないので、下界に点々と横たわる名もしれぬフレンチポリネシアの島々を眺めながら、進みます。いろんな島が私たちを手招きしてくれます。前方に見えてきたフアヒネ島もその一つ。でももう宿を予約してあるので、今日は上空から挨拶だけ。
フアヒネ島上空を行く
フアヒネのVOR 112.7MHzを通過、進路を276度に向けると、あと45マイルほどでボラボラ島です。周辺はモツと呼ばれる小島とこれをつなぐリーフに囲まれており、空港はモツの一つに作られています。
ボラボラ島へのファイナルアプローチ
ボラボラ島にはDMEもPAPIもありませんので、ちょっと緊張。でも快晴で滑走路は遠くからインサイトできていますので、速度を充分落として慎重にアプローチ、ゆったりと愛機はモツに浮かぶ滑走路に到着しました。
ボラボラ空港
タヒチから飛んできたエアータヒチのATR42の脇に駐機しました。到着は1717、夕方なのに陽はまだ高くに位置しています。今日の使用燃料は114ガロンでした。無料の連絡船で島の中心ヴァイタペまで行き、今夜はここで一泊です。南太平洋の夕日を眺めながら、今夜は美女二人と愛を語らってみましょうか。
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なお、エアータヒチのDornier 228-212はJoel
Branchu氏の作品です。エアータヒチのATR42はJan
Visser氏の作品です。またモーレア島およびボラボラ島の素晴らしい写真はタヒチ観光局の公式紹介ページから転載させていただいたものです。素晴らしい作品を有難うございました。