2月 13 日

アメリカンサモア - タヒチ

アメリカンサモアのパゴパゴで一泊したかずちゃん一行は次なる目的地に向けて出発することにしました。次の目的地は南の楽園タヒチです。英語版FS2000にはタヒチのファアア空港がない(バグ)などの幾多の苦難がありましたが、yoshi35000ftさんなどの助けにより、ついにファアアの導入に成功、ついにこの日を迎えることができたのでした。

サモアからタヒチまではGPSによれば1243.9マイル、何とかキングエアは届く距離です。サモアの現地時間0900、エンジンをスタート。今日もサモアはあいにくの曇天です。満タンの燃料を確認すると、RWY23から愛機は念願のタヒチに向けて飛び立ちました。

パゴパゴ空港を離陸

離陸後左旋回でタヒチへ向けて方位086へ進路をとります。今日は長距離ですので、燃費も考えてFL310まで上昇することにしました。高度3000程で雲に入りましたがなかなか雲の層が厚く、且つ何層にも雲の層があるようで、上空に青空が見えたのは高度28000を越えてからでした。

雲のじゅうたんの上を行く

下界は一面真っ白な雲のじゅうたん。南国の海が眺められないのは残念ですが、雲海を見下ろすのもまたフライトのだいご味の一つでしょう。でもタヒチは晴れるといいなぁ。。

フレンチポリネシアの小島(モツ)を見下ろす。

願いが通じたのでしょうか。離陸して4時間あまり。下界の雲が次第に切れて来ました。雲の合間にサンゴ礁でできた不思議な形の島々が見えてきました。もうここはフレンチポリネシア。目的地はあとわずかです。

ボラボラ島の上空を行く

GPSとADFがボラボラ島の上空通過を告げました。左下を見下ろすとモツの一つに作られた空港がはっきり見えます。ここはタヒチから一飛びの美しい島。タヒチ滞在中にぜひ訪れてみようと思っている島ですが、今はひとまず飛び越えて、タヒチ本島を目指します。

モーレア島上空からタヒチ島を眺める

サモアを離陸して洋上をフライトすること5時間あまり。タヒチのVOR 112.90MHzを受信、雑音交じりのATISもキャッチしました。風は188度から8ノット、大した風ではないのでILSのあるRWY04を目指します。高度を下げていくとパペーテの市街と海を隔てたモーレア島が右に見えます。モーレア島もぜひタヒチ滞在中に行きたいと思っていた島です。空港上空を通過、右旋回でRWY 04にcircle approachです。

海辺リのファアア空港へファイナルアプローチ

しっかりILS 109.90MHzを捕まえると、ゆっくりとファイナルに入ります。つい昨日まで何もなかったタヒチ島に忽然と現れたファアア空港(笑)。皆さんの友情に支えられての喜望峰への旅。本当に失敗するわけには行きません。慎重にランディングさせなくちゃ。(^^)

ファアア空港にスポットイン

1000フィートを切ったところで若干風に煽られましたが、大したこともなく無事着陸です。現地時間の1521、愛機はエア・タヒチ・ヌイのA340の隣に無事スポットインしました。飛行時間は5時間21分、使用燃料は426ガロンでした。

アラホホの潮吹き岩を見に行く。

到着後は早速レンタカーを借りて島内観光です。パペーテの市街を見たあと、東に車を走らせ潮吹き岩などを見てきました。帰りにヴィーナス岬から対岸のモーレア島がきれいに眺められます。

遠くモーレア島を眺める

今夜はパペーテの市街で一泊、明日は島巡りに出かけましょう。今夜はおいしいもの食べて、早く寝ようね、ピアちゃんにふじ子ちゃん。

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なお、Air Tahiti NuiのA340-200はCamil Valiquette氏の作品です。またタヒチ島の素晴らしい写真はタヒチ観光局の公式紹介ページから転載させていただいたものです。素晴らしい作品を有難うございました。

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