プログラマーズノート 1
(BGMについて)
MIDIおよびMP3の再生はお使いのサウンドボードによって影響されます。
MIDIが再生されない、MP3が再生されないなどの場合はサウンドボードの設定を調べてみて下さい。
MIDIは再生できますが、MP3は再生されないというサウンドボードも多いようです。
MP3専用のソフトでは再生されるが、JFltcrwPro
ではMP3が再生できない場合もあります。
これは他の再生音声等との関係によるものです。
サウンドボードをより性能の良いものに変更する必要があるかもしれません。
BGMはMIDIとMP3のどちらかを選択できます。
JFltcrwPro 起動時の画面で選択を行います。
「B−7」: BGM音量(−)
「B−8」: BGM終了
「B−9」: BGM音量(+)
「B−0」: BGM開始/曲変更
(視点変更を軽くする方法)
視点の設定は FS2004 を表示させたまま行いますのでPCの能力によりとても重い場合があります。
そういう場合は FS2004 の画面を表示画面の半分以下に小さくして視点設定を行ってみてください。
FS2002/FS2004 の表示が小さくなる分PCの負担が軽くなり操作が軽くなります。
設定が終わったら FS2002/FS2004 の画面を元に戻しておきます。
(視点の回転速度について)
JFltcrwPro では出発前の空港アナウンスの時および飛行中に楽しむ
A-A キーでの外部視点の時に機体の周りをぐるぐると回る視点があります。
この機体の周りを回る視点の移動の速さは FS
の CFG ファイルを書き換える事により変更する事ができます。
FS2002 の場合は FS2002 フォルダーにある「FS2002.cfg」ファイルです。
FS2004 で Windows XP の場合は「C:\Documents
and Settings\????????\Application Data\Microsoft\FS2004\FS9.cfg」ファイルです。
FS2004 で Windows XP の場合になぜこんな面倒なところにあるのかは謎です。(怒
途中の \????????\ はご自分のログイン名です。
この CFG ファイルをノートパッドで開き、中の「PAN_RATE = 400」の行を探します。
この値を大きくすればより速く動くようになり、小さくすればより遅く(より細かく)動くようになります。
ちなみに私はこの値を100にしています。
(国内線、国際線について)
JFltcrwPro で出発空港、到着空港(行先空港)は国内線、国際線の空港から自由に選択する事ができます。
たとえば出発空港を国内線専用の旭川空港、到着空港(行先空港)を国際線専用のロンドン ヒースロー空港にする事もできます。
プログラムの中では出発空港、到着空港(行先空港)のどちらか一方または両方が国際線専用の空港ならば国際線、両方が国内線専用ならば国内線と判断します。
国際線の場合は航空会社を国際線航空会社から選択します。
国内線の場合は航空会社を国内線航空会社から選択します。
空港が国際線で航空会社を国内線を選択している場合はキャプテンのサインの時にその旨メッセージが表示され変更を促されます。
国際線の場合はパタパタ時刻表が国際線仕様となり、自分以外に表示される路線が国際線のものとなります。
国内線の場合はパタパタ時刻表が国内線仕様となり、自分以外に表示される路線が国内線のものとなります。
(空港のゲート番号について)
出発空港、到着空港(行先空港)の設定でゲート番号を設定します。
ゲート番号を設定しますと出発空港、到着空港(行先空港)のそれぞれのパタパタ時刻表にゲート番号が表示されます。
空港でのアナウンスにて設定されたゲート番号がアナウンスされます。
到着空港(行先空港)のゲート番号は着陸後
ATC のグランドからゲート番号を指示されます。
このとき B-B キーを押すと到着ゲート番号の設定画面が表示されますので
ATC グランドから指示されたゲート番号を入力します。
これにより到着のパタパタ時刻表と到着アナウンスで正しい到着ゲートが表示/アナウンスされます。
(出発時刻、到着時刻について)
出発時刻、到着時刻は現地時間で設定してください。
とくに国際線の時はご注意下さい。
出発時刻、到着時刻を現地時間で設定する事により、プログラム内部で時差を計算し標準時刻で記録されます。
フライト最後に表示されるフライトリポートで現地時刻と時差、標準時刻が表示されます。
飛行時間や予定時間に対する実際の飛行時間の計算もすべて標準時刻で行われます。
出発時刻、到着時刻はパタパタ時刻表に正しく表示され、それぞれの空港案内でアナウンスされます。
到着空港では到着時刻に対して実際にゲートインしたときの時刻を調べ「早着、定刻、10分遅れ、20分遅れ、30分遅れ.....」が調査され、その結果が到着時のパタパタ時刻表に表示および到着アナウンスでアナウンスされます。
どうぞお楽しみ下さい。♪
(気象と使用滑走路)
FS2004 では離着陸に使用する滑走路がそのときの風向きにより変更されます。
フライト前には JFltcrwPro で使用滑走路&プッシュバック方向を設定する前に必ず気象を読込んでおきましょう。
(プッシュバックについて)
プッシュバック方法には2種類の方法があります。
1.FS2002 タイプ
SLEW(高速移動モード)で行うプッシュバックです。
FS2000、FS2002 の場合に選択する事ができます。
SLEWモードを使用することによりバックする速度、回転する速度を細かに設定する事ができます。
バックする距離も正確に行われます。
FS2004 では動作しませんので、FS2004 では選択しないで下さい。
SLEW(高速移動モード)を使用しているため機体によってはプッシュバック中のエンジンスタートができないものがあります。
プッシュバック中にエンジンスタートができない場合はプッシュバックの設定でエンジンスタートをプッシュバックの前か後に行うようにして下さい。
2.FS2004 タイプ
Shift+P コマンドをプログラムで制御して行うプッシュバックです。
FS2002、FS2004 どちらでも使用できます。
FS2000 では使用できませんのでご注意下さい。
FS2002 の場合はよりこまやかに設定できる「1.FS2002」タイプをお勧めします。
バックする速度、回転する速度は変更できません。(設定値を替えても実際の速さは変わりません)
バックする距離は使用する機体に設定されている機体の全長により誤差があります。
Shift+P コマンドを使用しますのでプッシュバック中のエンジンスタートも問題なく行う事ができます。
(燃料搭載量について)
燃料タンクの場所や数は使用する機体によって違いますのでご注意ください。
燃料搭載量は同じタイプの機体でも作者によって燃費がことなるため一概に決める事は難しいです。
JFltcrwPro ではフライトが終わるとフライトレポートが表示され、ここに実際に使用された燃料の量が計算され表示されます。
同じ路線を同じ機体で運航する場合には JFltcrwPro
のフライトレポートを確認して最適な燃料搭載量を決めましょう。
(対出発地高度、対到着地高度について)
高度には気圧の変化から算出される海抜高度と電波高度計で計測される地上からの高度(対地高度)があります。
高度変化によりリデューススピードのコールなどを行う際にどちらの高度を使用するのが良いでしょうか?
答えはどちらもうまく行きません。
海抜高度を使用すると到着地の海抜高度がヨハネスブルクのようにめちゃめちゃ高いところにあったりした場合まったく使えません。
電波高度計による対地高度を使用した場合、到着地の滑走路手前に山や谷があった場合に対地高度が頻繁に変化し、これまたコールのタイミングとしてはでたらめになってしまいます。
そこで JFltcrwPro では「対出発地高度、対到着地高度」を計算で求める事にしました。
JFltcrwPro では出発/到着空港を選んだ時にそれぞれの空港の滑走路高度(海抜高度)をデータベースとして持っています。
出発の時のコールタイミングは出発空港の滑走路高度から現在の飛行機の海抜高度の差「対出発地高度」を、アプローチの時のコールタイミングは到着空港の滑走路高度から現在の飛行機の海抜高度の差「対到着地高度」を算出し使用しています。
(フライトプランの読込みについて)
駐機位置がずれている場合「SLEWモード」などで位置を微調整します。
その状態を「フライトの保存」で保存し、次回からは保存したファイルを読込むことで駐機位置が正しい状態になります。
フライトプラン読込の確定時に「出発空港に移動しますか?」の問いに「はい」を選んでしまうとせっかく設定していた駐機位置の微調整が台無しになってしまいますので「いいえ」を選ぶようにしましょう。
「いいえ」を選ぶことで自機の現在位置はそのままでフライトプランが適応されます。
飛行途中でフライトプランを変更する時もこの方法を使用することにより飛行途中から行先空港を変更することが可能となります。
(JFltcrwPro のプログラムについて)
JFltcrwPro には3つのプログラムファイルが
JFltcrwPro\ExePro フォルダーに入っています。
JFltcrwPro.exe ・・・・・ | JFltcrwPro の本体です。 各種設定、キー入力制御、キー入力による音声再生、サブプログラムの制御などを行います。 ユーザーインターフェースの全てを受け持ちます。 |
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JFltcrwExp.exe ・・・・・ | サブプログラムです。 JFltcrwPro.exe により制御され、自動的に起動/終了が行われます。 FS2004 との情報のやり取りをリアルタイムで行い、時々刻々と変化する状況を JFltcrwPro.exe に報告します。 JFltcrwPro.exe とのやり取りは「共有メモリ」および「ファイル渡し」で行っています。 速度コール、高度コール、フラップコール、リデューススピードコールなど時々刻々変化する FS2004 の状況に合わせた音声再生を行います。 FS2004 をリアルタイムで制御するプッシュバック処理や視点の切替など FS2004 の制御を受け持ちます。 |
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EyeSet.exe ・・・・・・・・ | サブプログラムです。 JFltcrwPro.exe により制御され、自動的に起動/終了が行われます。 使用する機体毎の視点の位置を設定するためのプログラムです。 |
(パタパタ時刻表について)
JFltcrwPro では出発時、到着時にパタパタ時刻表を表示させることができます。
パタパタ時刻表では自分の機体の情報が必ず一番上に来ます。
下の3つについてはランダムに選択された情報が表示されます。
国内線の場合は国内線用の航空会社および空港名が、国際線の場合は国際線用の航空会社および空港が選ばれ表示されます。
到着空港でのパタパタ時刻表には自分のフライトが予定時間に対してどうだったのか、早着、定刻、10分遅れ、20分遅れ......
が表示され空港のアナウンスでも「20分遅れで」などアナウンスされますよ♪
空港での臨場感、雰囲気をぐ〜んと盛り上げてくれるパタパタ時刻表をどうぞお楽しみ下さい。
パタパタ時刻表を表示すると FS2004 がポーズ状態になってしまう場合は、FS2004
のメニューから「設定」−「一般」−「タスク切り替え時にポーズ」のチェックを外してください。
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