
VODの後継ソフトNOVA2000はシェアウェアとなってしまいましたが、新しくEODというツールがフリーウェア公開されました。
まだ完全にはFS2000対応となっていないようですが、VOD3.0と比べると視覚的にオブジェクトの配置が確認できたり、色々と便利そうな機能も備えています。
上記の画像を見ていただくと、配置した二つのオブジェクトが見れると思いますが、選択された黄色いオブジェクトを画面を見ながら配置調整したりできます。(XYZの値を動かす)
おそらくFSDSではこんな感じで作成できると思うのですが、フリーウェアツールでもこういったソフトがあると助かりますね。 まだ開発途中かと思いますが、今後のアップデートも大変楽しみなツールです。
Official
Site: http://www.echos.ch/eod/
ちょこっと機能紹介
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EODは格納庫などのマクロは現在のところサポートされていないのですが、それ以外のマクロを作成するには大変便利なツールです。FS画面上で配置の確認をしなければならないVOD3.0と比較すると、作業の手間は半分以下で済むと思います。VODもまだまだ便利なツールですが、作成するオブジェクトによって使い分けると便利かもしれません。
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特徴・便利な点 ◇
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テクスチャの貼り付け
VODではBMPテクスチャファイルを上下反転させ範囲を指定していましたが、EODではTextureフォルダ内のBMPファイルをそのまま使用してテクスチャが指定できます。また、指定範囲のグリッド表示も拡大画面で見れるため、細かい位置調整が可能なようです。
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影の表示
VOD3.0ではNew
MSOで作成すると影が表示できないことがありましたが、EODマクロは影が表示できます。
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回転効果
マクロを自動的に回転させる機能の他に、視点によってマクロの角度が変わるオプションが設定できます。(木や人物マクロなどを、常にパイロットの視点角度に向くよう設定できます)
→ Rotate to Aircraft / Constant object rotation の各機能
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Shade Polygons
作成したマクロには、3通りのShadingがかけられます。
各オブジェクトの「Options」ボタンより選択します。

Hard
Shading ・・・ VODマクロのような感じです

Soft
Shading ・・・ 光の当たり具合によって光の強弱が表現されます

Illuminated
(no shadeing) ・・・ 夜間発光させます(昼間も少し光っています)

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その他気付いた点
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FS2000用のシーズンテクスチャ、夜間テクスチャ用オプションは現在のところまだサポートされていないようです。(V2.0.50
現在)
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Airport2.60だけでなくAirport2.10でもAPIマクロの読み込みはできますが、SCASM.exeは2.60などに添付されている最新版を使用したほうがよいと思います(FS2000)
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APIやASD用マクロを出力する際は、事前に
[ Project ] → [ Options ] → [ Paths ] で出力先フォルダを指定しておきます。
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一度保存したEODファイルが読み込めない(実行時エラー)時は、PCの時刻設定に日本語が入っている可能性がありますので、以下の方法で設定を変更して下さい。
1: |
まず、読み込めなくなった***.EODファイルをメモ帳などのテキストエディタで開きます。***.EODファイル内の日付部分に(月)のように日本語が入っていたら、その部分を削除します。 これでそのファイルは読み込めるようになりますが、再保存するとまた同じことになるので、以下の方法でPCの日付設定を変更しておきます。
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2: |
マイコンピュータ
→ [ コントロールパネル ] → [ 地域 ] → [ 日付 ] を開きます。 以下の画面のように、「短い形式」部分を変更しておきます。

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