BMP2000 簡単マニュアル

 

 BMP2000の入手先

 ダウンロードサイト: http://fly.to/mwgfx
 
※BMP2000本体 (bmp2k.zip) と、各種DLLをダウンロードします。特にmwgfx.dllは古いものでは動作しないみたいです。 Full DLL Setをダウンロードしておくといいかもしれません。

 BMP2000とは?

BMP2000はCFS/FS2000用のExtended BMPファイル作成ツールです。
Extended BMPとは・・・ BMP自体に透過情報を持たせたり、16bit,32bitといったカラー情報を持たせることができるBMPテクスチャファイルのようです。(通常の256色テクスチャは8bit)

透過Textureファイル

シナリの場合は透過情報を持ったBMPファイルが作成できるため、使い方によっては非常に面白い効果を生み出すかもしれません。う〜む、透過ならVODでもできるぢゃないか〜、というあなた、もっとすごいんですよ・・・

Extended BMPによる透過では、使用している256色全てに対し、個別に透過率を設定することができます。つまり、VODでは黒(R:0,B:0,G:0)に対してのみ透過指定を持たすことができましたが、こちらは緑でも青でも赤でも、もう好きに透かせて・・・ となるのです。どうです、ドキドキしてきたでしょう。\(_ _)
※黒色の透過だと、マクロの色の付いている部分の周辺が黒ずんで見えることがありますが、透過色を表示色の近似色に合わせることによりこういった表示も改善できます。

また、下記のように透過指定したマクロの表示が今ひとつかんばしくない場合でも、
表示具合を改善できる可能性を秘めています。

exbmp.gif (21410 バイト) (無修正サンプル)

画像を加工して
こんな風になったのではありません・・・

これはちょっと大げさかもしれませんが、右のVODの透過指定マクロ(100%)は、角度によってはこんなことになってしまいます。これでは透過を通り過ぎて丸見えです。。。 しかし、Extended BMPによる透過指定ではこういったことはあまり起こりません。遠くから見るとグリーンの個体に見えてしまいますが、近くで見た時はなかなかきれいに表示されます。
このマクロは黒以外にもグリーンの部分も透過させ、見た目の色合いを調整してあります。 以前FS98用シナリを作成した時、表示具合が今ひとつのため設置は見送ったのですが、FS2000ではExtended BMPのおかげでなんとか設置にこぎつけました。
もちろん左側のマクロも元はVODで作成したものです。VODで透過指定をしなくても、Extended BMPをテクスチャファイルとして指定すれば透過してくれます。

さらに・・・ FS2000用の空母サラトガシナリの夜景です。 Extended BMPを使用しているのかははっきり分かりませんが、こういったことも可能だと思います。上手くやれば光の拡散なども表現できるかもしれませんね。

exbmp0.jpg (16289 バイト)
サラトガシナリは光源から遠ざかるにつれて
光が弱くなっています。
U.S.S. SARATOGA (C) Robert Waszkiewicz (cv602v10.zip/cv602v12.zip Flightsim com)

 

 BMP2000による透過指定

それではBMP2000でExtended BMPを作成してみましょう。
BMPファイルはなんでも構いません、とりあえずは256×256の256色BMPファイルがあればOKです。
※テクスチャファイルですのでVODの指定から上下反転させたものを読み込みます。

(画面1)

exbmp1.gif (19356 バイト)

BMP2000を起動すると上の画面1が開きます。全ての機能は分かりませんが、透過BMPを作成するためのボタンについて説明します。
起動したら「Load any Image」からBMPファイルを開き、「Transparency」ボタンを押して透過指定を行います。

画面1: 操作説明
Load any Image  使用する256色BMPファイルを選択し開きます
Load Extended  Extended BMPファイルを開きます
Transparency  透過指定を行うボタンです。 別に指定画面が開きます(下図参照)
Save Extended Format Bitmap   保存ボタンです

 

(画面2)

exbmp2.gif (18617 バイト)

画面の「Transparency」ボタンを押すと上の画面2が開きます。 この画面の右側のパレットから色を選択し、透過率を設定します。 色がたくさんある場合は、おそらくどれがどれだか分からなくなると思いますので、使用するテクスチャは分かりやすいように色付けしておいたほうがいいかもしれませんね。

画面2: 操作説明
Colour  右のパレットと連動しています。指定する色の番号を選択します。
Transparency  透過率の設定を行います。0が完全に透過、255が不透過です。
Set All Opaque  全ての色を255(不透過)にします。
All to Current Colour  選択している色の透過率を他の全てに適用します。
Gradient to Current Colour  選択している色から段階的に透過率を上げます。
Set Colour 0 Transparent  0番を0(完全に透過)に設定します。
Current  現在選択している色の塗られている部分が確認できます。
Save Palette  透過率を設定したら、このボタンでパレットを保存します。
Exit  Save Paletteを押した後に最初の画面に戻ります。
   
その他不明  


画面2の「Transparency」で透過率を設定したら、「Save Palette」を押し「Exit」で最初の画面に戻ります。
最初の画面に戻ったら、「Save Extended Format Bitmap」を押してExtended BMPファイルとして保存します。

上手く保存できたら、ファイルのサイズを確認してみましょう。 普通の256色BMPファイルは66KB前後ですが、Extended BMPファイルは約87KBです。(256×256の場合)

透過率によってマクロの見え方も変わりますので、「Transparency」を0〜255の値で徐々に調整してみて、最適な透過率を探してみて下さい。FSの季節や時間帯も色々変えてみて調整したほうがいいみたいです。

 

 

 

 

ちょっとだけよ〜

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