AutoViewChan Manual for Ver1.14
AutoViewChan
   -- AutoViewChan(AutoViewモード)
   -- TowerViewSelector
      -- タワーデータ管理
      -- タワーデータのインポート
   -- オプション

 


1.AutoViewChanの起動:

 FS98/2000が起動している状態で、autoview.exeを実行します。
※FSが起動していない場合でも、TowerViewのデータ登録/変更とオプション設定を行うことができます。

別ウィンドウに画面を表示

2.AutoViewChanを使う

・・・ ウィンドウ表示切替え

画面下側のTowerViewSelector部分を表示/非表示にします。

・・・ 現在地にタワーを設定

 現在の航空機の位置にタワーを設定します。
※FS98の”航空機の位置に管制塔を設定”と同じ機能です。

・・・ 現在地を登録

 現在の航空機の位置をAutoViewChanに登録します。
5.1 タワー位置を新しく追加する」 を参照してください。

 ・・・ AutoViewモードON/OFF

 一定時間毎にタワー位置を変更し、航空機がカメラの前をパスしていく視点を作りだすことができます。フライト中、リプレイ中等いつでも有効です。
ウィンドウのタイトルが "Running - AutoView -"に変わり、一定間隔で 視点が変更されます。
もう一度ボタンを押すとAutoViewモードが解除されます。

※FSをタワー視点にしないと確認できません。Sキー及びShift+Sキーで視点変更できます。また、ビデオ再生中は”表示オプション”より管制塔視点を選択してください。

・・・ オプション画面
 AutoViewChanの各種設定を行います。 「3.AutoViewChanのオプション」を参照してください。

3.AutoViewChanのオプション

AutoViewChanの視点切替えの間隔やカメラ距離等を設定することができます。 ボタンをクリックするか、画面メニューから[ツール]→[オプション]で設定画面が開きます。


別ウィンドウに画面を表示

「操作後FSをアクティブにする」 (AutoView、TowerView共通)
 AutoViewChanを操作した後、FSのウィンドウをアクティブにします。 初期状態はチェック済み(有効)です。

「カメラ切替え間隔」
 カメラ位置を変更する間隔を設定します。初期値は14秒で、1秒単位で5〜60秒まで設定できます。

「機体〜カメラの距離」
 カメラと機体が一番近づいたときの距離を設定します。小型〜大型機と 書いてあるのは、Zoomが1.00で機体が最接近したときに画面からはみ出ない程度の距離ですので目安にしてください。
初期値は200feetです。(ZoomはBackSpaceキーで1.00にリセットできます)

「タワー優先距離」,「タワー優先高度」
 AutoViewをスタートする前の元のタワー位置から、この距離と高度以内に機体がある場合AutoView機能を無効にします。離陸時や着陸時にある程度空港に近づいたら元のタワー視点に戻したい場合に設定してください。
距離はノーティカルマイル、高度はフィートで元のタワーからの相対高度です。初期値は距離0nm、高度0feetです。

「長距離ビューの頻度」
 AutoViewモードのとき、ランダムでカメラを遠く離れた位置に置きます。
ここではその頻度を指定します。 "使用しない"→"すべて長距離ビューとする"にしたがって長距離ビューになる確率が高くなります。
初期値は"ときどき"です。

「切替え間隔」
 長距離ビューになったときの切替え間隔(秒)です。 5〜60秒の間で設定できますが、30秒以上に設定した方が眺めが良いようです。
初期値は30秒です。

AutoViewChanの設定を変更し終えたら、[OK]ボタンを押します。 操作を取り消したい場合は[キャンセル]ボタンを押します。

 

4.TowerViewSelectorを使う

タワー位置を登録しておき、好きなときに呼び出すことができる機能です。

AutoViewChanを起動すると、画面下にタワー位置の一覧が表示されます。 FSが起動しているときにこの一覧から選んでダブルクリックすることで FSのタワーが変更されます。 画面左上の"お気に入り"、"空港名"、"空港ID"、"その他"をクリックすること で、一覧表示するタワーの種類を変えることができます。

「お気に入り」・・・自分のお気に入りの場所一覧を表示します。
「空港名」・・・空港名で並び替えて一覧表示します。
「空港ID」・・・IDで並び替えて表示します。
「その他」・・・その他の種類の場所(名所など?)を表示します。

 

5.TowerViewSelectorのデータ管理

画面のメニューから [ツール]→[データ管理] をクリックすると TowerViewのデータ管理画面が開きます。ここではデータの変更・削除・新規登録 を行うことができます。
(新規登録はAutoViewChanメイン画面からも行えます)

「新規追加」
 タワー位置を新しく追加するときにチェックします。 未チェックのときは既存データの変更モードです。


「タワー一覧」
 画面左側のリストで、登録されているタワー位置を全て 表示しています。変更モードのときにリストをクリックすると、そのタワーの情報が右側に表示されます。

「空港、お気に入り、その他チェックボックス」
 メイン画面でタワー位置を表示するときの条件です。 例えばお気に入りをチェックして登録すれば、メイン画面で[お気に入り] を選択したときにそのタワー位置がリストに表示されます。

「ID」
 空港ID(4レター)です。英数字4文字で入力します。

「空港名」
 空港や地域の名称です。255文字まで入力できます。(必須入力)

「場所」
 タワー位置の名称です。255文字まで入力できます。

「緯度」
 タワー位置の緯度です。北緯はプラス、南緯はマイナスの数値で入力 します。(必須入力)

「経度」
 タワー位置の経度です。東経はプラス、西経はマイナスの数値で入力 します。(必須入力)

「高度」
 海面高度です。単位はfeetです。(必須入力)

5.1 タワー位置を新しく追加する

新規追加には2通りの方法があります。 タワー位置を手入力で行う方法と、 FSの機体位置を新しいタワー位置として登録する方法です。 (後者の方が非常に楽に追加できます。)

→ タワー位置を手入力する場合は、データ管理画面の左上、「新規追加」をチェック します。入力欄にそれぞれ入力後、[登録]ボタンを押します。

→ FSの機体をタワー位置として登録する場合は、メイン画面から行います。 FS上で機体をお好みの位置へ移動させ、AutoViewChanメイン画面の ボタンを押してください。 データ管理画面が開き、座標(緯度、経度)及び高度の入力欄に FSから取得した値がセットされていますので、空港ID、空港名、場所を 入力して[登録]ボタンを押します。

新規登録時にタワー一覧リストをダブルクリックすると、座標以外の項目(空港IDや場所など)をコピーすることができます。
データを連続して入力するときなどにご使用ください。

※ 登録できるデータ数は3万位準備していますが、画面表示に非常に時間がかかります。実用上、数百ヵ所が限度だと思ってください。


5.2 タワー位置のデータを変更する

「新規追加」が未チェックの状態で、タワー一覧から変更したいタワー位置を クリックします。 画面右側の入力欄に各データが表示されますので修正します。 [登録]ボタンを押します。


5.3 タワー位置のデータを削除する

「新規追加」が未チェックの状態で、タワー一覧から変更したいタワー位置を クリックします。 [削除]ボタンを押すと確認メッセージが出ますので良ければ[はい]をクリック します。

6.TowerViewSelectorのデータインポート

他の方が作成したタワー位置のデータをAutoViewChanに取り込むことができます。データは拡張子が".avcd"のファイルです。

6.1タワーデータをインポートする

TowerViewSelector用のタワーデータファイル(*.avcd)を取り込みます。
まずデータファイルを適当なフォルダに置き、[ファイル]→[タワーデータのインポート]を選択します。
ファイル選択ダイアログが表示されるので、用意したデータファイルを選択します。
確認画面が表示されるので"はい"を選択するとインポートが実行されます。
AutoViewChanに登録してあるデータとインポートファイルのデータが重複している場合、そのデータはインポートされません。(経度、緯度、高度の3項目が同一の場合)

※インポートに失敗したとき
データファイル(*.avcd)をメモ帳などで開き、ファイルの先頭に以下の一行が書き込んであるか確認してください。

;-------- TowerDataFile Ver1.0 for AutoViewChan --------

この1行が見つからない場合やVer*.*の数字が異なる場合AutoViewChanのデータファイルではないか、バージョンが違う可能性があります。(2000年4月時点のバージョンは 1.0です。)
データファイルの作成元にお問い合わせください。


6.2 インポート用ファイルを作る

AutoViewChanに登録したタワーデータからインポート用のファイルを作成します。(残念ながら作成画面などは用意していません(^^; )
まず、拡張子が".avcd" のテキストファイルを用意し、そのファイルの先頭へ次の一行をコピーします。  
 ;-------- TowerDataFile Ver1.0 for AutoViewChan --------
 
次に、AutoViewChanをインストールしたフォルダの中にある、"avcdata.txt"をメモ帳などで開きます。
その中から目的のタワーデータの行をコピーして、作成したavcdファイルへ貼り付けます。

例)  ファイル名 "test.avcd"
;-------- TowerDataFile Ver1.0 for AutoViewChan --------
0,,38:23:6961,141:12:3542,18,0,1,0,0,0,RJST,Matsushima Aero,07 end 0,,38:24:5288,141:13:8253,18,0,1,0,0,0,RJST,Matsushima Aero,25 end



!!! お願い !!!
AutoViewChanはFS98、FS2000両方で使用できますが、もしFS98用のインポートファイルを作る場合、空港名の先頭に"FS98_"の文字列を必ず追加して下さい。データが混同するのを防ぐためですので、どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m

例) ファイル名 "test_98.avcd"
;-------- TowerDataFile Ver1.0 for AutoViewChan --------
0,,38:23:7390,141:12:6342,13,0,1,0,0,0,RJST,FS98_Matsushima Aero,07 end 0,,38:24:4604,141:14:1658,13,0,1,0,0,0,RJST,FS98_Matsushima Aero,25 end

 

※AutoViewChanの使用法について解らないことがある場合、またバグを発見した場合は以下のBBSに書き込んで頂くか、メールにて問い合わせ下さい。書き込んで頂く際は、内容をなるべく詳しく書いてください。

それでは、よいフライトを!

FSviva!ola : http://www.ops.dti.ne.jp/~kootomo/
e-mail : kootomo@ops.dti.ne.jp
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