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フライト日: 2004年3月13日 巡航高度: 8,500フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜MAYAH〜OKC〜BAMBO〜RJFO
着陸空港: 大分空港 着陸方式 VISUAL (ストレート・イン)
天候も少しずつ春らしくなってきましたね。今日の西日本は穏やかな高気圧に覆われて晴天。雲ひとつ無い素晴らしい状況です。

整備士の方が試運転をしてくれていますが、終わり次第に乗り込みましょう。
天気が良いこともあって、多くの飛行機が八尾空港からも離陸していきます。我々も早速ですが乗り込みましょう。
エンジンスタート、ノーマルです。計器類も正常ですね。自動操縦は不具合があったために数週間前から修理にだしています。未だ直っていないので、今日のフライトは全てマニュアル操作のフライトになります。と言っても大丈夫、小型機は基本的に自動操縦の無い機体が多く、訓練も全てパイロットの手で操縦をすることになっていますからね。
RWY27に向けてタキシングです。
誘導路が交差します。レフトサイド、クリア。
RWY13−31に入ります。
Tower:
4044, cleared for takeoff, runway 27. Wind 260 at 4.

JA4044:
Roger, cleared for takeoff, runway 27.

離陸しましょう。飛んで行く方向が西ですから、離陸してから直進して上昇していきます。
大和川を左に見ながら上昇です。
もう少し行くと八尾の管制圏から離脱することになります。大和川がカーブを描くところがポイントです。

JA4044:
Yao Tower, 4044 approaching Asaka, leaving.

Tower:
4044 roger. Frequency change approved. Good'ay.
もう見慣れたポイントですよね。大和川の河口、大阪湾にでました。煙突から出る煙の流れ方で、弱い西の風が吹いていることが分かります。出発前の天気図で見た風力に近い感じですね。
視程は決して悪くはないですが、低高度で若干のガスが溜まっているんでしょうか。もう少し遠くまでクリアに見えてもいいようなものですが・・・
ポートアイランド沖の神戸空港埋立地が見えてきました。高度も今日の予定している巡航高度8,500フィート(約2,800メートル)まで上昇していきましょう。
巡航高度に到達しました。右上の時計のような計器が高度計です。8,500フィートを示していますね。左下の計器がコンパス、方位280度を示しています。
青空が綺麗です。
岡山県の牛窓です。海岸線が直線になっているので、非常に見つけ易いポイントですよね。
岡山市上空を通過します。
尾道あたりでしょうか。瀬戸内海の小さな島々・・・どんな生活をされているんでしょうかね〜

巡航中には下の景色を見ながら色々な想像が膨らみます。
Fukuoka Control:
Juliet-alfa 4044, contact Oita radar, 120.6

JA4044:
Roger, contact Oita 120.6. Thank you.

今まで管制を担当していた福岡の管制官が大分空港の進入管制官へ周波数を変更するように指示してきました。

我々は広島空港のあたりから航路を外れて大分空港に直行中です。位置的は屋代島上空です。
高度も下げていきましょう。

JA4044:
Oita Radar, 4044 is 35 DME northeast. Inbound with information Foxtrot.

Oita Radar:
4044 roger. Proceed 5 mile on final to runway 19. We have Cessna Citation making touch-and-go training.

今日は北側からの進入のようです。また、セスナ社製のビジネス・ジェット機が離着陸の訓練中の模様。サイテーションの方が明らかにスピードが速いので、間隔を間違えないように慎重に。
国東半島です。羽田海水浴場です。ここで左旋回をして大分空港のRWY19に直線で進入していきます。
先ほどのビジネスジェット機の位置が気になるのでタワーに聞いて見ましょう。

JA4044:
Oita Tower, 4044 requesting position of number 1 traffic.

Tower:
Number 1 traffic now on threshold runway 19.
JA4044:
Oita Tower, 4044 is now 5 DME for runway 19.

Tower:
4044 roger. Cleared to land runway 19, wind 180 at 6.
Touch-and-go traffic now entering left downwind.

JA4044:
Roger, cleared to land runway 19, 4044.
遠くのほうに愛媛県の佐田岬半島が見えますね〜
滑走路が近づいてきます。
ギヤが下りていることをチェック。
フラップもチェック。
特にスピードを維持していきましょう。低高度での失速は致命的です。
ここまでは着陸のやり直し、ゴー・アラウンドを意識しながら進入してきました。最終進入も安定していますね。このままでOK、着陸の最終決断です。
八尾から西の向かい風でした。途中から航路を外れてショートカットをしたお陰で、1時間45分で到着です。
Tower:
4044, pick up tango 4. Contact ground.

JA4044:
Roger, contact ground.

後ろからビジネスジェットが降りてきます。敏速に滑走路から離れましょう。
JA4044:
Oita Ground, 4044 is tango 4. Request taxi to spot 1.

Ground:
Roger, taxi to spot 1.
我々の駐機場は1番スポットです。
ここを左に。日本エアシステムのハンガーがありますね。
一番スポットに到着しました。小型機は旧ターミナルビルの前に駐機します。
帰りのフライトも晴天に恵まれると良いですよね。とりあえずは湯布院の温泉でのんびりしてから帰りましょう。