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今日は上空に寒気が入り込んでいるために、
大気はかなり不安定という予報です。積乱雲の発生
が高いということ。天気には特に注意をはらいましょう。 |
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整備士の方の試運転も終了していました。
外部点検を再度こなしてから荷物を載せましょう。
もちろん、最後に我々が乗り込みます。 |
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エンジンスタートはノーマルでした。
JA4044:
Yao Ground, good morning. 4044 is south apron,
request taxi for departure.
Gound:
4044 roger. Yao using runway 09. Taxi to runway 09.
今日の使用滑走路は9番、東向きの離陸のようです。
普段は逆方向の27番ですから、少し新鮮な感じですね。 |
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駐機エリアからタキシングを開始します。
いつもは「B」のマークのところを左折ですが、今日は
右に曲がっていきます。 |
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RWY09までは並行誘導路をタキシング。
滑走路の端まではRWY09側の方がRWY27と
比べるとダントツ近い距離にありますね。 |
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海上保安庁のハンガーを右にみながらタキシングです。 |
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外から空港に入ってくる時に走る道がフェンスの向こう
に見えています。その先には直ぐに民家も。
離陸前のエンジン・ランナップには少し騒音を控える
ように気をつかってしまいますね。 |
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RWY09の手前、黄色い線・点線が滑走路の手前で
停止する(管制塔の許可無く入ってはいけない)
「ホールド・ショート・ライン」というマーキングです。
ここで離陸前のチェックを行います。
エンジンの出力を上げての異常の確認です。 |
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Tower:
4044, cleared for takeoff, runway 09.
JA4044:
Roger, cleared for takeoff, runway 09.
管制塔から離陸許可がでました。
先ほどのホールド・ショート・ラインを超えて、
滑走路に向いましょう。 |
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滑走路の末端を示す数本の白い線。
そして滑走路の番号、進行方位でもある
「09」が。滑走路の番号は方位をしめしています。
この場合は90度、ようするに真東ということ。 |
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滑走路の中心線に機体を合わせて、コンパスが
滑走路の方位である90度にマッチしていることを確認。
それからスロットルをゆっくりと押していきましょう。
さあ、離陸します。
JA4044:
Yao Tower, 4044 is now rolling. |
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陸上自衛隊の八尾駐屯地が下に広がっています。 |
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っ我々が向う南方面。少し白っぽく視程はイマイチ。
このまま500フィートまで上昇してから右旋回です。
前方の生駒山には気をつけましょう。 |
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大和川を横断、このまま高度も上げていきます。 |
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現在、3,500フィート手前を通過中(上段、
左から4個目の計器)、速度は上昇速度として設定
されている104ノット(上段、左から2個目の計器)。
そして上昇率が毎分500フィートになっています
(下段、左から4個目の計器)。進行方向は
真南よりも少し西より(下段、左から3個目)。
これらの計器類から獲られる情報を即座に理解します。
巡航予定の6,500フィートまで上昇したら
自動操縦のスイッチを入れましょう。 |
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和歌山県と大阪府の県境のあたりです。 |
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このあたりから入道雲が多くなってきました。
避けるために、一旦ですが高度を7,000フィートまで
上昇させましょう。これから入道雲はもっと増える傾向
でしょうね〜。 |
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もう南紀空港も直ぐです。先ほどから高度を
下げ始めていました。ここは南部(みなべ)上空です。
JA4044:
Nanki Radio, 4044 is over Minabe, inbound.
Radio:
4044 roger. Nanki using runway 15.
Wind 120 at 15. Report left base.
南紀白浜空港はRWY15を使用中の模様。
このまま空港に向えば、ほぼ直線で滑走路まで
飛んでいけます。 |
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さらに高度を下げ続けましょう。
空港の標高は約800フィート弱(約270メートル)。
ここは田辺のあたり、野球場が見えますね。
その直ぐ右隣は明洋中学校だそうです。 |
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臨海浦海水浴場が手前に見えてきました。
先には白ら浜も見えています。
さらに先には南紀空港の滑走路が見えていますが
わかりますか?
JA4044:
Nanki Radio, 4044 is now on long left base.
Radio:
4044 roger, runway is clear. |
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海岸沿いを道路が走っていますね。
このあたりでランディング・ギヤを降ろしましょう。 |
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白良浜海水浴場上空を通過します。
着陸したら泳ぎに行きますが・・・ちょっと混んでる
感じですよね〜。
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まもなく着陸します。
右側に見えるコンクリート(大きなバツが沢山描いてある)
は昔の南紀白浜空港の滑走路です。今は使用
されていません。我々は左側の滑走路に着陸します。 |
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昔の滑走路の時もそうでしたが、
こちら側からのアプローチの時は最後に少し上昇気流
で機体が押し上げられます。地形の関係でしょう。
速度の維持には要注意です。 |
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ナイスランディング! |
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並行誘導路が無い南紀白浜空港では、
一旦滑走路上でUターンをしてから駐機場まで
向っていきます。 |
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Radio:
4044, taxi to south-bravo.
JA4044:
Roger, taxi to south-bravo. |
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駐機場に到着です。南側のエプロンで「B」という
駐機箇所が指定されました。隣には同じパイパー社製の
「マリブ」が来ていますね。 |
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さて、今から白良浜海水浴場に泳ぎに行きましょう。
既に山沿いでは積乱雲が発達し始めていますね。
帰りは特に注意していきましょう。 |