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フライト日: 2004年12月11日 巡航高度: 9,500フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜XMC〜LHE〜RJTO
着陸空港: 大島空港 着陸方式 VISUAL(レフトベース)
今月になっても今年を象徴した「異常気象」が。
天気のお陰で今月は飛べない日が続きました。
12月に入って初めてのフライトです。
JA4044:
Yao Ground, 4044 is south apron.
Request taxi for VFR departure to Oshima.

Ground:
4044 roger. Taxi to runway 27. Wind calm.
QNH 2996.

いつもの27番滑走路までタキシングです。
南側の駐機エリア前を横断していきます。
今日は有視界飛行状態とはいえ、正面の生駒の
山がはっきりとは見えていません。真上を見上げると
青空ですから、おそらく低高度だけ視程が
良くないのではないかと予想されます。

西の風にのって東に向うことも考慮して、
巡航の高度は高めに設定しておきましょう。
離陸前の点検も終了。出発OKです。

JA4044:
Yao Tower, 4044 is ready for departure.
Request east bound, departing on left downwind.

Tower:
4044 roger. Cleared for takeoff runway 27.
Wind 290 at 4.
ゆっくりと機体は離陸していきます。
南を見ても金剛山も見えていません。
視程が良い日はくっきりと山が見えているんですがね・・・

こういう日は計器もしっかり見ながら、でも
他の飛行機の見張りもしっかり行いましょう。
左に180度旋回して進路を東に。
高度も途中の1,800フィート(約600メートル)
まで上昇を続けていきましょう。
なんとなく下の白っぽ層と上の青空の境目が
分かりますね〜。
関空の管制官との調整もでき、1,800フィートから
巡航高度の9,500フィートまで上昇しましょう。

・・・と思いきや、下の高度は雲が結構多いですね。
おそらく、さっき見えていた白っぽい層と青空の
境目の高度あたりでモヤっていた層が雲に
なっているんでしょう。
高度計が9,500フィートを示しています。
右端の2個の計器も設定した航路上をバッチリ
飛んでいることを示しています。
このまま降下を開始するまで東に向って直進です。
雲がベッタリなので下は見えませんが、
伊勢湾上空(のはず)です。少しずつ雲に
切れ目は出てきましたね。
〜おっと。
このあたりからは雲もなくなって下の景色が
良く見えています。

豊橋市にさしかかった所です。
浜松の天竜川が見えてきました。
遠くには少し雪をかぶった富士山も見えますね。
ふむむ???
山肌が削られている跡がありますが・・・
しかも直線・・・

これって、建設が予定されている静岡空港の
工事をしているのかもしれません。
であれば思っていたよりも工事は進んでいる感じ。
焼津市と大井川が見えてきました。
駿河湾です。残り15分程度で大島空港に
到着してしまうので、そろそろ高度を下げ始める
必要があります。管制官に通報しましょう。

JA4044:
Tokyo Control, 4044 request descend.

Control:
4044 roger. Descend at pilot's discretion.
Report reaching 3-thousand.

JA4044:
Roger, descend at my discretion.
Check at 3. 4044.
駿河湾を横断。
伊豆半島の西海岸です。
このまま緩やかに降下を続けていきます。
天城山は紅葉をしていますね。
伊豆半島も横断、東海岸に出てきました。
JA4044:
Tokyo Control, 4044 is now 3-thousand and
continue descending.

Control:
4044 roger. No traffic reported around you.
Squawk 1200 and frequency change approved.
Contact Oshima radio.

3,000フィートを通過中です。前方には伊豆大島の
三原山が見えてきました。このまま降下を続けます。
飛行場も見えてきましたね。

JA4044:
Oshima Radio, 4044 is approaching long left
base for runway 03.

Radio:
4044 this is Oshima Radio.
Runway 03 is clear. Wind 060 at 11.
ゆっくりと左に旋回をして滑走路の延長線上に
のりましょう。

エアスピード・チェック、アンド、ギヤ・ダウン!
今日は大丈夫と思いますが、冬の時期の
大島空港は着陸直前に風が舞うことが多いので
少し高めにアプローチをするようにしています。
ソフトなランディングをするには
安定したアプローチは重要です。

エアスピード、アプローチ角、降下率・・・
すこし操縦桿を手前に引きましょう。
フレアです。
Radio:
4044, taxi to your spot.

JA4044:
Roger, taxi to spot.

フラップを上げて、トランスポンダーをOFF。
駐機場までタキシングです。
離陸してからのフライトタイムは1時間15分でした。
出発の時は視程もイマイチでしたが、
大島は快晴です。
東邦航空の「愛らんどシャトル」というヘリコプター
で伊豆諸島を結ぶヘリが来ていますね。

今日こそは三原山を登りましょう〜!