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フライト日: 2005年 2月25日 巡航高度: 2,500フィート
出発空港: サンノゼ・リードヒルビュー空港 ルート: KRHV〜E16〜WVI〜Santa Cruz〜KHAF
着陸空港: ハーフムーンベイ空港 着陸方式 VIAUAL(オーバーフィールド、ライトダウンウィンド)
シリコンバレーで有名なカリフォルニアのサンノゼ。
小型機専用のリード・ヒルビュー空港で
今日はセスナ172をレンタルしてフライトをしましょう。

ここ、ナイス・エアでレンタルをすることに。
機体番号はN73454です。
普段はパイパーに乗っていますから、久々の
高翼機です。訓練の時代を思い出す、少し
懐かしく、でも楽しみですね。
外部点検を行うのはどの飛行機も同じ。
パイパーとは手順やチェックの場所が違うので
記憶に頼らずチェックリストを使いましょう。
さあ、乗り込みます。
パイパーと違って両サイドから乗り込めますね。
頭に要注意、翼が上にありますから。
エンジンスタートもOKでした。
無線機の周波数をグランドコントロールにセットしましょう。
N73454:
Reid Hillview Ground, Cessna 73454 is Nice Air.
Request taxi.

Ground:
Cessna 454, roger. Taxi to runway 13 via Zulu.

N73454:
Roger, taxi to runway 13 via Zulu. Cessna 454.
滑走路、 RWY13までタキシングです。
この空港は並行滑走路で2本ありますから、
滑走路手前で左側の滑走路なのか右側なのか
の指示がくるでしょう。とりあえずタキシングを。
Ground:
Cessna 454, contact Tower, 119.8.

N73454:
Roger, going to Tower, 9.8. Cessna 454.

グランドコントローラーからタワーへの周波数変更です。
滑走路手前まできました。
一旦停止をして離陸前のエンジンチェックです。

左隣には尾輪式の高翼機が。
日本では尾輪式(前のタイヤが2個で後ろが1個)
の飛行機はほとんど見ないですからね〜。
Tower:
Cessna 454, cleared for takeoff, runway 13 left.

N73454:
Roger, cleared to go, runway 13 left. Cessna 73454.

離陸許可がでました。ゆっくりと滑走路に入りましょう。
ここの滑走路はディスプレイス(過走帯)があります。
いわいる、離陸用に使えても着陸用に使えない部分が
手前にあって、白い矢印が目印になっている滑走路です。
さあ、スロットルを押し込んで元気良く離陸しましょう。
まだまだ加速しましょう。
さあ、離陸の速度です。
パイパーよりも低い速度ですが、この飛行機は離陸OK。
ギヤ、アップ・・・と言いたいところですが、
この飛行機は車輪は出っ放しなので引き込む
必要がありません。
雲がベッタリとしていますが、視程は悪くありません。
気流も安定していますね〜。
最寄の高速(HWY101)の出口から空港まで
つながっている道路(Tully Road)を横断します。
住宅街みたいんですね。
このまま南に向って高度を2,500フィートまで
上げていきましょう。
手前の緑の丘と遠めの丘の間を高速道路が
走っています。ハイウェイ101ですが、これに並行して
飛べば進路は大丈夫です。
このあたりは緑が綺麗ですね〜。
日本では見れない風景です。
ところどころに牛が見えますね〜。
さて、ハイウェイ101を横断して、高速の西側を
並行して飛びましょう。
高速沿いに空港が見えてきました。
高速の直ぐ隣を並行して滑走路があります。
サウス・カウンティー空港(E16)です。
長い白い屋根はハンガーでしょうかね。
さあ、進路を西にとって、モンテレイ湾に出ましょう。
太平洋まで出たら湾岸沿いを北上します。
このあたりから北上です。
翼の下あたりに滑走路が見えるのがわかりますか?
ワトソンビル空港(KWVI)です。

ところで、このあたりはサンノゼと違って青空ですね。
とは言っても、北に行けばまた雲が多くなってくる
でしょうけどね。
サンタ・クルーズです。
浜辺沿いには遊園地がありますね。
そして海に突き出ている有名なボードウォーク。

サンタ・クルーズはサーフィングの歴史がある街なんです。
その昔、アメリカ本土にサーフィングをハワイから持ってきて
最初に上陸した街、要するにアメリカにとっては
「サーフィングの発祥の地」と言っても過言ではありません。
さあ、海岸線沿いを北に進んでいきましょう。
何かの工場なんでしょうね。
さて、雲も再び多くなってきました。
海岸線には強い波でできた大きな洞窟が
沢山できています。

目的地のハーフムーンベイも真近です。
空港が見えてきました。
ここは管制塔が無い空港です。日本と違って
管制塔が無い空港はアメリカには多いんですよ。
位置通報や着陸などは決められた周波数を使って
一方的に情報提供をするのがルールになっています。

Traffic:
Half Moon Bay Traffic, Cessna 454 is 5 miles
south at 1.5. Will cross over field to enter
right down wind for runay 30. Half Moon Bay Traffic.
ほらほら、滑走路が見えてきましたね。
ここは山側のダウンウィンドに入る決まりになって
います。管制塔も無いので、ストレートインのランディング
は避けましょう。

一旦、空港上空まで飛んで右旋回をして
ダウンウィンドに入ります。
さあ、右旋回。

Traffic:
Half Moon Bay Traffic, Cessna 454 is now
over field and entering right downwind, runway 30.
Half Moon Bay.

このあたりで滑走路と並行になります。
手前の道路も丁度よい目安ですね。

速度を落として高度を少しずつ下げていきましょう。
右旋回、べースターンです。
フラップをダウン。
Traffic:
Half Moon Bay Traffic, Cessna 454 is
turning final, runway 30. Half Moon Bay.

滑走路を見ながらファイナルターンです。
タイヤは出っ放しの飛行機ですから、ギヤを
下げる操作は不要です。
ちょっと高めですが大丈夫でしょう。
スピードはしっかりと注意しましょう。
風も殆ど吹いていないようですし、気流も
安定しています。
さあ、センターラインにアラインしましょう。
良い感じのアプローチです。
徐々に速度を落としていきます。
滑走路の奥手に視線を向けて着陸の
姿勢を保ちましょう。
ちょっと操縦桿を引けばランディングです。
そして優しくブレーキング。
できるだけ早く滑走路を空けましょう。
タキシーウェイに出て駐機場に向います。

Traffic:
Half Moon Bay Traffic, Cessna 454 is
now off of active. Half Moon Bay.
このあたりに留めますか。
特に決められた場所があるわけではないので、
空いているところに留めれば大丈夫です。
他には飛行機が着ていないみたいですね。
おつかれさまでした。
サンノゼに戻る前にお昼ご飯にしましょう。
ターミナルビルという程の大げさな建物では
ありませんが、雰囲気のある素敵なターミナルです。
中にはレストランもあるようですから、ここで
食事をするとしましょう。

とりあえずはコーヒーですかね。