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フライト日: 2005年 4月 9日 巡航高度: 8,500フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜枚方〜CUE〜RJNF
着陸空港: 福井空港 着陸方式 VIAUAL(ストレート・イン)
ようやく春も到来、雪も解けているはずの
福井まで飛びましょう。

都合で午後には帰ってこないといけないので、
半日のフライトには丁度よい距離ですしね。
荷物入れにカバンなどを入れて外部点検を
していきましょう。

外部点検はいつも同じパターンでこなしていく
ことで、チェック漏れ等を防げますよね。

まずは右の翼から反時計回りに見ていきましょう。
3箇所ある燃料のチェックです。
正面のエンジンカウルからも燃料のサンプルを
取り出して、色や臭いをチェックしていきましょう。
そして左の翼についている失速時の装置です。
銀色の「ベロ」が軽く上に上がるかの動作確認です。
外部点検で結構忘れがちなのが機体の底です。
アンテナ類の損傷チェックは勿論、機体自体への
ダメージが無いかも大切な外部点検です。
さて、外部点検も無事終わったので機内に
乗り込みましょう。救命胴衣が取り出しやすい
場所にあるかも今のうちにチェックしておきましょうね。
エンジンスタートの前にポータブルの航空用GPS
にデータを入力です。今日の飛行ルートを入力
すれば、飛行中の位置は勿論、航路上の次の
ポイントまでの距離、方位、飛行時間などが表示
されるので非常に便利ですよ。
チェックリストに沿ってエンジンスタートです。

ブルブル・・・・っと元気にプロペラが回転してきました。
JA4044:
Yao Ground, this is Juliet-alfa 4044.

Ground:
4044, Yao Ground. Go ahead.

JA4044:
4044 south apron. Request taxi for VFR to Fukui.

Ground:
4044, taxi to runway 27. Wind 280 at 8.
QNH 3012.
RWY27までタキシングしてきました。
先ほど別の飛行機が着陸してきましたが、
我々の離陸は彼らが滑走路から出てから一番目の
模様です。

滑走路に進入して離陸待機の指示が管制塔から
でました。
Tower:
4044, Yao Tower. Runway 27.
Cleared for takeoff.

JA4044r:
4044 roger, cleared for takeoff, runway 27.

スロットルをゆっくりと押してパワーを離陸用に
セットしましょう。滑走路上を飛行機が加速
し始めます。
計器類も全てノーマルです。
操縦桿を手前に引いて離陸しましょう。
上昇速度は104ノットですよ。
松原ジャンクションですね。
500フィートまで直進で上昇しましょう。
パワーを少し絞って上昇用にセットです。
500フィートまで上昇してきましたから、
ここで右旋回、進路を北にとりましょう。
近畿道を右手にみながら、とりあえずは1,300
フィートまで上昇していきましょうか。
久宝寺公園上空ですね。
手前には市営のプールも見えています。
近畿大学の上空通過です。

JA4044:
Yao Tower, 4044 is approaching 5 miles
north. Leaving control zone.

Tower:
4044, roger. Frequency change approved.

周波数を関空に変更して高度の上昇許可を
もらいましょう。巡航高度は8,500フィートを
予定しています。
TCA:
4044, climb and maintain 8 thousand 5
hundred. Maintain VMC.

JA4044:
Roger, climb and maintain 8 thousand 5
hundred. Maintain VMC.

寝屋川の上空です。
前方に京阪電車の車庫が見えてきました。
8,500フィートまで上昇中です。
西の風に押されているので、この調子だと
巡航高度に到達するのは京都の手前あたり
でしょうかね。

枚方パークの上空を通過中。
良い感じで上昇してきました。
予測したとおり、京都の上空で巡航高度に
到達しました。気流も安定していますし、
気温も丁度よい温度に調整できています。
琵琶湖上空ですが、どのへんでしょうかね。
高速の志賀インターのあたりでしょうかね。
頂上に少し雪が残っているのは琵琶湖バレーの
スキー場があるあたりでしょうか。
船木崎です。
琵琶湖に流れ込んでいる川は安曇川です。

ここまで来れば大きな琵琶湖も間もなく
北側の岸ですよ。
やはり北の方は少しですが雪が残ってますね。
このあたりは未だ未だ多く残っているほうですよ。
さあ、そろそろ降下を開始しましょう。
8,500フィートから1分あたり500フィート
の降下率だと1,000フィートまで降りるのに
15分も必要ですからね。

前方の山は日野山(標高790メートルくらい)です。
福井の平野部が広がってきました。
黄砂のせいでしょうか、空に薄っすらと層が
できています。
福井の町が前方に見えてきました。
遠くに滑走路も確認できています。
JA4044:
Fukui Radio, good morning.
Juliet-alfa 4044 is Fukui station, inbound.

Radio:
4044 roger. Runway 36. Wind 290 at 5.
Report 3 miles on final.

福井駅上空です。未だまだ降下を続けましょう。
ギヤダウン。
速度も少し減速しましょう。
フラップも降ろしましょう。
ギヤが降りていることは緑のランプで
確認できます。

JA4044:
Fukui radio, 4044 is now 3 miles on final,
runway 36.

Radio:
4044 roger. Runway is clear. Wind 290 at 7.

JA4044:
Roger, runway 36 is clear. 4044.
アプローチは安定しています。
少し左側からの横風ですが大丈夫。
最後まで集中です。
スピードも安定。センターライン上にしっかりと
のせていきましょう。
Radio:
4044, taxi back runway 36 and taxi to spot.

JA4044:
Roger, taxi back runway 36 and
to spot. 4044.

前に飛んできた時は滑走路の両端には白い線が
ありませんでした。この冬に新しくペインティング
されたみたいですね。遠くからも滑走路が見やすくて
非常に良くなりましたね。
ターミナルビルの前が駐機場です。
ゆっくりとタキシングしていきましょう。
昔は旅客機も就航していましたが、
今は小型機だけが利用するローカル空港に
なっています。ありがたいと言うか、寂しいというか・・・。
右に機体を回転させて停止。
エンジンをカット・オフしましょう。
おつかれさまでした。
ターミナルにはお店はありませんから、
自販機のお茶を飲んで八尾に帰りましょうね〜。