フライト選択画面に戻る
フライト日: 2006年 4月30日 巡航高度: 9,500フィート
出発空港: 松山空港 ルート: RJOM〜KTE〜TSC〜ARITA〜SKE〜RJOY
着陸空港: 八尾空港 着陸方式 VOR/DME-C
さて、松山までは濃い黄砂で視界は決して
よくありませんでしたが、帰りも同じような状況
で変化はなさそうです。

高い高度で追い風にのって八尾まで帰りましょう。
アシアナ航空が出発のプッシュバックを完了
してタキシングを開始しました。どうやら滑走路は
RWY32のようですね。
JALのダッシュ8も出発の準備中のようです。

我々も外部点検をしていきましょう。
フラップも異常なしです。機体の損傷が
ないかも目でしっかりチェックしていきましょうね。
特に問題はないようですから機内に
入ってください。扉をしめますよ。
問題なくエンジンもスタートしました。
計器類も万事OKです。タキシングの
リクエストをしましょう。

JA4044:
Matsuyama Tower, good afternoon.
4044 is with you with information India.

Tower:
4044 roger. Taxi to runway 14. Wind 220 at 4.
さっきアシアナ航空はRWY32へタキシング
していきましたが、我々は反対側のRWY14の
ようですね。まあ横風なのでどちらでも大丈夫
ですけど。
空港の北側に松山に常駐する小型機が
留まっているみたいですね。
工場地帯も直ぐ隣にある空港です。
数年前に滑走路を3000メートルまで
延長したので、地上滑走も長い空港ですね。
これまた大手の大きな工場ですね。
RWY14のタンゴ2まで到着しました。
ここで離陸前の点検をしておきます。
JA4044:
Matsuyama Tower, 4044 is ready for
departure from Tango 2.

Tower:
4044, hold short of runway.
Arriving traffic 3 miles on final.

JA4044:
Roger, hold short. 4044.

何やら到着機がすぐ手前まで降りてきている
ようですね。ここで停止したままスタンバイです。
着ました着ました。
全日空のダッシュ8のようですね。
Tower:
4044, taxi into position and hold, runway 14.

JA4044:
Roger, into position and hold runway 14. 4044.

滑走路に入って離陸許可を待つ指示です。
スロットルをゆっくり押して滑走路上に入りましょう。
Tower:
4044, wind 230 at 6.
Cleared for takeoff runway 14.

JA4044:
Roger, 4044 is cleared for takeoff, runway 14.

さあ離陸します。センターラインにしっかり
のせて加速しましょう。
77ノットでローテーション。
ポジティブレート、ギヤアップです。
左旋回をしましょう。
レフトサイド、クリア!
巡航高度の9,500まで104ノットで
上昇していきましょう。

重信川を横断していきます。
松山市内が見えてきました。

この高度でスロットルとプロペラの角度を
上昇設定にしておきましょう。

プロペラが2450回転、スロットルが33インチ。
離陸してきた松山空港が翼の先に見えています。

今一度エンジン関係に異常がないかをチェックして
おきましょう。何かあれば未だ松山空港に
引き返せますからね。
決して視界は悪くはありませんが、山の
上の方はボヤっとしていますね。
山の頂上にお城みたいなのが見えています。
市内の北側にある総合公園だったと思います。
松山城と道後温泉が見えています。
このあたりで少し右旋回、進路を高松に
向けて行きましょう。来る時は明石海峡を
通ってきましたが、帰りは鳴門海峡を通って
和歌山周りで戻ります。
城山でしょうかね。山に衝突するような
高度ではないので大丈夫ですけど。

JA4044:
Matsuyama Tower, 4044 is 5 miles north.
Leaving control zone.

Tower:
4044 roger. Contact Iwakuni approach.

JA4044:
Roger, Iwakuni. Good'ay. 4044.
JA4044:
Iwakuni Approach, 4044 is with you leaving
5 thousand 5 hundred for 9 point 5.

Approach:
4044, Iwakuni Approach. Radar contact.
You're 7 miles northest of Matsuyama,
altitude read out 5,500. Altimeter is 3017.

JA4044:
Roger, 3017 on the altimeter. 4044.

現在5,500フィートを通過中です。まだまだ
上昇を続けましょう。
ん〜、帰りも黄砂がきついですね。
ボヤっとしています。

このあたりで自動操縦をONにしておきましょう。
追い風も強いので、対地速度で時速400キロ弱
も出ていますよ。
だんだん日が沈んできました。
空がちょっと神秘的な色に変わってきましたね。

Approach:
4044, contact Fukuoka Control.

JA4044:
4044, roger. Contact Fukuoka. Good'ay.
巡航高度の9,500フィートです。
スロットルを巡航に設定しておきましょう。
エンジン関係やその他計器の正常も
頻繁にチェックしながら飛びましょう。
前方は青空ですが、下の地形がはっきりと
見えているわけではありません。
気流は安定しているんですけどね〜。
高松空港の真上まできました。
ここから徳島VORTACを目指しましょう。
ますます日が沈んできました。
ちょっと夕焼けっぽくなってますね。

Control:
4044, contact Kansai Approach, 120.25.

JA4044:
Roger, contact Kansai 120.25. 4044.

黄砂で視界がボヤっとしているので、八尾には
計器進入のリクエストを出してみましょう。
徳島を過ぎました。ここからは22マイル東へ
飛ぶと「ARITA」ポイントという航空路の交差点
に、その後は信太VORまで直行です。
計器飛行用の地図でルートや高度のチェックを
しておきましょう。
和歌山沖まできました。進路を北東にとりましょう。

Approach:
4044, descend and maintain 6 thousand
at pilot's discretion. Contact Kansai
Approach 120.45.

JA4044:
Roger, 6 thousand at my discretion. 120.45.

6,000フィートまで降下の指示です。
進入管制管の周波数への無線変更も要求
してきました。旅客機も多いので無線も忙しく
なってきましね。
関空沖です。気流が悪いんでしょうかね、
けっこう揺れてきました。自動操縦をOFFに
して操縦桿をしっかり握って操縦していきましょう。

Approach:
4044, descend and maintain 4,000.
Cleared for VOR-DME Charlie approach.
Report leaving high station.

JA4044:
Roger, 4,000. Cleared for VOR-DME Charlie
approach. Report high station, 4044.
大阪湾の湾岸や岸和田あたりが見えて
きましたね。市内や神戸はまったく見えていません。

JA4044:
Kansai Approach, 4044 is now leaving
Shinoda.

Approach:
Roger, contact Yao Tower, 124.35.

JA4044:
Yao Tower, 124.35. お世話になりました。4044.
JA4044:
Yao Tower, good evening. 4044 is with
you on VOR-DME?Charlie approach.

Tower:
4044 roger. Report field in sight.

堺市にある大泉緑地の南側を通過です。
高度も1,080フィートまで降下をしていきましょう。
大和川が見えてきました。

JA4044:
Yao Tower, 4044 has the field in sight.

Tower:
4044 roger. Has you in sight. Cleared to
land runway 27. Wind 270 at 16.

JA4044:
Roger, cleared to land runway 27. 4044.
八尾空港のダウンウインドに入りましょう。
大和川の向こう側に見えている緑色の部分が
滑走路になります。
仲哀天皇陵ですね。町には灯りも
つき始めたようです。

ギヤを降ろして100ノットまで減速です。
生駒山の手前、大和川が曲がるところです。
奥手の鉄橋を目安に左旋回、ベースターンです。
夕日が大和川の水面に反射して綺麗ですね。
ベースターン終了です。
フラップを下ろして90ノットまで減速しましょう。
生駒山に平行して北向きに。
RWY27のファイナルターンの目印にしている
ゴルフの練習場に照明が点いています。
左旋回、ファイナルターンです。
80ノットまで減速していきましょう。
滑走路にはランウェイライトが点灯されていますね。
進入角度を示す白と赤の照明、パピ(PAPI)
が4.5度の降下角度が問題ないことを教えて
くれます。エアスピードに注意をしながら進入を
続けましょう。
Tower:
Wind check, 270 at 14.

JA4044:
Thank you.

いいところで管制から風の情報がありました。
今日は和歌山沖から風が思ったよりも強かったので
ランディング時の風は気になりますね。
最後まで気を緩めないように。
ギヤが降りていることも再度チェック。

ランディング決断です。
滑走路が近づいてゆっくりと操縦桿を
引いてフレア、着地後に少し着陸滑走を
してから優しくブレーキをふみましょう。
Tower:
4044, turn right at Alfa 3, contact Ground.

JA4044:
Roger, Alfa 3 then Ground. 4044.
エプロンも照明が点灯されています。
なんとなく静かですね。

JA4044:
Yao Ground, good evening.
4044 Alfa 3, request taxi to south apron.

Ground:
4044, taxi to south apron.
駐機場までタキシングです。
もう少しすると夜になって真っ暗ですね。
エンジンOFF、オールシステムOFF。

和歌山沖は揺れましたが大丈夫でしたか?
追い風にのって1時間強で帰ってきました。
驚く程速かったですね。

おつかれさまでした。