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さて、松山までは濃い黄砂で視界は決して
よくありませんでしたが、帰りも同じような状況
で変化はなさそうです。
高い高度で追い風にのって八尾まで帰りましょう。 |
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アシアナ航空が出発のプッシュバックを完了
してタキシングを開始しました。どうやら滑走路は
RWY32のようですね。 |
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JALのダッシュ8も出発の準備中のようです。
我々も外部点検をしていきましょう。 |
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フラップも異常なしです。機体の損傷が
ないかも目でしっかりチェックしていきましょうね。 |
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特に問題はないようですから機内に
入ってください。扉をしめますよ。 |
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問題なくエンジンもスタートしました。
計器類も万事OKです。タキシングの
リクエストをしましょう。
JA4044:
Matsuyama Tower, good afternoon.
4044 is with you with information India.
Tower:
4044 roger. Taxi to runway 14. Wind 220 at 4. |
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さっきアシアナ航空はRWY32へタキシング
していきましたが、我々は反対側のRWY14の
ようですね。まあ横風なのでどちらでも大丈夫
ですけど。 |
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空港の北側に松山に常駐する小型機が
留まっているみたいですね。 |
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工場地帯も直ぐ隣にある空港です。 |
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数年前に滑走路を3000メートルまで
延長したので、地上滑走も長い空港ですね。 |
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これまた大手の大きな工場ですね。
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RWY14のタンゴ2まで到着しました。
ここで離陸前の点検をしておきます。 |
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JA4044:
Matsuyama Tower, 4044 is ready for
departure from Tango 2.
Tower:
4044, hold short of runway.
Arriving traffic 3 miles on final.
JA4044:
Roger, hold short. 4044.
何やら到着機がすぐ手前まで降りてきている
ようですね。ここで停止したままスタンバイです。 |
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着ました着ました。
全日空のダッシュ8のようですね。 |
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Tower:
4044, taxi into position and hold, runway 14.
JA4044:
Roger, into position and hold runway 14. 4044.
滑走路に入って離陸許可を待つ指示です。
スロットルをゆっくり押して滑走路上に入りましょう。 |
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Tower:
4044, wind 230 at 6.
Cleared for takeoff runway 14.
JA4044:
Roger, 4044 is cleared for takeoff, runway 14.
さあ離陸します。センターラインにしっかり
のせて加速しましょう。 |
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77ノットでローテーション。
ポジティブレート、ギヤアップです。 |
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左旋回をしましょう。
レフトサイド、クリア! |
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巡航高度の9,500まで104ノットで
上昇していきましょう。
重信川を横断していきます。 |
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松山市内が見えてきました。
この高度でスロットルとプロペラの角度を
上昇設定にしておきましょう。
プロペラが2450回転、スロットルが33インチ。 |
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離陸してきた松山空港が翼の先に見えています。
今一度エンジン関係に異常がないかをチェックして
おきましょう。何かあれば未だ松山空港に
引き返せますからね。 |
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決して視界は悪くはありませんが、山の
上の方はボヤっとしていますね。 |
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山の頂上にお城みたいなのが見えています。
市内の北側にある総合公園だったと思います。 |
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松山城と道後温泉が見えています。 |
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このあたりで少し右旋回、進路を高松に
向けて行きましょう。来る時は明石海峡を
通ってきましたが、帰りは鳴門海峡を通って
和歌山周りで戻ります。 |
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城山でしょうかね。山に衝突するような
高度ではないので大丈夫ですけど。
JA4044:
Matsuyama Tower, 4044 is 5 miles north.
Leaving control zone.
Tower:
4044 roger. Contact Iwakuni approach.
JA4044:
Roger, Iwakuni. Good'ay. 4044. |
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JA4044:
Iwakuni Approach, 4044 is with you leaving
5 thousand 5 hundred for 9 point 5.
Approach:
4044, Iwakuni Approach. Radar contact.
You're 7 miles northest of Matsuyama,
altitude read out 5,500. Altimeter is 3017.
JA4044:
Roger, 3017 on the altimeter. 4044.
現在5,500フィートを通過中です。まだまだ
上昇を続けましょう。 |
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ん〜、帰りも黄砂がきついですね。
ボヤっとしています。
このあたりで自動操縦をONにしておきましょう。
追い風も強いので、対地速度で時速400キロ弱
も出ていますよ。 |
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だんだん日が沈んできました。
空がちょっと神秘的な色に変わってきましたね。
Approach:
4044, contact Fukuoka Control.
JA4044:
4044, roger. Contact Fukuoka. Good'ay. |
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巡航高度の9,500フィートです。
スロットルを巡航に設定しておきましょう。
エンジン関係やその他計器の正常も
頻繁にチェックしながら飛びましょう。 |
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前方は青空ですが、下の地形がはっきりと
見えているわけではありません。
気流は安定しているんですけどね〜。 |
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高松空港の真上まできました。
ここから徳島VORTACを目指しましょう。 |
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ますます日が沈んできました。
ちょっと夕焼けっぽくなってますね。
Control:
4044, contact Kansai Approach, 120.25.
JA4044:
Roger, contact Kansai 120.25. 4044.
黄砂で視界がボヤっとしているので、八尾には
計器進入のリクエストを出してみましょう。 |
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徳島を過ぎました。ここからは22マイル東へ
飛ぶと「ARITA」ポイントという航空路の交差点
に、その後は信太VORまで直行です。
計器飛行用の地図でルートや高度のチェックを
しておきましょう。 |
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和歌山沖まできました。進路を北東にとりましょう。
Approach:
4044, descend and maintain 6 thousand
at pilot's discretion. Contact Kansai
Approach 120.45.
JA4044:
Roger, 6 thousand at my discretion. 120.45.
6,000フィートまで降下の指示です。
進入管制管の周波数への無線変更も要求
してきました。旅客機も多いので無線も忙しく
なってきましね。 |
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関空沖です。気流が悪いんでしょうかね、
けっこう揺れてきました。自動操縦をOFFに
して操縦桿をしっかり握って操縦していきましょう。
Approach:
4044, descend and maintain 4,000.
Cleared for VOR-DME Charlie approach.
Report leaving high station.
JA4044:
Roger, 4,000. Cleared for VOR-DME Charlie
approach. Report high station, 4044. |
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大阪湾の湾岸や岸和田あたりが見えて
きましたね。市内や神戸はまったく見えていません。
JA4044:
Kansai Approach, 4044 is now leaving
Shinoda.
Approach:
Roger, contact Yao Tower, 124.35.
JA4044:
Yao Tower, 124.35. お世話になりました。4044. |
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JA4044:
Yao Tower, good evening. 4044 is with
you on VOR-DME?Charlie approach.
Tower:
4044 roger. Report field in sight.
堺市にある大泉緑地の南側を通過です。
高度も1,080フィートまで降下をしていきましょう。 |
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大和川が見えてきました。
JA4044:
Yao Tower, 4044 has the field in sight.
Tower:
4044 roger. Has you in sight. Cleared to
land runway 27. Wind 270 at 16.
JA4044:
Roger, cleared to land runway 27. 4044. |
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八尾空港のダウンウインドに入りましょう。
大和川の向こう側に見えている緑色の部分が
滑走路になります。
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仲哀天皇陵ですね。町には灯りも
つき始めたようです。
ギヤを降ろして100ノットまで減速です。 |
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生駒山の手前、大和川が曲がるところです。
奥手の鉄橋を目安に左旋回、ベースターンです。 |
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夕日が大和川の水面に反射して綺麗ですね。 |
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ベースターン終了です。
フラップを下ろして90ノットまで減速しましょう。 |
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生駒山に平行して北向きに。 |
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RWY27のファイナルターンの目印にしている
ゴルフの練習場に照明が点いています。 |
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左旋回、ファイナルターンです。
80ノットまで減速していきましょう。
滑走路にはランウェイライトが点灯されていますね。 |
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進入角度を示す白と赤の照明、パピ(PAPI)
が4.5度の降下角度が問題ないことを教えて
くれます。エアスピードに注意をしながら進入を
続けましょう。 |
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Tower:
Wind check, 270 at 14.
JA4044:
Thank you.
いいところで管制から風の情報がありました。
今日は和歌山沖から風が思ったよりも強かったので
ランディング時の風は気になりますね。 |
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最後まで気を緩めないように。
ギヤが降りていることも再度チェック。
ランディング決断です。 |
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滑走路が近づいてゆっくりと操縦桿を
引いてフレア、着地後に少し着陸滑走を
してから優しくブレーキをふみましょう。 |
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Tower:
4044, turn right at Alfa 3, contact Ground.
JA4044:
Roger, Alfa 3 then Ground. 4044.
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エプロンも照明が点灯されています。
なんとなく静かですね。
JA4044:
Yao Ground, good evening.
4044 Alfa 3, request taxi to south apron.
Ground:
4044, taxi to south apron. |
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駐機場までタキシングです。
もう少しすると夜になって真っ暗ですね。 |
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エンジンOFF、オールシステムOFF。
和歌山沖は揺れましたが大丈夫でしたか? |
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追い風にのって1時間強で帰ってきました。
驚く程速かったですね。
おつかれさまでした。 |