 |
8月というのに、能登半島は気温が25度
非常に過ごしやすい一日でしたね。
これから八尾に向けて帰りましょう。
|
 |
このあたりの空は爽やかですが、
途中は積乱雲の実況も出ています。
無理のないように飛びましょう。 |
 |
外部点検です。
オイルのチェックは大切ですね。 |
 |
機体の損傷がないことを見て回りましょう。
燃料タンクのキャップがしっかり閉まっていることも
確認しておきます。 |
 |
外部点検も問題なしです。
ということで、機内に乗り込みましょう。 |
 |
ドアを閉めますね。 |
 |
エンジンスタートをする前に、シートベルト
の装着は大丈夫ですか?
|
 |
事前に空港の地図を見ておきましょう。
滑走路の間違いがないこともさることながら、
滑走路の長さも確認が重要です。
離陸滑走中のトラブルがあった場合、
離陸を中止して滑走路上で停止するだけの
長さが確保できているかを再確認するためです。 |
 |
さて、チェックリストにそってエンジンスタートです。
エンジン関係の計器が正常であることを
確認できればエンジンスタートはノーマル(正常)
ですね。 |
 |
JA4044:
Noto Radio, 4044 is requesting taxi for
departure.
Radio:
4044 Noto Radio, roger. Taxi down
runway 07. Wind 100 at 12. QNH 3002.
JA4044:
Roger, taxi down runway 07. 4044. |
 |
東京行きのANA機よりも少しお先に
出発です。彼らも直ぐ後に出発するはず
ですからね。 |
 |
能登空港は平行誘導路がないので、
一旦は滑走路に入って逆走するかたちで
滑走路の端までタキシングをしていきます。
この正面が滑走路で、右に曲がっていきます。 |
 |
西に向いてタキシングです。
離陸してからは右旋回で西に飛んでいきますから、
前方の天気に向かっていくわけです。
低い雲が少し出ている程度ですね。 |
 |
さて、滑走路の端まできました。
黄色いタキシングのラインが右に大きく
回っています。ここでUターンをして離陸側に
機首を向けましょう。
|
 |
JA4044:
Noto Radio, 4044 is ready for departure.
Radio:
4044 roger. Wind 100 at 12.
Runway 07 is clear.
JA4044:
Roger, runway 07 is clear. 4044.
さあ、離陸です。
スロットルをゆっくりと押し込んで加速していきましょう。 |
 |
77ノットまで加速したら操縦桿を引いて
離陸します。
能登空港に併設されている航空学校が
見えますね。学習用でしょうか・・・YS-11が
2機駐機されています。 |
 |
上昇も順調です。
まずはギヤを引き上げて、97ノットまで
加速していきましょう。 |
 |
すごい緑に囲まれていますね。
大森林、大自然ってう感じです。 |
 |
500フィートまで上昇してきたので
右旋回しながら西に進路をとりましょう。
スロットルも上昇セッティングまで引き戻して
効率よく上昇を続けています。 |
 |
離陸してきた能登空港が見えますね。
このあたりでエンジン計器をチェックしましょう。
もしも異常があれば直ぐに引き返せる距離
ですから・・・と言いつつ、問題なしです! |
 |
七尾湾が見えてきました。 |
 |
入り組んだ地形が綺麗ですよね。 |
 |
2,500フィートを通過中ですが、
ちょっと雲のある高度のようです。
少し揺れてきましたが、この上まで上がれば
揺れは納まるはずです。 |
 |
JA4044:
Noto Radio, 4044 is now 5 miles, 3 thousand
7 hundred.
Radio:
4044, roger. Good day.
JA4044:
Roger, good day.
|
 |
七尾湾って結構大きな湾なんですね。
それにしても緑の自然と青い海、
なんとも言えない美しさです。 |
 |
JA4044:
Komatsu Radar, good afternoon.
4044 is airborn from Noto, now leaving
5,700 for 11,500.
Radar:
4044 roger. Radar contact. Report
leaving 8,000.
JA4044:
4044 roger. Report leaving 8,000. |
 |
能登半島の西側に出てきました。
滝崎、羽咋とかのあたりでしょうかね。 |
 |
前方の雲は少し高いところなので
われわれにはあまり影響はありません。
とりあえず予定している巡航高度の
11,500フィートまで上昇していきましょう。 |
 |
巡航高度まで上がってきました。
自動操縦をONにして、クルーズチェックを
行いましょう。 |
 |
金沢沖です。 |
 |
白山にかかっている積乱雲です。
結構大きいですね。
雲の上限も我々の高度よりもはるかに上です。
20,000フィートくらいでしょうか・・・。 |
 |
小松空港の上空を通過しています。
日本海側は積乱雲が発達していないので、
どうやら山間部だけでしょう。 |
 |
さっき見えていた白山の積乱雲です。
コース上にはないので、左に見ながら
進路を福井、大津に向けて若干の左旋回です。
Radar:
4044, you are leaving Komatsu area.
Squawk VFR, frequency change approved.
JA4044:
Roger, squawk VFR, frequency change. 4044. |
 |
小松空港のレーダー誘導も終わり、トランスポンダー
のコードを1400に設定しなおしです。
通常の有視界飛行は1200ですが、今日のように
10,000フィート以上の高度の場合は1400に
なるんです。 |
 |
離れて見れば綺麗に見える雲ですけど、
決して近づきたくは無いですね。 |
 |
琵琶湖が見えてきました・・・ |
 |
・・・が、大津方面はかなり大きな積乱雲に
覆われています。 |
 |
西の空も真っ暗ですね。
そろそろ対策を考えないといけない
雰囲気ですね。 |
 |
GPSの地図上で見る限り、手前のデカイ奴が
大津あたりですね。その奥の奴は奈良あたりでしょうか。
いずれも上限がおそらく20,000フィート以上
あると思うので、上を越えることは無理でしょう。
勿論、下は豪雨、雷なので通過していきたくありません。
|
 |
左手前方は名古屋方面です。
こっちは積乱雲が沸いていないので、
大阪方面に抜けれそうも無ければ
無理をせずに名古屋へ目的地を変更しましょう。
この選択肢があるだけでも安心ですね。 |
 |
いずれにしても、この高度では雲を
クリアしていけないかもしれませんね・・・
JA4044:
Kansai TCA, 4044 is with you, 11,500.
TCA:
4044 radar contact. You are 5 miles east
of Otsu. |
 |
かなりデカイですよ・・・こいつらは。
無線では定期便の大型旅客機も迂回
の要望を出しまくっていますしね。 |
 |
さっきのデカイ積乱雲の間が抜けれそうです。
ちょっとの間だけ揺れを覚悟すれば、10分も
かからず横断できそうですね。
西に空ははっきり見えていますから。 |
 |
でも、とりあえず13,500フィートまで上昇
しておきましょう。少しでも揺れる可能性を
回避したいですもんね。 |
 |
この先は雲もなくなっています。
もう大丈夫そうですね。
この高度まで上がってきたお陰か、揺れも
ほとんどありませんし。 |
 |
こいつですよ、奈良盆地の上空に発達していた
奴の尻尾は。 |
 |
大阪湾が見えてきました。
和歌山市のあたりまで南下、迂回させられて
しまいましたね。
13,500フィートまで上昇してきましたから、
そろそろ高度を下ろし始めないといけません。 |
 |
小さい雲でも避けながら降下を続けましょう。 |
 |
JA4044:
Kansai TCA, 4044 is descending to 2,000.
Now leaving 7,800.
TCA:
4044 roger. Maintain VMC.
現在、7,800フィートを通過中です。 |
 |
関西空港のあたりでしょうか。
順調に降下中です。 |
 |
若干の右旋回、進路を北東に。
スロットルを絞って減速もしておきましょう。 |
 |
さっきグルっと回ってきた高野山ですね。 |
 |
岸和田のあたりでしょうかね。 |
 |
遠くにPLの塔も見えてきました。
見慣れた大阪の景色です。
さっきまでの積乱雲の世界が嘘みたいですね。 |
 |
TCA:
4044, you are approaching Yao.
Radar service terminated. Squawk VFR and
contact Yao Tower.
JA4044:
4044, roger. 1200 and Yao Tower. Good'ay.
阪和自動車道の真上を飛行中です。
池の脇をゆっくりカーブしているのは泉北高速鉄道です。 |
 |
大泉緑地です。
JA4044:
Yao Tower, 4044 is Nakamozu, inbound.
Tower:
4044 roger. Yao using runway 27. Wind 280 at 8.
QNH 2998. Report left downwind.
JA4044:
Roger, report left downwind, runway 27. 4044. |
 |
900フィートまで降下を続けていきましょう。 |
 |
そしてギヤダウン!
100ノットまで減速です。 |
 |
近畿道を横断していきます。 |
 |
八尾空港が左手に見えますね。
大和川の奥手ですよ。
JA4044:
Yao Tower, 4044 is entering left downwind,
runway 27.
Tower:
4044, roger. Continue approach. You are
number two. Number one now on right base.
JA4044:
Roger, continue. Number two. Looking out for
number one. 4044. |
 |
フラップを1段階おろしましょう。
前に別の着陸機がいるようです。
我々は2番目の予定です。 |
 |
藤井寺のインターですね。
それほど混雑はしていません。 |
 |
生駒山手前を北に左旋回。
ベースターンに入ります。 |
 |
フラップをもう一段階下ろして、スピードも90ノット
に減速です。少しずつ高度も下げていきましょう。
JA4044:
Yao Tower, 4044 is now left base.
Tower:
4044, roger. Cleared to land runway 27.
wind 280 at 11.
JA4044:
Roger, cleared to land runway 27. 4044. |
 |
着陸許可が出ました。
ゴルフの練習場も参考に、滑走路を見ながら
左旋回です。スピードは特に注意していきましょう。 |
 |
85ノットに減速。
安定したファイナルアプローチを心がけましょう。 |
 |
ギヤが出ていることを再度チェック、
全てOKです。このまま着陸しましょう。 |
 |
滑走路の奥手に視線をやって、地平線が上がって
くるペースに合わせて操縦桿を手前にゆっくりと
引いていきましょう。スムーズに着陸できるはずです。 |
 |
ブレーキをふんでゆっくりと減速していきましょう。 |
 |
Tower: 4044, pick up alfa 3, contact Ground.
JA4044: roger, alfa 3 contact ground 4044.
さて、駐機場まで戻りましょう。
JA4044: Yao Ground, 4044 at alfa 3. TAxi to south apron.
Ground:
TAxi to south apron. |
 |
駐機上のスペース内にしっかり入って停止です。
無理せずにゆっくりと進みましょう。 |
 |
いや〜、お疲れさまでした。
積乱雲の予報は出ていましたが、ここまで
発達するとは思っていませんでしたね。
一旦は名古屋へのダイバートも検討しましたが、
無理せずに帰ってこれてよかったですね。 |
 |
生駒から東側はまだ雲がベッタリですね。
タイミングも丁度よかったかもしれません。
まあ、これに懲りずに次回もご一緒ください。 |