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フライト日: 2006年 9月23日 巡航高度: 7,500フィート
出発空港: 高松空港 ルート: RJOT〜AKASI〜YODOH〜RJOY
着陸空港: 八尾空港 着陸方式 VISUAL(レフト・ダウンウインド)
なかなか爽やかな四国でしたね。
まだ早いですが、そろそろ八尾まで
戻りましょう。

高松空港のターミナルビルの西側に
管制塔の建っているビルがあります。
ここの航空局でフライトプランを提出します。
「国土交通省」と大きくかかれていますね。
どことなく、どの空港に行ってもCAB(航空局)
の建物は似た雰囲気です。
ビルに入って2階、運航情報官のところへ。
情報官のいるところにはモニターが沢山。
空港の駐機エリアが監視されています。
航空路などの地図類も多く、ここにフライト
プランを提出するわけです。
ということで、早速ですが八尾までのフライト
プランを記入していきましょう。

機番は....JA4044っと。
出発予定時刻は....0625っと。
無事にフライトプランの提出も終わりました。
航空局のビルからエプロンにでましょう。
ゆっくりとJA4044が停めてある駐機場まで
歩いていきます。暖かい天気ですね〜。
ここまで来るフライトに問題はありませんでしたが、
再度の外部点検を行います。駐機中に
異常があったかもしれませんしね。
外部点検も問題ありません。
早速ですが機内に。
操縦席に座ったら、あせらずに準備を
していきましょう。

まずはシートベルト。
それからヘッドセットを用意して、地図などの
チャート関係を手の届くところに配置。
ニーボードを装着して、ドアクローズです。
おやおや、隣の駐機場に別の小型機が
到着したようです。隣のスペースはさっきまでは
空いていましたからね〜。
手際よくエンジンスタートです。
準備ができたらタキシングのリクエストをしましょう。

JA4044:
Takamatsu Tower, 4044 spot Yankee.

Tower:
4044 Takamatsu Tower, go ahead.

JA4044:
4044 is requesting taxi for departure.

Tower:
Takamatsu using runway 26. Wind 300 at 10.
QNH 2997. Taxi to runway 26.
RWY26までタキシングの開始です。
まずは黄色い点線の上を通って
小型機エリアから出て行きましょう。

滑走路の反対側にある公園にかかれている
「さぬき」の文字が目立っていますね。
たきしーらいん上を滑走路までタキシング。
障害物が無いとは言え、決して気を
緩めてはいけませんね。
東京行きのJALのエアバス機も最終準備中。
まもなく滑走路の端ですね。
離陸前のチェック、プリ・テイクオフ・チェックを
こなしましょう。少しでも異常があれば無理せず、
駐機場まで戻る考えも大切です。

・・・ではあるものの、全てノーマル、正常です。

JA4044:
Takamatsu Tower, 4044 is ready for departure.
Tower:
4044, roger. Wind 310 at 8. Runway 26.
Clear for takeoff.

JA4044:
Roger, clear for takeoff, runway 26. 4044.

さあ、離陸です。
77ノットで操縦桿を引いて離陸です。
そのまま97ノットまで加速しながら上昇
しましょう。
空港の反対側の公園が、その先には
四国山脈が見えています。
空港の標高は約600フィートです。
対地高度が500フィート、計器上では
1,100フィートになったら右旋回です。
パワーも巡航上昇にセッティング。
巡航予定は7,500フィート、これまで
104ノットで上昇を続けましょう。
進路は北東に。
さっき離陸してきた滑走路がよく見えています。
このあたりでエンジン系のチェックをしておきましょう。
異常があれば直ぐに戻れますからね。
小さなというか大きなというか・・・
沢山の池が特徴的ですね。
遠くには瀬戸内海の対岸側の岡山が
見えています。
とりあえずはこのまま北東に。
前方には小豆島が。
高松市内の建物がよく分かりますね。
その先は瀬戸内海に浮かぶ島々・・・
名前は地図を見ないと分かりませんけど。
観光でも有名な屋島、ちょうど山の様に
なっている緑のところですよ。
右手を見ると徳島の方まで見えています。
我々は明石海峡を目指して一直線です。
管制官のレーダーで機体識別されるための
計器がトランスポンダーです。
このフライトではJA4044には「1364」が
与えられた識別番号です。これで
管制官のレーダーに位置や高度などが
表示されるわけです。

通称、トラポン。与えられる識別番号を
「スコーク」と呼びます。
さ、巡航高度の7,500フィートまで
上昇してきました。パワーを巡航に設定、
自動操縦もONに。

快適な巡航フライトを満喫してください。
小豆島です。
瀬戸内海に浮かぶ島では一番大きい
島のはずです。勿論、淡路島を除いてですが。
前方に淡路島が見えてきました。
速いですね〜。
そしてアッと言うまに明石海峡も。
前方に見える「山」が六甲山です。
ほらほら、明石大橋でしょ。
そろそろ降下を開始しないと、伊丹空港の
西行きの出発機の高度に重なってきます。

神戸の管制圏を避けるコースで、高度も
5,500フィートまで降下しましょう。
明石海峡の北側を通過します。
前方左手には六甲山が、海に突き出ている
手前の島がポートアイランド神戸空港です。
その先の小さな島は六甲アイランドになります。
神戸の総合運動場が見えますね。
スカイマーク・スタジアムがはっきりとわかります。
神戸空港もしっかり確認できます。
着陸していく旅客機がいますが、見えてます?

空港よりも先の南港沿いの海岸線、
さらにはさの先の高野山まではっきり。
今日は視程のすごく良い状態ですね〜。
神戸の三宮上空を通過中。
あっと言う間に芦屋まで来てしまいました。
このあたりで進路を南東に。
高度も少しずつ下げていきましょう。

特に注意しなくてはいけないのは
関西空港の着陸コースに無断で進入
しないように、空域を確認しながら
飛ぶことですね。
安治川の河口です。
鉄橋の左手にユニバーサル・スタジオ・ジャパンが
見えています。わかります?
ほらほら、駐車場が満杯です。今日は
込んでいるんでしょうね〜。
南港です。WTCとATCが見えますね。
さっき言った関空の着陸コースを避けるため、
WTCの東側を通過していきましょう。
大阪市内の高層ビルも良く見えますね。

今日は本当に視界がよく、綺麗な景色に
恵まれました・・・こういう日ころフライトは
爽快を極めますね〜。
このまま高度を1,000フィートまで降下
していきます。八尾への目印となる大和川が
見えてきました。
この大和川のカーブをするところが浅香です。
八尾の管制圏の西端です。

JA4044:
Yao Tower, good afternoon.
4044 is ASAKA, inbound for landing.

Tower:
4044, Yao Tower. Yao using runway 27.
Wind 300 at 5. QNH 2989. Report
left downwind.

JA4044:
Roger, report left dowinwind, runway 27. 4044.
八尾空港の場周経路にはいりました。
使っている滑走路はRWY27です。

JA4044:
Yao Tower, 4044 is now left downwind,
runway 27.

Tower:
4044 roger. Have you in sight.
Clear to land, runway 27. Wind 300 at 6.

JA4044:
Roger, cleared to land, runway 27. 4044.
さあ、着陸です。
まずはギヤを下ろし、フラップを1ノッチだけダウン。
減速をしていきましょう。

この川が分かれるところがベースターン、
ゆっくりと左旋回です。
着陸する滑走路と直角に、進路は北に
なりました。

フラップをもう1ノッチ下げましょう。
ゴルフの練習場がファイナルターンの目印です。
レフトサイド、クリア!
左旋回をしながら降下、減速を続けましょう。
85ノットになるように調整しながらアプローチです。
このままで大丈夫。
ギヤ(タイヤ)が出ていることを再度チェック、
問題なければ着陸です。

Tower:
Wind 300 at 6.
パワーを一番手前まで引いてアイドル状態に。
地平線があがってくるのと同時に操縦桿を
ゆっくり手前に引けば着陸です。

あわてずにブレーキング、ぐんぐんと減速しますよ。
Tower:
4044, turn right at Alfa-3, contact Ground.

JA4044:
Right at Alfa-3, then ground. 4044.

ここで滑走路から出て行きましょう。
JA4044:
Yao Ground, 4044 is Alfa-3.
Request taxi to south apron.

Ground:
4044 Yao Ground. Taxi to south apron.
駐機スペースまでタキシング開始です。
フラップを上げてトランスポンダーをOFFに。

他の自家用機は何処へも行っていないようですね。
我々は定位置に。
この数字の6番の上に乗るように左へ。
高松からのフライト、あっと言う間でしたね。
視程も良く、景色が綺麗に見えたのも
速く感じた理由かもしれません。

とりあえずは、おつかれさまでした。