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フライト日: 2007年 4月29日 巡航高度: 8,500フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜YODOH〜OYE〜RJDT
着陸空港: 対馬空港 着陸方式 VISUAL(ライトベース)
ゴールデンウィークということで、まだ暑くもなく
寒くもなくの気持ちのいい天気ですね。
しかも雲ひとつない晴天です。
連休ということなので、今日は久々に遠くまで
飛んでいってみましょう。
いつものとおり外部点検は重要です。
反時計回りでまわっていきましょうね。
特に異常もありません。
機内に入ってドアを閉めましょう。
JA4044:
Yao Ground, 4044 is south apron.
Request taxi for VFR departure to Tsushima.

Ground:
4044, roger. Taxi to runway 27. Wind 280 at 5.

スロットルをふかしすぎずに、ゆっくりと
タキシングをしましょう。黄色いセンターラインに
こだわるのも、決してマンネリにならないように
運航するためには意味あるチャレンジかもしれません。
それにしても、連休のわりには自家用機が
飛んでませんね・・・。
ここを超えてから離陸前のチェックを
しましょう。事前に整備士の方がチェック
してくれていますが・・・。
Tower:
JA4044, runway 27. Cleared for takeoff.
Straight out departure approved.

JA4044:
Roger, runway 27. Cleared for takeoff. 4044.

ということで、離陸許可も出たことなので
離陸といきましょう。シートベルトはしめてますか?
通常のとおり離陸しましたね。
でも、今日は燃料を満タンに積んでいるせいか、
少し重たく感じますよ・・・。
このまま2,800フィートまで上昇をしながら
西に向かいましょう。
今年は世界陸上が予定されている
長居球場です。となりの公園も、上から見ると
結構と大きいんですね。
大和川がカーブしているところが丁度
八尾空港の管制圏の外周あたりです。

JA4044:
Yao Tower, 4044 is now 5 miles west.
Leaving control zone.

Tower:
4044, roger. Frequency change approved.
大阪湾が見えてきましたが、もう少し西へ飛んだ
後に進路を北西にとりましょう。まだまだ上昇です。
とりあえず、このあたりの制限高度の3,000フィート
まであがってきましたが、他に航空機がいないせいか、
管制官は予定している巡航高度までの上昇を
許可してくれました。ラッキ〜!
大阪ドームや大阪駅周辺の高層ビルが
よく見えますね。
正面は六甲山です。
もう少し飛んでから左旋回、進路を
もういちど西に向けましょう。

神戸空港と関西空港の離着陸コースを
さけるために、八尾から離陸しても
直線コースで西に向かうことができないんですよね。
神戸空港沖です。このまま三宮上空を
飛んでいきましょう。
明石海峡を通過です。
まだまだ上昇。
予定している巡航高度は8,500フィート
ですからね。それにしても、雲ひとつないですね。
巡航高度まで上がってきたので、
自動操縦をいれますか。

もっと早くから自動操縦に切り替えても
問題ないんですけどね・・・。
青空とはいっても、ちょっと湿度がある感じで、
それほど遠くまでくっきり見えるとまではいきません。
岡山県に突入です。
かすかに小豆島も見えますね。
備前市のあたりです。
ちょうど入り江のようになっているのが
東備港ですね。
岡山市が見えてきました。
手前に流れているのは旭川でしょうかね。
日本海の方まで見えそうな晴天です。
巡航飛行中も異常が発生しないかを
計器盤をチェックしながら飛んでいくんです。
中国山脈が永遠に続きます。
決して標高が高くて険しい山脈では
ありませんが、とにかく山だらけです。
ここはどこらへんでしょうかね。
高速道路のような道が下にあります。
おそらく瀬戸内側の広島と、日本海側を
むすんでいるんでしょうね。
・・・・ん〜なんとなく
島根県が見えてきた感じですよ。
島根県の海岸線です。
萩・石見空港が見えますが、わかります?
萩のあたりです。
空も青いですが、海も青いですよね。
油谷湾上空です。
これは島ではなくて、阿川というところですが、
さきっぽに出ているのは角島という名前のようです。
さ、海にでてきました。陸地が見えなくなりましたが
このずっと先に韓国があるはずです。

あるはずと言っても、ここからなら岡山とか大阪に
戻るよりも韓国の方が近いんですよ〜。
どこに向かうんでしょうかね。
船の軍団です。漁船なんでしょうか。

我々もそろそろ降下を開始しましょう。
この高さから降りるのには15分以上は
かかりますからね。
スロットルを絞って降下です。
現在、6,300フィートを通過中。
前方にかすかに対馬が見えてきました。
このまま降下を続けましょう。
JA4044:
Tsushima Radio, 4044 is approaching 5 miles
east, descending for landing.

Radio:
JA4044, roger. Tsushima using runway 32.
Wind 220 at 8. QNH3012. Report 2 miles on final.

JA4044:
Roger, report 2 miles on final, runway 32. 4044.
滑走路が見えてきました。
少しばかり右旋回をして最終進入コースに
乗せていきましょう。
JA4044:
Tsushima Radio, 4044 is approaching 2 miles
on final runway 32.

Radio:
4044, roger. Runway 32 is clear. Wind 220 at 6.

着陸OKのようです。
そろそろギヤを下ろして減速しながら降下
していきましょう。
入り江の多そうな島ですね。
緑が綺麗です。
島の南側の方が山は高いんでしょうかね・・・。
フラップダウン!
スピードも90ノットでアプローチです。
網掛崎という岬のようです。
緑の綺麗なしまですね、本当に。
アプローチも安定しています。
このまま着陸ですね。
気流もおだやかなので、気持ちよく
アプローチができます。

滑走路の直ぐ手前は断崖絶壁ですね。
あんまり手前ばかりに目を向けると
せっかくのアプローチが崩れてしまうので
とっとと滑走路に集中しましょう。
最後にギヤが下りていることをチェック。
スピード、高度、降下率、全てOKです。
飛行機が滑走路上をゆっくりと沈んでいくペースに
あわせて操縦桿を手前に引いていきましょう。
やさしくランディングできるはず。
ブレーキをしずかに踏んで、減速しましょう。

Radio:
4044, pick up Tango 1 and taxi to spot 1.

JA4044:
Roger, Tango 1 and spot 1. 4044.

ANAのダッシュ8が来ていますね。
福岡便でしょうかね。
黄色い線上にしっかりと停めて
ブレーキ。エンジンを停止しましょう。
駐機場の一番北の端が今日の駐機
スペースです。ここから空港事務所まで
歩いていきましょう。

おつかれさまでした。
ここが日本の最北西ですね。
すぐそこは韓国です。