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フライト日: 2008年 9月14日 巡航高度: 7,500フィート
出発空港: 鳥取空港 ルート: RJOR〜HYOGO〜YODOH〜RJOY
着陸空港: 八尾空港 着陸方式 VISUAL(ストレート・イン)
さわやかな天気にも恵まれ、
楽しい鳥取の時間でしたね。
さっそく八尾まで戻りましょう。

鳥取県の管理事務所を通って
セキュリティー、らせん階段を
降りてエプロンへ。
この季節、時々日本海側は風が
強く吹いたりしますが、今日は穏やかです。
外部点検で機体の損傷などの異常が
無いか、しっかりチェック。
まずは後部座席の方から中へ、
そしてコパイ席(前部右席)の方。
シートベルトもOKでしょうか?
万全ということで、ドアを閉めましょう。
荷物も収納、チャート関係も必要な物を
直ぐ手元においておきましょう。
チェックリストにそってエンジンスタートです。
いい感じでエンジンスタートしましたね。
Radio: All Nippon 297, taxi to gate.

ANA: Roger, taxi to gate, All Nippon 297.

おやおや、全日空の東京便が到着してきましたが、
新型の飛行機ですよ。翼の先端がキュイっと上を
向いてます。さぞコクピットも最新計器がビッチリ
なんでしょうね〜

ジェット旅客機を見ると、彼らの上昇率や
スピードに憧れてしまいます。
JA4044:
Tottori Radio, good afternoon.
JA4044 is requesting taxi for departure.

Radio:
4044 roger. Wind 090 at 5.
Taxi down runway 10.

JA4044:
Roger, taxi down runway 10.

先ほどの全日空機がゲートまで行ったので、
次は我々が滑走路までタキシングです。
今日の視界はかなり遠くまで見えて綺麗ですね。
さ、離陸までの最終チェックで問題が
なければ離陸です。

JA4044:
Tottori Radio, 4044 is ready.

Radio:
4044, wind 080 at 4. Runway is clear.

ゆっくりとスロットルを前に押してテイクオフ・パワー!
鳥取空港のエプロンが良い感じに見えますね。
この高さから見下ろすと「飛行機」っていう
感じです。
そしてエプロンの反対側は「ようこそ鳥取へ」の
文字が大きく。旅客機だと速すぎて一瞬で
気がつかないところが、小型機のスピードだと
そこそこ読める感じですね。
このまま1000フィートぐらいまでは上昇して
いきましょう。そのうちに右旋回、山を越えて
直線コースで神戸に抜けていきますよ。
左前方には鳥取砂丘が見えています。
手前の川は千代川です。
そして千代川の上で右旋回。
進路を南東へ。勿論上昇は続けます。
高度は丁度1000フィートを通過する
ところです。
直ぐ下は鳥取市です。
さらに左手は鳥取市が麓になっている
稲場山です。
このまま巡航高度の7,500フィートまで
上昇してきましょう。そこまで上がれば
神戸までの山々は余裕で越えていけますから。

あまり山頂に近い高度だと地形の関係で
風が暴れると飛んでいる方も揺れの影響が
あって心地良いとは言えません。逆に高すぎても
降りるのに時間がかかるので、バランスの良さそうな
高度を選んで飛んでいます。
多少、小さめな積雲がありますが、
フライトには何の支障もありません。
ということで、巡航高度に到着です。
自動操縦のスイッチをON。
エンジン計器や電気系統などフライト中も
不具合が無いかを頻繁にチェックします。
前方左手にちょっと雲。
ちょうど雲の右手を通って避けていく感じですね。
この時間の青空も
また綺麗な色をしてます。。。
思わず「綺麗だな〜」と独り思いにふけって
しまいますね。
西の空は未だ日は高いですが、
中国山脈上にいは小さな入道雲が並んでます。
明日は天気が悪くなるらしいですよ。
な〜んて、ぼ〜っと空を見ていたら
もう神戸が見えてきました。
すぐそこの山は六甲山です。
この六甲を越えたら三ノ宮。
このあたりは伊丹空港の西行き
出発機が通過していくので、我々は
邪魔にならないように高度を下げていきましょう。
鳥取のあたりを違って、少しガスってる
感じで視程がクッキリとはしていません。
とは言っても、大阪の南港まで見えているので
悪いわけではないですけどね。
とりあえず淀川の河口を目指して東に
飛びます。
勿論高度も下げていきますよ。
現在、3,500フィートを通過です。
淀川の河口です。
ここからは南港のWTCの東側を通って
大和川を目指します。WTCの西側は
関西空港への着陸コースに設定されている
ので空域制限がかけられているんですよ。
右手の安治川の直ぐ隣にUSJが見えています。
駐車場、ちょっと空いてるかな。。。
大和川の上空です。
まだまだ高度は900フィートまで下げ続けて
ヘディングも東に左旋回です。
減速する必要があるので、ギヤを出しましょう。
スロットルの直ぐ左の白いレバーを下に
倒せば「ガタン」という音と共にタイヤが出て
きます。とたんにググッとスピードが落ちますよ。
JA4044:
Yao Tower, 4044 is now 5 miles west
1 thousnad. Inbound for landing.

Tower:
4044, Yao Tower. Wind 100 at 10.
Report 2 mile on final runway 09.

JA4044:
Roger, report 2 miles on final, runway 09.
今は東の風が吹いているようです。
その関係で着陸はRWY09。生駒山に
向かっての着陸になるので、このまま
直進して行きますよ。
JA4044:
Yao Tower, 4044 is now 2 miles on
final runway 09.

Tower:
4044 cleared to land runway 09.

着陸許可もOKです。
フラップを下ろしてさらに減速、高度も
しっかりと進入角にそって降りていきましょう。
滑走路左手にあるPAPIを参考に、
低すぎず高すぎず。
ここで極度の進入角修正は速度に
影響して着陸を難しく、場合によっては
危険にしますからね〜
と慎重にランディングです!
優しくブレーキングでゆっくり減速していきましょう。
JA4044:
Yao Ground, 4044 is Alpha 1. request
taxi, south apron.

Ground:
Roger, taxi to south apron.
固定翼機の駐機場までタキシングです。
西に眩しく太陽が輝いていますよ。
ここの「C」のライン上を右に・・・
そして「6番」がこの飛行機の
定置位置です。
40分強の短いフライトでしたが
お疲れ様でした。八尾に戻ってくると
なんかホッとします。ホームグランドって
感じがするんでしょうね。