 |
和倉温泉でゆっくりできたし、とても楽しい
一日でした。今から八尾に帰りますが、決して
気を緩めることなくバシっとフライトしましょう。 |
 |
西日を受けて機体がさわやかな感じですね。 |
 |
十分に帰りの燃料も積んできましたが、
想定外のタンク漏れや駐機中に何かトラブルが
無かったとも限りません。燃料の量を目視でも
チェックしておきます。 |
 |
タイヤの空気圧や破損、油漏れなども
忘れずにチェック。明るい灰色のコンクリートも
油漏れを見つけるにはちょうど良い色です。 |
 |
翼の破損もありませんね。 |
 |
外部点検が終れば荷物を搭載、
車停めのチョークも外して収納です。 |
 |
全員乗り込みましたか?
ドアを閉めますよ〜 |
 |
スロットルを調整してエンジンスタートです。 |
 |
快調なエンジン音です。
エンジンスタートはノーマルでした。
JA4044:
Noto Radio, good afternoon.
Juliet-alfa 4044 request taxi.
Radio:
JA4044, Noto radio, good afternoon.
Taxi to runway 25, wind 290 at 10.
QNH?2987. |
 |
ターミナルを横切ってRWY25までタキシングです。
|
 |
既に定期便は最後の便が東京に向けて
出発済みなのでエプロンはガラガラです。 |
 |
能登空港には平行誘導路がありません。
滑走路に一旦進入してから離陸開始の
端に向かって、いわゆる逆走です。 |
 |
ターミナルビルの東側には航空専門学校が
あるんです。生徒の学習用になんどYS-11の
実機が2機も置かれているんですよ〜 |
 |
ここが滑走路の端、少し膨らんでいるので
大型機でも問題なくユーターンができるんです。
もちろん、小型機は余裕なスペース。 |
 |
JA4044:
Noto Radio, 4044 is ready for departure.
Radio:
4044, runway 25 is clear.
Wind 290 at 11.
離陸OKです。
エンジントラブルやバードストライクがあれば
すかさず離陸停止のアボート、頭には常に
考えておきながらも、通常の離陸に集中しましょう。 |
 |
77ノットで操縦桿を手前に引いて
ローテーション。ギヤアップ! |
 |
104ノットで加速しながら上昇です。 |
 |
このあたりは緑が深いというか、大自然ですね〜 |
 |
エアスピード、OK。
エンジン、OK。
上昇率も1分間700フィートと順調です。 |
 |
緑が綺麗ですね。 |
 |
特に気になる雲も前方にはありません。
上昇中は他の飛行機やヘリコプターが
接近していないか、見張りも大切です。 |
 |
左旋回、進路を小松VORまで直行になるように
とりましょう。後ろには離陸してきた能登空港が
見えています。 |
 |
七尾湾です。波も穏やかだし、入江もあって
綺麗な湾ですね。 |
 |
下は七尾湾、上は青空と、青色にサンドイッチ
された感じです。 |
 |
気流も安定していて
ここちいいですね。 |
 |
現在2,800フィートを通過中、
まだまだ巡航高度の9,500まで
上昇を続けます。 |
 |
能登島ですね。 |
 |
JA4044:
Noto Radio, 4044 is now 5 miles
southwest, leaving information zone.
Radio:
4044, Noto radio, roger.
|
 |
雲の層も下になりました。
もう少しで巡航高度です。 |
 |
遠くには富山湾、そしてその先が
富山県です。遠くに見える雲は富山の
東の山脈にかかっているんだと思います。 |
 |
巡航高度の9,500フィートに
到達しました。オペレーション、ノーマルです。 |
 |
石川県沖の日本海、太陽がキラキラと
反射して眩しいですね。 |
 |
視程もいいかんじで、遠くまで見えています。 |
 |
石川県の海岸線はず〜っとまっすぐですね。 |
 |
前方に雲が少しありますが、
我々の高度よりもかなり下ですから
心配はいりません。 |
 |
とにもかくにも眩しいですが。。。
|
 |
このあたりから進路を南西に。
大津VORへ直行です。 |
 |
東の方は薄っすらと雲が掛かっています。 |
 |
琵琶湖が見えてきましたよ。 |
 |
琵琶湖の西側の沿岸に沿っていれば
コースはばっちり。ナビとも合って万全です。 |
 |
不思議な形の雲ですね。
なんか神秘的というか、見入ってしまいます。 |
 |
西の空が少しずつオレンジ色になってきました。
我々もそろそろ高度を下げ始めましょう。
9,500フィートから降りていくには
15分程度は掛かりますからね。 |
 |
近江大橋が見えますね。
下の方は少しガスっている感じです。
まだ高度は高めですから、大津プリンスホテル
などの建物は小さくしか見えません。。。 |
 |
西の空が暗くなってきました。 |
 |
6,000フィートを通過中、
まだまだ降下を続けます。
降下レートは1分あたり500フィートが
適切ですが、このままだと降りきれないので
少しだけ深めに設定しました。 |
 |
京都を通過、淀川がかすかに遠くに見えます。
今日は淀川沿いのコースではなく、
このまま南下、奈良盆地から八尾に
帰りましょう。 |
 |
これは木津川かしら。。。
もう直ぐ奈良ですが、高度がまだまだ
高すぎます。伊丹空港への進入空域に
入らないように、もう少し降下レートを
深めにしましょう。 |
 |
奈良ですね。
JR奈良駅が手前に見えています。
|
 |
高度も丁度いい感じになってきました。
このまま2,000フィートまで降りていきましょう。 |
 |
生駒の山です。
小さな池はなんていう名前なんでしょうね。 |
 |
少〜し右旋回。
山の切れ目のあたりが目標です。 |
 |
西名阪が見えてきました。
高速に沿って西に向かえば大阪市。 |
 |
そしてくねり曲がった大和川が
八尾の管制圏のレポートポイント、王寺になります。
JA4044:
Yao Tower, good evening.
JA4044 is now over Oji, two thousand.
Inbound for landing.
Tower:
4044, Yao?Tower, good evening.
Yao using runway 27, wind 300 at 9.
QNH 2990, report Kokubu.
|
 |
JA4044:
Roger, report Kokubu, JA4044.
国分ポイントは山の切れ目、西名阪の
真上を飛べばバッチリです。
1,500フィートあたりまで高度を下げましょう。
本当は1,000フィートあたりまで
下げるほうがいいんでしょうが、
山の間の電線がどうしても気になってしまって。。。 |
 |
大阪の街が見えてきましたよ〜。
大和川も大阪湾までつながっています。
JA4044:
Yao Tower, 4044 is now Kokubu. |
 |
Tower:
4044, roger. We have you insight.
Cleared to land runway 27.
Wind 290 at 8.
|
 |
右旋回でRWY27のベースターンです。
ギヤを出して減速しながら降下を開始。
JA4044:
Roger, 4044 is cleared to land, runway 27. |
 |
太陽もすっかり沈んでしまいましたね。
空はまだ明るい分、大和川の水面が空を
反射して同じ色に輝いています。 |
 |
フラップもダウン、ファイナルターンは
600フィートぐらいで左旋回できるように
90ノットで降下レートを調整していきましょう。
|
 |
手前のゴルフ練習場が目印です。
滑走路も見えています。
滑走路の手前、進入角度を示すPAPI(パピ)を
見ながら左旋回。 |
 |
ファイナルターン完了です。
ギヤもダウン、エアスピードも85ノット、
アプローチの角度もバッチリです。
念のために地上の風を再度チェック、
突風があればゴーアラウンドのつもりで。
JA4044:
Yao Tower, request wind check. |
 |
Tower:
Wind 310 at 9. |
 |
もう直ぐスレッシュホールド、
ギヤが降りていることを再度チェックします。
スピードもOK、最後まで気を抜かないように。 |
 |
タッチダウン。
周囲が暗い分、日中よりも速く感じるかも
しれませんが、焦らずにブレーキを
軽くふみましょう。 |
 |
Ground:
JA4044, taxi to south apron.
JA4044:
Roger, taxi to south apron, 4044.
滑走路から誘導路に入ってサウス・エプロンの
駐機場までタキシングです。 |
 |
周りのハンガーもシャッター閉まって
静かなもんです。まさか、我々が最後の
飛行機なわけはないと思いますけど〜 |
 |
エンジンシャットダウン、パーキングブレーキ、セット。
無事に八尾に到着です。
西の空はすっかり日が沈んでしまいましたね〜 |
 |
少しばかりの向かい風でしたが、
能登から約1時間30分のフライトでした。
おつかれさまでした。 |