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フライト日: 2010年 9月 4日 巡航高度: 6,500フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜RJGG
着陸空港: 中部国際空港 着陸方式 VISUAL(レフト・ベース)
今日は空の日イベントで中部国際空港まで
ひとっ飛びです。青空にも恵まれて快適な
フライトになりそうですよ。
整備士の方の事前整備も終って準備万端です。
エンジンカウリングを開けてオイルチェックです。
その他にも燃料の目視確認や外部点検は
大切です。
特に異常もなさそうなので、
荷物を貨物入れに入れて乗り込みましょう。
シートベルトは大丈夫ですか?
ドアを閉めますよ。
マスタースイッチをONにすると
電気が通じてエンジンスタートができるように
なります。

周囲に人がいないか確認してから
エンジンスタートしましょう。
エンジンスタート、ノーマルです。
オイル系統や電気系統も異常なし。
さ、タクシングしましょう。

JA4044:
Yao Ground, good morning.
JA4044 is now south apron.
Request taxi for VFR to Chubu.

Ground:
JA4044, good morning.
Taxi to runway 27.
Wind 300 at 4. QNH 3012.

RWY27へタクシングです。
もうこのタクシールートは慣れっこですよね。
昭和航空、第一航空、平田学園、
朝日航空とハンガーが連なっています。

あまり飛行機が駐機されていませんから、
天気も良いので色々飛んで行ったのかも
しれませんね。
滑走路の手前で停止です。
赤い標識は滑走路の進入の箇所を
示しています。

ここで離陸前の計器チェック。
JA4044:
Yao Tower, 4044 is ready.

Tower:
4044, Yao Tower.
Request departure direction.

JA4044:
Roger, after airborne, left turn to Kokubu.

Tower:
Left turn to Kokubu, roger.
Wind 290 at 6. Cleared for takeoff, runway 27.
離陸の許可の前に離陸後のコースを聞かれました。
近い位置に別の飛行機が飛んでいるんでしょうかね。

一応、離陸・上昇は普段通りに。

遠くの方に高層マンションが目立ってますね。
少し前に建ったJR久宝寺駅に隣接する
マンションですわ。
南の方は少し雲が溜まっている感じです。
とりあえずは上昇を続けましょう。

ここから東は伊丹空港への進入機の関係で
3,000フィートまでしか上がれません。
レフトターンです。
スロットルのパワー設定もクライム・設定に。
ここで八尾空港のRWY27と平行に東行きです。

もしもエンジントラブルがあれば八尾に戻るか
手前の大和川に不時着か。。。
常に何かトラブルが発生しても対応できるように
色々と考えながら飛ぶ感じです。
大阪は古墳が沢山あって、ある意味
目印にもなってくれます。

藤井寺で高速沿い、南側にあるのは
応神陵古墳です。
河内国分のあたり、まだまだ上昇を続けましょう。
このあたりで八尾管制圏からの離脱です。

JA4044:
Yao Tower, 4044 is KOKUBU,
leaving control zone.

Tower:
4044 roger. Frequency change approved.

JA4044:
Roger, frequency change. 4044. Good'ay.
高速の香芝インターの真上ぐらい、左は
生駒山を越えて王子が見えます。
左と右、雲の合間を上昇していきます。

伊丹空港の進入機を管制する関西アプローチ
から上昇許可をもらいました。
旅客機を気にすることなく上がっていきましょう。
まもなく5,000フィートを通過です。

自動操縦もONにしてあるので、
計器の調子を見つつ、外の見張りにも
目を光らせつつ。。。
雲の上に上がってきました。
今日は八尾から中部セントレアまでの
非常に短いフライトです。
あまり高度を取りすぎると降りるのに
厳しくなるので、巡航高度は6,500フィートと
低めに設定しました。
普段はもう少し高い高度を飛ぶので、
下の景色が少し近く感じます。
名張の少し北にやってきました。
雲が少しづつ少なくなって、下も
よく見えるようになってきましたね。
揺れも無いので快適、快適。
Approach:
JA4044, this is Centrair Approach.
Squawk 1430 and ident.

JA4044:
Roger, squawk 1430 and ident.

この1430という数字は、セントレアの管制官が
我々に与えてきたスコークという識別信号。
この計器にインプットすると、彼らのレーダーに
1430の機体と表示されてます。
要するに管制のレーダーに連動しているシステムです。
伊勢湾が見えてきました。
右前方は鳥羽ですよ。
遠くまで見えて視程が良いですね。
前方も伊勢湾が見えますが、
セントレアはボンヤリとした感じです。
津市の上空です。
そろそろ降下を考え始めましょう。
JA4044:
Centrair Approach, 4044 request
descend to 2,000.

Approach:
4044, roger.
Descend and maintain 2,000.
Use caution, Boeing 737 is now
12 miles on final to runway 36.
鈴鹿の上を通過です。
高度も2,000フィートまで下ろし始めました。
セントレアへボーイング737が着陸進入中の
ようなので充分注意していきましょう。
降下レートは1分500フィートあたりが
丁度良いと思いますよ。
気圧の影響を受けにくいので耳への負担も
少ないですし、速度も不要に速くなりません。
伊勢湾上空、前方にセントレア空港が
見えてきました。
右側からボーイングが進入中のはずですが、
まだ見えないですね。。。
Approach:
4044, join left downwind runway 36.
Wind 320 at 11.
Boeing 737 is now 7 miles on final.
Contact Tower.

JA4044:
Roger, join left downwind runway 36.
Contact Centrair Tower.
Looking out for Boeing 737. 4044.
一旦空港に垂直に飛ぶように指示が
ありました。ここから右旋回して着陸滑走路と
逆方向に飛びながら高度を下ろしていきます。

進入中のボーイングとの間隔調整ですね。
右旋回、そして高度も900フィートまで
下げていきましょう。降下レートも大切に。
あ、ちょうど左をボーイングが降りてきます。
こちらの方が速度が遅いですが、彼が我々の
翼端を過ぎたら左旋回しましょう。


JA4044:
Centrair Tower, 4044 has the inbound traffic
insight. Also now turning base.

Tower:
JA4044, landing traffic now landing roll.
Cleared to land runway 36, wind 340 at 11.

JA4044:
Roger, cleared to land, runway 36. 4044.

着陸許可が出ました。
このまま左に滑走路を見ながら左旋回です。
ここは海に着陸進入灯が突き出ているので、
旋回の参考になるから便利ですね。
セントレアは滑走路の距離が3,500メートルと
とても長いです。普段なら手前の接地帯を
目標にしますが、今日は少し先にランディング
すると良いかもしれませんね。その方が
着陸後のタキシングが短縮できますから。
アプローチ、順調です。
ギヤも降りていますし、速度もOK。
ちゃんと滑走路の手前で離陸の旅客機が
我々の着陸を待つべく停止しています。

彼らが無断で滑走路に入ってきたら我々は
ゴーアラウンド、いわいる着陸のやり直しです。
最後まで速度には注意しましょう。
そしてランディングです。
別にブレーキを踏まなくても
これだけの滑走路の長さがあれば
充分にタイヤと滑走路の摩擦で自然に
減速してくれます。

Tower:
4044, pick up Alfa-6 and contact ground.

JA4044:
Roger, alfa-6 then ground, 4044.
やはり国際空港はスケールがでかいです。
誘導路の幅も広いですから、標識も
見にくくて気をつけないと間違い易いですね。

旅客機なら操縦席の視点がもう少し上だから
標識も見えるんでしょうけど。。。
Ground:
JA4044,?Centrair Ground.
Taxi Alfa-6, Alfa, Bravo-8, Charlie.

JA4044,
Roger, Alfa-6, Alfa, Bravo-8,?Charlie.

我々は空の日イベントに機体展示をするんですが、
ハンガーが北の端。そこまで行くのも
タクシーウェイの指示が間違いそうです。
ちゃんと手元の空港のチャートを見ながら
行きましょう。この右手はBravo-6のノーベンバー
なんで、まだまだ直進です。
ここがBravo-8です。
右に曲がって目の前は貨物エリア。
そして左折、これがCharlieです。
このまま直進すればハンガーです。
エアー・香港という貨物専門の航空会社です。
やはりエアバスの大型機は大きいですわ。
やってまいりました、今日のイベント会場に
なっているハンガーです。
ちゃんとマーシャラーが誘導してくれるみたいです。
広々としたエプロン、いいですね〜
さ、ここでエンジンストップ。
後はイベントのスタッフが飛行機を
展示の位置まで移動してくれるんですって。
それにしても青空で気持ち良いですね。
八尾からくる他の飛行機はまだ到着していない
感じですよ。我々が一番乗り!
ということで、おつかれさまでした。
既にイベントには大勢の来場者がきている
みたいです。我々はターミナルに昼食を
食べに行きましょう。

あ、そうそう。ここはターミナルに温泉もあるのを
お忘れなく。ご飯の後は入浴で〜す!