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フライト日: 2003年 5月24日 巡航高度: 9,500フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜枚方〜大津〜福井〜小松〜七尾〜RJNW
着陸空港: 能登空港 着陸方式 VISUAL (レフト・ダウンウインド)
能登空港の開港イベントに招待されているために、イベント開催時間の9時よりも前に能登空港に着陸しておく段取りで八尾を離陸します。

約1時間30分と余裕を若干計算し、八尾を7時に離陸するために、6:30に集合となりました。

八尾空港は通常オープンしていないために、事前に国土交通省に申請。タワー管制ではなく、離陸機の一方送信にて離陸します。
風はおだやか。東に向かうフライトなので、いつものRwy27ではなく、Rwy09を選択(これも管制塔がいないために、風を読み取って勝手に選択)しました。

離陸前のチェック。Rwy27側のように自衛隊駐屯地があるエリアと異なり、こちらは民家がすぐ近所にあります。

早朝離陸ということもあり、散歩をしている住民の方達が何かあったか不思議そうに我機を見ていました。
ゆっくりとRwy09の離陸体制に入ります。
「Yao Local, juliet-alfa 4044 is taking off from rwy 09.」
と勝手に一方送信を八尾の管制塔の周波数にし、
離陸を開始します。

東の空にまぶしく太陽が昇っていきます。
Rwy09を離陸してすぐに後ろを見ると・・・

B滑走路のRwy31のスレッシュホールドが見えていました。
民家や工場も朝の太陽を受けて、日中に離陸する時とは
ちょっと違った感じでした。
600フィート(約200メートル)で左旋回。進路を北に
向けました。左後方、約8時の方向に離陸してきた
八尾空港が見えています。このまま上昇を続けましょう。
段々と低気圧が西から近づいているせいか、いまいち
視程がスッキリしません。巡航高度の9,500フィート
(約3,200メートル)に到達しても、霧っぽい・ガスっぽい
空気で空もはっきりした青空とは言えません。
小松を過ぎて金沢に海岸線沿いを飛んでいます。
能登半島の中央にある七尾湾の南側に位置する
七尾市あたりです。ここから進路を北にとって、能登空港
へ向かいます。高度も徐々に下げ始めました。

今回の能登空港のイベントには、日本各地から自家用機の
参加が60機を越える予定。そのほとんどが今日の到着
ということで、とにかく他の航空機の見張りと能登空港との
無線交信は慎重です。
能登島の北側にきました。ここから空港まではもう5マイル程度。2分もしないでで飛行場の場周経路にはいってしまします。

使用している滑走路はRwy25だそうで、左側の場周経路に進入するように指示が来ました。

「Juliet-alfa 4044, this is Noto Flight Service. Eenter
left down wind for Runway 25.」
思ったよりも緑に囲まれているんですね・・・能登半島って。
なんかジャングルのよう。
レフトダウンウィンドです。
開港前の飛行場に着陸するって、何かワクワクしますよね。
左旋回をして、ベースターンにはいりましょう。
写真の右上が飛行場。すぐ近くは深い森林のようですね。
普通は白い滑走路のマーキングも、ここでは雪の多い地域独特の黄色いマーキングですね。だって、雪も白いから、同じ白だと見づらいですからね。

まだアプローチライトとか進入角灯は作動していないようです。

右の方に見えているターミナルエリアには、なにやら気球が上がっている模様です。
いざ着陸。普通は沢山の旅客機等が着陸する際にできる黒いブレーキマークが滑走路の接地帯付近にできていますが、さすが新品の滑走路。あまりにも黒くないので、滑走路ではない錯覚すらしてしまいます。
さてさて、駐機場まで人間(マーシャラー)が誘導してくれるようです。イベントのために、駐機場には出店テントや展示用の緊急車両、飛行機などが。現地のスタッフの指示がなければ混乱きわまりないでしょう・・・

「Juliet-alfa 4044, follow marshaller to parking.」
朝日新聞社のビジネスジェット機(セスナ・サイテーション)
も着ているじゃあ〜りませんか。
ゆっくりとブレーキを踏んで・・・停止!
なにやら展望デッキからは沢山の人がみているし、入場フェンス沿いにはものすごい人数の観客がゲートが開くのを待っています。

やっぱり新空港って気持ちが良いですね〜
今晩は和倉温泉の旅館、「なおき」に宿泊です。
まずは開会式、ロック岩崎のエアバティックショー、と。
イベントをエンジョイしましょう!