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フライト日: 2003年 9月 7日 巡航高度: 10,00フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜SKE〜HYOGO〜OKC〜DGC〜RJFF
着陸空港: 福岡空港 着陸方式 VISUAL (レフト・ダウン・ウインド)
今日の西日本は高気圧に覆われて晴れ、湿度も気にならない程度までおさまってきました。秋には一足早いですが、普段よりも少し遠出のフライトを企画してみました。
ハンガーから外に出て上を見上げると物凄い青空が待っています。
今日の目的地は九州の福岡空港。国際線や国内線が頻繁に離発着する国際空港です。燃料も満タンにして外部点検も完了。
八尾の今日の滑走路はRwy09。エンジンも無事にスタートし、滑走路までタキシングを開始しましょう。

「Yao ground, juliet-alfa 4044 request taxi and IFR clearance to Fukuoka, proposing 10 thousand.」
離陸前のプリテイクオフ・チェックリストを確認します。

「Doors ....... Locked.」
「Props......... Set」
「Flaps........... Set」
「Juliet-alfa 4044, cleared for takeoff, runway 09.」

管制塔から離陸の許可がきました。
八尾からの計器飛行出発方式のShinoda-3 Departureの段取りをチャートを見ながら確認します。

Rwy09から離陸してからは右旋回をして、信太のVORまで235度のコースで向かいます。信太VORを3,000フィート以上で通過する条件がついています。
さあ、離陸です。
フルパワー!
オールシステム、グリーン。
ギヤも上げましょう。ゆっくりと上昇率も上がっていきます。
500フィートまで到達しました。右旋回をしましょう。

「Juliet-alfa 4044, contact Kansai departure, 120.45.」
「Roger, contact departure, good'ay.」

関空と伊丹の進入管制圏を管轄している関西デパーチャーに周波数を変更します。
進路を西に向けて飛んでいます。離陸してきた八尾空港が見えていますね。
信太VORの手前で管制官がレーダーで誘導してきました。伊丹空港の真上を通らずに航空路の途中までの誘導です。下に見えているのは仁徳天皇稜です。

「Juliet-alfa 4044, turn left heading 300 for radar vector
to victor 28. Maintain 10 thousand.」
大阪城公園の上空です。
伊丹空港の西側を少しかすっている感じですね。
雲がちょっと飛行場を覆っているので前景が見えませんが。。。

高度も巡航高度の10,000フィート(約3,300メートル)に到達しました。
青空がさわやかな夏の空です。
高度計(写真中央の時計のような計器)をみると10,000フィートを指示しています(時計で言うと12時)。パッと見は標高ゼロフィートにいる錯覚がするほど。
岩国米軍基地上空を通過です。
山口宇部空港沖を通過中です。
新しい北九州空港の埋め立て工事中。
結構、埋めたっていますね。神戸空港よりも埋め立てが完成しているとも思えますね。
現在の北九州空港上空です。東京から日本エアシステムが毎日数往復をしています。
そろそろ降下の開始です。福岡の進入管制がレーダーでの誘導を開始しました。風向きの関係で南に回りこんでRwy34に着陸する模様。

「Juliet-alfa 4044, this is Fukuoka approach. Fly heading 220 for radar vector to runway 34 traffic pattern. Descend and maintain 6,000.」
福岡空港に向かって南に進路をとっています。高度も1,800フィートまで降下する指示がきました。
福岡空港から少し北にある西戸崎です。そろそろ福岡空港が目視で確認できるはずです。

「Juliet-alfa 4044, airport now at your 10 o'clock 10 miles. Report airport in sight.」
福岡港までやってきました。飛行場は反対側ですが見えています。

「Fukuoka Tower, juliet-alfa 4044 is entering left down wind for runway 34.」

「Roger, make short approach runway 34. Report left base.」
福岡市内の上空です。中州あたりでしょうかね。
何の線路かはわかりませんが、電車の車庫が川沿いに。
左旋回をしてレフトベースレフトベース(着陸する滑走路を直角)にはいりましょう。

「Fukuoka Tower, juliet-alfa 4044 is now left base.」
「Roger, cleared to land runway 34. Wind 320 at 8.」
ゆっくりとファイナルターンしましょう。滑走路の末端を目視しながら旋回しましょう。
まもなく着陸です。
「Fukuoka Tower, wind check.」
「Wind 340 at 7.」
ちょっと低めですね。
後ろから既にファイナルターンに入っている日本航空のジャンボ、すぐその後には中国からの中国南方航空のエアバスがダウンウィンドに近づいています。できるだけ早めに滑走路から誘導路へ出て行きましょう。
駐機場までタキシングです。空港の西側は新しい国際線のターミナルビルがありますね。
我々は東側の国内線エプロンの南の端に駐機します。
八尾と同じように雲も少ない青空です。飛行機から降りてみると湿度が高く、大阪よりもかなり蒸し暑い感じです。
ターミナルビルの端にある警備員のいるゲートから外にでましょう。地下鉄に乗って天神まで中華を食べに出陣です。