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1泊の屋久島を満喫しました。昨日の夜は美味しい料理やビールをご馳走になったり、大川の滝を見たり、杉の林を見たり・・・
楽しい旅も今日で終わり。これから八尾に帰ります。八尾で燃料を満タンにして飛んできましたが、帰りも燃料を足しておくほうが安心です。屋久島では給油ができないので、鹿児島空港で給油ストップをしましょう。 |
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今日も西日本は高気圧に覆われて青空です。雲もほとんどありません。屋久島空港のエプロンの北端に駐機されているJA4044。 |
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屋久島から鹿児島までは計器飛行方式でフライトします、
「Kagoshima-3 Departure」という計器出発方式の航路を巡航高度8,000フィート(約2,700メートル)で飛行します。日本エアコミューターのYS-11が鹿児島から着陸態勢に入っているために、我々は滑走路にむかわずにエプロンで待機です。
「Juliet-alfa 4044, this is Kagoshima FSC. YS-11 on base leg
for full stop. Hold short of runway.」 |
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着陸するのを待っていたYS-11が到着しました。彼らが滑走路の端まで行ってUターンしている最中に我々は滑走路に入ります。 |
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屋久島の山をバックにターミナルビルが見えています。ゆっくりと離陸する滑走路の端までタキシングしましょう。先ほど着陸したYS-11は我々の後ろをエプロンに向かってゆっくりと走ってきています。 |
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「Kagoshima FSC, commuter 73 clear of runway.」
「Roger, break-break. Juliet-alfa 4044 obstruction not reported
runway 32. Report airborne time.」
この空港は管制塔が無いので、全ての航空管制は鹿児島にある無線局と交信。彼らはパイロット達の通報を基に情報を提供しているんです。日本エアコミューター機が滑走路から出た通報を受けて我々に滑走路に障害物が報告されていないことを通報してきます。ここでは「離陸許可(Clear for takeoff)」は発令されないのです。 |
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さあ、鹿児島に向けて離陸しましょう。パワー全開! |
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屋久島の海を見ながら飛行機は空に向かって飛び立ちます。 |
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海が綺麗ですね〜 |
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ゆっくりと右旋回をして進路を鹿児島に向けましょう。
離陸時間が11:27。鹿児島に無線で通報します。
「Kagoshima FSC, juliet-alfa 4044 is now leaving 1,000 for eight thousand. Airborne at 27.」
「Roger, airborne at 27. Contact Fukuoka control 135.3」 |
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後ろを振り返ると離陸してきた屋久島空港が見えています。 |
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巡航高度の8,000フィートに到達しました。
下は真っ青な海。薄い雲が少しだけ見えています。
遠くには種子島も見えているんです(写真には写っていませんが)。 |
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鹿児島県の大隈半島の先端が見えてきました。 |
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左側には開聞岳が見えています。とがっていて面白いですよね。写真の右端から切れて見えませんが、指宿温泉もこのあたりです。 |
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さて、無線の周波数も鹿児島の進入管制に変更。
レーダーで誘導されながら鹿児島空港の計器進入に入ります。飛行機の左側には桜島が見えています。 |
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「Juliet-alfa 4044 is cleared for ILS runway 34 approach.
Air commuter Saab 340 is now right base 5 miles from airport. Your separation is 6 miles. Contact tower.」
計器進入の許可が出ました。ゆっくりとコースをあわせて高度を下げて行きましょう。前方6マイルには日本エアコミューターの飛行機が着陸態勢に入っているようです。 |
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計器をみながら進入です。 |
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滑走路が近づいてきました。
前の飛行機も着陸して既に滑走路からは出ています。
我々も最終の着陸前のチェックを行いましょう。 |
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空港の周りは畑や緑が多いですよね。 |
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まもなく着陸します。 |
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ゆっくりとブレーキを踏みましょう。
ここの滑走路は3,000メートルもあるので、余裕で停止でしますから。 |
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「Kagoshima ground, juliet-alfa 4044. Request taxi.」
「Roger, taxi to spot alfa.」
小型機専用の駐機場までタキシングです。
管制塔の前には2機の日本エアコミューター機が留まっています。さっき降りてきたのはどっちでしょうか。 |
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スポットに到着です。飛行機の後ろにある荷物入れからタイヤを固定する「チョーク」を出しましょう。 |
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さて、そもそもの目的の給油の為に燃料屋さんに来てもらいました。八尾に帰るのに十分な燃料を補給しましょう。ついでに鹿児島空港でお昼ごはんといたします。やっぱり黒豚のトンカツですか? |