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フライト日: 2003年10月25日 巡航高度: 7,500フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜XMC〜LHE〜RJTC
着陸空港: 立川駐屯地 着陸方式 VISUAL (ストレート・イン)
今日は東京にある陸上自衛隊の立川基地に飛んでいきます。普段なら民間機は離着陸が許可されない飛行場ですが、明日に予定されている基地祭に機体展示をするということでご招待にあずかりました。

関東地方には台風17号が近づいており、雲が多い実況です。関西もご覧のように雲が多い状況です。
八尾空港はいつものRWY27を使用。タキシーウェイをゆっくりとタキシングしながら離陸後の段取りを確認します。
離陸前の最終チェックを行います。プリテイクオフ・チェックです。
いざRWY27。離陸の準備完了です。

「Yao Tower, Juliet-alfa 4044 is ready for departure.」
「Roger, cleared for takeoff, runway 27. Left turn approved.」
ゆっくりとパワーを入れて離陸滑走を開始しましょう。
八尾の陸上自衛隊の駐屯地も今日は静かですね。
75ノットでローテーション。機体が地上から離れていきます。
「ポジティブレート、ギヤ・アップ!」

上昇体勢になっている事を確認してタイヤを引き上げます。
近畿道が見えていますね。ちょうど高度も500フィート(約200メートル弱)。左に旋回を始めましょう。
近畿道の松原JCTですね。左に旋回を続けます。
「Yao Tower, 4044 is now Kokubu. Leaving your control zone.」
生駒山脈を横断して奈良平野に向かいます。とりあえずは高度を1800フィート(約600メートル)に維持します。
じょじょに高度を上げて予定の巡航高度7500フィートまできています。三重県の三波川の河口です。ちょうど松坂市のあたりですね。
伊勢湾を横断。渥美半島の福江港あたりです。
浜名湖。弁天島近辺ですかね。
写真中央が浜松市。上の方に見える川は天竜川です。
焼津市の上空です。御前崎が見えています。
伊豆半島、天城山です。ちょっと紅葉になっていますね。
左には富士山も見えています。
このあたりで米軍の横田基地と無線交信を始めましょう。

「Yokota approach, this is Juliet-alfa 4044.」
「4044, this is Yokota approach. Squawk 5712, altimeter 2885.」
大磯上空、相模川の河口です。
そろそろ高度を降ろしていきましょう。
多摩川を横断します。
日野市の上空です。少しずつ高度も下げてきました。
立川の駅前にあるビル郡が見えてきました。
ネオンも点灯し始めていますね。
正面には立川の滑走路が見えています。この滑走路には進入角度を指示するPAPIがついていません。数多くの着陸経験で見慣れた進入角度を目視で感じながらアプローチをしていきます。

「Tachikawa Tower, Juliet-alfa 4044 is now 2 miles on final.」
「4044, cleared to land, runway 01. Wind 360 at 4.」
最終着陸進入です。翼の先には立川の駅前のビルが。
滑走路には灯がついています。時間はまだ16:30ですが、雲が多いためにちょっと暗い感じですね。
ギヤが降りていることを確認して、速度をゆっくり下げていきます。
滑走路の反対側には何やら緊急救助対応の施設があるようですね。
900メートルの滑走路の端まできました。

「4044, turn left and taxi to Echo hangar.」
「Roger, taxi to Echo hangar.」

どうやらエコーというハンガーまでタキシングです。
いったいどこにあるのやら・・・
自衛隊員の方が駐機スポットに立って誘導してくれています。
我々のような自家用小型機の他にも、自衛隊のヘリコプターも展示で参加されるようですね。このヘリは明日のイベントでは一般の人を乗せて試乗フライトをすることになっています。
エコーハンガーの前。
アルファベットの「E」を無線では「エコー」と呼びます。
自衛隊員の皆さんがハンガー内に飛行機を格納してくれました。我々の機体も明日のイベントでは一般の来場者にコクピットを開放する予定です。