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フライト日: 2003年11月 1日 巡航高度: 8,500フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜MAYAH〜STE〜IWC〜UBE〜RJFR
着陸空港: 北九州空港 着陸方式 VISUAL (ライト・ダウン・ウインド)
八尾空港の管制塔ビル。この中にウェザーブリーフィングとフライトプランを提出する事務所があります。パッと見の天気は非常に穏やかで良い感じですけど、九州方面は湿った空気が入り込んでくる予報が出ています。ちょっと雲が多い予想ができますね。
フライトプランに記入しましょう。移動開始時刻は01:30。グリニッジの世界共通時刻を記入します。
左がウェザー、右がフライトプラン提出です。既に天気は確認していますから、先ほど記入したフライトプランを提出しましょう。

「おはようございます。4044、VFRで北九です。」
フライトプランも受理されて、飛行機に向かいましょう。生駒山も綺麗に見えています。空も雲が少ないですよね。
外部点検をしましょう。燃料搭載の確認、機体損傷の無いことも大切な外部点検です。
飛行機に乗り込みましょう。ドアを閉めて、シートベルトを着用。
「Yao Ground, this is juliet-alfa 4044. Request taxi for departure.」
「4044, taxi to runway 27. Wind 240 at 4, QNH 3002.」

RWY27へタキシング開始です。
滑走路手前で離陸前のチェックです。
ここまでタキシングしてきた誘導路が見えています。
「4044, cleared for takeoff, runway 27.」
「Roger, 4044 now rolling.」

フルパワー!離陸の開始です。エンジン計器もオールグリーン!
75ノット。ローテーション。
97ノットで上昇を続けます。
順調に高度を上げています。八尾南駅の北側にある集団住宅ですね。沢山建っています。
近畿道を横断。今日は道路が混んでいます。やはり3連休の初日は渋滞するんでしょうかね。
南港まできました。このあたりで関空の管制と通信して高度を上げる要望をだしましょう。予定している巡航高度は8,500フィートです(約3,000メートル弱)。
とりあえず2,000フィートまでの上昇が許可されています。神戸沖のポートアイランドを通過中です。
三菱重工の神戸造船所が写真右下に見えています。写真中央のちょっと下に神戸ウィングスタジアムがありますが、わかりますか?
須磨海岸上空です。高度も5,000フィートまで上昇してきました。
巡航高度の8,500フィートです。
風も穏やかで、まったく揺れがありません。
瀬戸大橋上空です。久須美鼻のあたりです。
我々のいる8,500フィートはクリアな青空ですが、ちょっと下の高度からはガスっている感じですよね。ちょうど雲の下の高度あたりから下ですが。
岩国米軍基地を通過します。
薄い雲が出てきました。もう山口宇部の手前なので、このあたりから高度を降ろしていきましょう。
山口宇部空港が見えてきました。
宇部空港の真上を4,000フィートで通過します。
高度計が3,800フィートを表示しています。昇降計は1分900フィートのレートで降下していることを示しています。
かなり雲も多く視程も下がりました。
この埋め立て地は新しい北九州空港の予定地です。

「Kitakyusyu Radio, this is juliet-alfa 4044. Now 5 DME East.」
「Roger, report right downwind runway 11. Wind 110 at 6.」
北九州空港沖にある小さな島、間島です。島の先には空港のRWY29側が見えますね。我々は滑走路の南側を平行に飛行し、反対側に周って着陸をします。
「Kitakyusyu Radio, 4044 is entering right downwind, runway 11.」
「Roger, runway 11 is clear.」

滑走路と平行コースに入りました。飛行機の右に滑走路が見えるから「ライト」ダウンウィンドと言います。
このあたりは山に囲まれているので、空港の場周経路も南側のみの設定になっています。写真左の高い山は足立山、標高は約600メートルです。我々は300メートルの高度で飛んでいます。
九州自動車道が見えています。このあたりで右旋回。ベースレグに入りましょう。
左上に滑走路が見えています。滑走路を見ながらゆっくりと右旋回、ファイナルアプローチコースに乗せていきましょう。特に速度には注意します。
もう少し右旋回ですね・・・

ランディング・ギヤは降りていますね。緑のランプが点灯している確認をしておきましょう。
「Wind now, 260 at 5.」

先ほどから風向が変わったようです。
ちょっとしたテールウィンドでの着陸になりそうです。
ちょっと高めにアプローチ。
滑走路は1,600メートルありますから大丈夫。
着陸直前に竹馬川を横断します。
エアスピード、チェック!
CLEAR TO LAND。
小型機が駐機するためのウェストエプロンが見えています。
さて、着地です。ゆっくりと操縦桿を引いて速度を落としましょう。
トン!という音がして着地と同時にブレーキを優しく踏み込みます。
「4044, taxi to East apron spot 3.」
「Roger, taxi to spot 3.」

今日は小型機専用駐機場ではなく、ターミナルビルの前に留めさせてもらえるようです。旧日本エアシステムのMD-87が東京から到着しています。
このあたりは雲が多かったですね。
お昼ごはんを食べて大阪に帰る準備をすることにします。