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フライト日: 2003年4月29日 巡航高度: 8,000フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜SKE〜V55〜ROKKO〜THE〜TRE〜RJOR
着陸空港: 鳥取空港 着陸方式 ILS
うちの機体の整備を委託している八尾の第一航空ハンガー
前で乗り込みました。先週・先々週の2週間、年に1度の
耐空検査に入っていたので、たまたまハンガー前に駐機
されていました。

今日は計器飛行方式で鳥取空港までのショートフライト
です。
Rwy27に向かって誘導路をタキシー中。
正面には生駒の山が、左前方には八尾空港の管制塔
が。

巡航高度は8,000フィート(約2,700メートル)を予定。
管制塔から離陸のクリアランスがでました。
2週間フライトができていませんでしたが(前にも
述べた耐空検査のため)、いよいよ離陸滑走の開始です。

整備上がりのためでしょうか、何か機体が軽やかに
Rwy27を滑りだした印象です。
無事にRwy27を離陸。ふと右後ろを振り向けば
八尾空港のサウスエプロンに駐機されている飛行機で
いっぱいです。 

写真中央(ハンガー郡の少し上)にある丸い物は
八尾空港と併設されているYOEのVOR。
さらに奥を写真中央から右に流れる1本の細い道の
様な物は八尾空港の2本目の滑走路です。
さて、高度も500フィート(約170メートル)手前です。
地下鉄谷町線の終点駅の八尾南駅が見えています。

いよいよ左旋回で信太のVORへ235度のコースで
向かいます。いつもの「Shinoda-3 Departure」と呼ばれる
計器出発方式です。
信太VORに到着しました。この時の高度は6,000フィート
で上昇を続けています。右旋回を開始して伊丹空港の
真上を通過する航路に向かいます。

写真で見える海はもちろん大阪湾です。
ようやく巡航高度の8,000フィートに到達しました。
バイザーの裏に表記されているエンジン出力チャート
を確認します。

エンジン出力チャートには、飛行高度に合わせた適切
なプロペラ回転数が明記されています。
伊丹空港の手前を飛んでいるんですが、我々が8,000
フィートを飛んでいるために、伊丹空港から離陸してくる
旅客機が上昇できる高度に上限を指示されています。

「Japan Air 803, climb and maintain 6,000 until further
advice. Traffic your 10 o'clock is a Piper 28 at 8,000.」

日本航空の西行きの飛行機の様です。我々の下を
くぐって西に出て行く管制指示が出されていました。
しばらくすると9時の方向(真左)にJALの飛行機が。
伊丹の忙しい空域も抜けました。
関西アプローチの管制官から、所沢にある東京コントロール
へと交信がバトンタッチされています。

今日も青空が綺麗です。ちょっと下の高度には
雲が少しですが出始めています。
さて、いよいよ鳥取空港の進入開始です。
海岸線沿いにある大きな砂浜らしき場所が
有名な鳥取砂丘です。まだ高度も7,000フィート
(約2,300メートル)ですから、大きな砂丘も単なる
砂浜にしか見えません。
Rwy10の計器進入です。ILSアプローチのファイナル
ターンを完了し、徐々に高度も下がりはじめました。

今日の鳥取は南からの横風が結構強く、15ノットの
瞬間最大風速(ガスト)の23ノット。進入中は四六時中
揺れが大きいですね。
さて、ILSアプローチもミニマムまで降りてきました。
着陸です。右からの横風に注意ですね。
いや〜揺れの大きかったアプローチですが、
無事にRwy10に着陸です。駐機場までゆっくり
タキシングしましょう。
駐機場です。前には同じ八尾空港からレンタルの飛行機で
こられているセスナ172も駐機してあります。
「ようこそ鳥取へ」の白い文字が我々を歓迎してくれました。

今日は鳥取砂丘にでも行ってみますか!