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フライト日: 2003年 5月17日 巡航高度: 8,000フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜SKE〜OWE〜SANDA〜OLIVE〜RJOT
着陸空港: 高松空港 着陸方式 ILS
「日本の南海上に停滞前線があることから、午前中は雲が
多い。降水確率は低く、風もそれほど強くない。昼前から
は雲も少なくなり、基本的には晴天になる。風は東の風。」

ウェザーブリーフィングを研究して、いざ出発。
八尾周辺は高曇り。視程もまあまあの模様ですね。
まあ、上がってみればもう少し天気の雰囲気分かるでしょう。
Rwy27に向けてタキシングを開始。
八尾の陸上自衛隊駐屯地に自衛隊のヘリコプターが
降りてきました。離陸前のチェックも完了。離陸準備万端です。
「Juliet-alfa 4044, restriction 2,500 until further advice.
Cleared for take off Runway 27.」

伊丹に着陸進入する旅客機の関係でしょう。巡航高度の8,000フィートに上昇する過程で、一旦2,500フィートで水平飛行を維持するように指示がきました。

とわいえ、離陸許可です。ゆっくりと離陸ポジションに入りましょう。
スロットル。レバーをゆっくりとフルパワーに。
エンジン計器が全て正常であることを確認しながら、飛行機は加速していきます。
「Air speed alive. Approching Vr.」
離陸速度に達しました。操縦桿を引いて離陸しましょう。やはり視程はまあまあの感じですよね。八尾の管制塔ははっきり見えても、空はネズミ色だし・・・
SKEをまわって、V28の航空路までショートカットのレーダーベクターをお願いしました。方位320度の方向へ飛んでいます。大阪市の南港上空です。

既に出発時に発令されていた一時水平飛行は解除され、
予定の巡航高度に到達しています。
写真中央に見える野球場が甲子園球場です。
左右を横断している高速道路は阪神高速神戸線ですね。
巡航高度の8,000フィート(約2,600メートル)ですが、やはりちょっとガスっぽい感じです。決して視程が良いとはいえませんが、風も緩やかです。エンジンの振動を体に感じる程度の揺れしかありません。
姫路上空です。緑に囲まれた姫路城、写真の左下にはJRの姫路駅が見えています。

このあたりから高松進入管制の高松アプローチ(121.2)に周波数を変更して、レーダーでRwy26の計器進入経路へ誘導してもらいましょう。
小豆島の東側を少しずつ降下しています。
高松空港の精密計器進入の初期高度は3,600フィート。
現在、4,000フィートまでの降下指示が進入管制官から入っています。
四国の陸地に到達しました。
このあたりからILS進入の直線コース、ファイナルアプローチコースと合流します。

「Juliet-alfa 4044 is cleard for VOR-ILS 26 approach.
Contact tower 118.3」
不思議な形をした小さな「山?」が沢山あるのも高松ならでは。Rwy26に向かって直線進入中です。

今日は風が東から吹いていますから、直線進入から一旦場周経路
に旋回するサークリングアプローチを実施します。
着陸は進入と反対側のRwy08になります。
Rwy26のサークリングミニマム(進入最低高度)に近づいてきました。
普段はこのまま着陸ですが、今日は一旦右にブレイクします。120ノット(時速約220キロ)でアプローチをしていますので、サークリング用の最低高度は1,060フィートです。この高度まで下がって、右に旋回を始めます。
「Takamatsu Tower, juliet-alfa 4044 now right break.」

滑走路を左にみて一旦平行に飛びます。
反対側に回り込む必要があるからです。
高松空港から市内方面をみて。
空港ホテルが大きく見えています。
Rwy08のレフトダウンウィンド。
滑走路と平行に飛びましょう。高度は飛行場の標高に1,000フィートをプラスした1,600フィート(約500メートル)。
さて、左に旋回。滑走路を見ながらゆっくりと直線上に
まわっていきましょう。

「Takamatsu Tower, Juliet-alfa 4044 is now turning final.」
風は東から少しだけ吹いています。
アプローチも安定して、まったく揺れがありません。
いよいよ着陸です。
滑走路の南側には公共の娯楽施設があるんです。
行ったことはまだ無いですけどね。
駐機場に向かいましょう。
ちょうど管制塔の正面あたりに留める指示が来ています。
無事到着。
韓国からもアシアナ航空のB737がソウルから到着していました。

さて、讃岐うどんでも食べに行きますか!