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フライト日: 2003年 6月15日 巡航高度: 900フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜トラフィック・パターン〜RJOY
着陸空港: 八尾空港 着陸方式 VISUAL (レフト・ダウンウインド)
今日も本格的な梅雨の天気。どこかへ飛んでいくにはあまり良い天気ではないですね。大阪地方は濃霧注意報まで発令されましたし、降水確率も50%ということです。

先週同様にタッチアンドゴーで離着陸の訓練をすることにしましょう。
生駒の山がボンヤリと見えています。
今日は風が東の風の様で、使用している滑走路は
普段のRwy27ではなくてRwy09のようです。

「Yao Ground, this is Juliet-alfa 4044 at south apron.
Request taxi for touch and go.」

「Juliet-alfa 4044, taxi to runway 09. Wind 070 at 4.
QNH 2983.」
八尾空港は殆どがRwy27を使っていて、西に向かって生駒山の方から離陸をするんですが、次に頻度の多い滑走路がRwy27の逆側のRwy09。生駒山に向かって離陸をしていきます。

頻度も少ないので、景色がちょっと見慣れない新鮮さが。八尾空港の給油会社「MAINAMI(マイナミ)」の事務所と給油車が。ちなみに、伊丹空港や成田空港の給油もマイナミさんが担当されていますね。
さて、タキシーウェイA-4まで来ました。
Rwy09の端になります。滑走路への進入許可が出ていませんので、黄色い線の手前側でスタンバイ。離陸前の最終チェックを行いましょう。

「Yao Tower, 4044 is short of runway 09.
Ready and requesting touch and go.」

「Juliet-alfa 4044, roger. Touch and go approved, wind
070 at 4. Cleared for take off, runway 09.」
離陸許可が出ました。ゆっくりと滑走路に入りましょう。
右を見て、進入してくる飛行機がいないことを目視でも確認しましょう。

「Approach side clear.......」
さて、いよいよ離陸です。滑走路の番号(09)と
計器版の方位がマッチしているのを最終確認してっと。

じゃあ、スロットルをフルパワーに入れましょう。
ターボエンジンですから、ゆっくりと。
離陸後に左をみると、芝生の中に「YAO」の文字が。
横風用の滑走路(Rwy31/13)を横切っていきます。
左後ろを振り返って。
横風用の滑走路がよく見えますね。
北西を向いた感じですので、Rwy31側から見た状態でしょう。
右を見れば横風滑走路の進入側のスレッシュホールド(末端)が見えますね。確かにRwy31の表示が印字されています。
八尾の陸上自衛隊の駐屯地にあるハンガーが
よく見えています。
この時点ではまだ高度は低いですね。
でも、場周経路(トラフィックパターン)から離れませんから、
高度は最高で900フィート(約300メートル)まで。
JRの線路が下を走っています。
そろそろ右旋回。クロスウィンド・レッグという場周経路の
一部に入ります。
生駒山を左に見て方位は南です。
でもまあ、雲が低いこと。視界も悪いですね〜
見慣れた大和川。
「橋」を渡ったところで近鉄藤井寺駅の真上を通過する
ように右に旋回を開始します。ライト・ダウンウィンドに
入るわけです。
名前は調べた事がないのですが、このあたりにも
小さな古墳が沢山ありますよね。
藤井寺駅は飛行機の真下なので写真が撮れませんが、
左には藤井寺球場が見えています。
今日は誰も野球をしていないみたいですね・・・
さて、そろそろ右旋回でベースレッグにターンをしないと。
左(南)を見ると近畿道がありますが、その先は視程が悪い
こと。普段はもっと良く見えているのに・・・
近畿道沿いに大きな建物がありますね。
これが右側に(北)見えますが、これを外に周る感じで
右旋回。ライト・ベースに向かいましょう。
旋回も終わって北に機首を向けました。ライト・ベースです。先ほど目印にしていた近畿道を横断します。

「Yao Tower, 4044 is now right base for runway 09.」
段々と大和川が近づいてきました。
ここに掛かっている小さな「橋」が旋回の参考ポイントです。
でも旋回の基本は滑走路を目視しながらですよ〜
右旋回!
もうちょっと右旋回かな・・・
滑走路は見えているんですが・・・
OK。ファイナル・アプローチコースに入りました。
左を見れば近畿道が。丁度、長原の出口が見えていますね。
(北方向)
はっきりしない生駒山、滑走路が見えています。
手前には八尾南駅前の建物やマンション郡が。

「Juliet-alfa 4044, cleared to land runway 09, wind 070 at 3.」
徐々に高度を下げていきます。
スピードが落ちすぎない様に注意しましょう。
フラップダウン!
ランディング・ギヤ、チェック!
右には大和川が・・・
地下鉄谷町線の終点駅「八尾南駅」のロータリーが見えてます。手前右端には「ミキハウス」の本社ビルが。でもまあ、マンションの多い地域ですよね。
いよいよ着陸します。
進入角指示灯は全部「白」ですから、高めの高度で進入していることを示しています。

実は、Rwy09側の最終進入って、さっきのビル郡のすぐ上を通過してくるためか、最後にちょっと沈むんですよ。高めに来ても問題なしですよ。

それに、やっぱりビルが直ぐ下にあれだけ建っていると、低高度の進入時にはなんかお尻をこすりそうでね・・・
八尾空港内を走っている道の脇には並木があるんですよ。
ほらね、さっきまで「真っ白」だった進入角指示灯(PAPI)
もちゃんと「白・白・赤・赤」になったでしょ。
お疲れ様でした。
タキシーウェイのA-1で誘導路に入りましょう。
サウス・エプロンに戻ります。
この天気で飛んでいる飛行機は私だけでした。
八尾の管制塔も静かなんでしょうね・・・
整備をお願いしている第一航空の左隣の「昭和航空」が所有しているちょっと大きめな多発プロペラ機。なにやら整備の方達が集まっていましたが。これから飛ぶのかな?
パーキングブレーキセット!
エンジンを止めましょう。

天気の悪いなかお疲れ様でした。