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フライト日: 2003年10月18日 巡航高度: 6,500フィート
出発空港: 八尾空港 ルート: RJOY〜六甲アイランド〜黒川ダム〜RJBT
着陸空港: 但馬空港 着陸方式 VISUAL (レフト・ダウン・ウインド)
既に家から但馬空港にある管理事務所には電話を入れて、今日の11:30〜13:00までの駐機場は予約しました。八尾空港に到着して直ぐに空港事務所でフライトプランを提出しましょう。
ウェザーの確認も忘れずに。西日本は高気圧に覆われて非常に良い天気です。風も穏やかですから、快適なフライトが期待できます。
フライトプラン用紙に諸内容を記入して提出します。
プランは直ぐに受理されてコンピューターシステムに入力されます。
さて、機体のところまで歩いてきました。
整備士の方のプリフライトを終了したとはいえ、最後に機長の役割として外部点検をもう一度行います。運航責任は機長にありますからね。
チェックリストを見ながら項目を一つ一つ確認していきます。
ドアが閉まってロックされていることを確認しましょう。
「Doors....... Closed and Locked. Checked.」
離陸は八尾空港のRWY27。ゆっくりとサウスエプロンをタキシングします。
今日は天候が非常に良いことから、使用事業会社のフライトも多いようです。彼らは遊覧飛行や測量飛行、航空写真などを仕事としているために、雲があったり視程が悪いと仕事にならないからですね。我々の前にも離陸を待つ使用事業会社のセスナ・キャラバンが止まっています。

「4044, can you accept intersection departure?」
「Roger, accept intersection departure.」

管制官は我々を着陸してくる飛行機の前に離陸させようとしているようです。普段なら滑走路の端からの離陸ですが、今日は中間点(インターセクション)からの離陸です。
「4044, cleared for takeoff runway 27. Wind calm.」
「Roger, cleaered for takeoff, runway 27. 4044.」
エンジン計器もオールグリーン。異常は無く、スムーズに上昇していきます。離陸して直ぐ右に見える地下鉄の八尾南駅。
長居公園と長居球場が見えています。大阪湾を出るまでは高度を1,300フィート(約400メートル)に維持していきます。伊丹空港や関空の出発・到着経路を通過するために、高度制限がかけられます。
住之江公園と住之江競艇場(写真中央の四角いプール)が見えています。

「Yao Tower, 4044 is 5 miles West of Yao. Leaving control zone.」
「Roger, frequency change approved. Good'ay.」
「Roger, good'ay」

八尾空港の管制圏を離脱します。5マイル地点で八尾空港には通報します。
大和川河口まできました。この写真では小さくて見えませんが、すぐ近くに同じ高度を使用事業会社のセスナ172が同じ方向に向かって飛んでいます。丁度WTCの左上に白い「点」が見えていませんか?

ここの煙突ってゴミの焼却所かと思ったら関西電力の南港発電所だって知っていました?今日、初めて知りました・・・
六甲アイランドです。このあたりから高度を上げさせてもらいましょう。六甲山を越えていく必要もありますしね。

「Kansai TCA, this is 4044. Request climb to 6,500.」
「Roger, 6,500 approved.」
六甲山を背景に海に面している神戸製鋼の工場です。
巡航高度の6,500フィートまで到着しました。
六甲山も越えて、このあたりはゴルフ場も多いエリアですね。
ちょっとだけ雲。我々と同じ高度ですかね。
黒川ダムが見えています。
そろそろ降下を開始しましょう。ここは但馬空港から15マイル南の地点。地図で見ると「和田山」という町あたりでしょうか・・・

「Tajima Flight Service, this is Juliet-alfa 4044. Now 15 DME south.」
「Roger, Tajima using runway 19. No traffic reported. Report left downwind.」

但馬はRWY19を使っているようですね。
正面に但馬空港が見えてきました。滑走路が手前に突き出ていますね。我々はRWY19のレフトダウンウィンドに入る必要がありますから、滑走路の手前で右旋回をして一旦は滑走路と平行に飛びます。
これで平行。レフトダウンウィンドに入りました。左に空港が見えています。

「Tajima Flight Service, 4044 is now left down wind runway 19.」
「Roger, 4044. Runway 19 is clear. Wind 180 at 3.」
日本海まで流れ出ている円山川です。
もう少し北(写真のもっと左)に豊岡市があるんです。
さて、ゆっくりと左旋回。
RWY19への直線進入コースに入りました。
進入角度もOKです。このまま着陸しましょう。
エアスピードチェック!ランディング・ギヤ チェック!
滑走路上に「とんび」が3羽いたのでちょっと注意。
でも問題なく着陸です。
但馬空港に着陸後は着陸時刻を大阪FSCの周波数で無線報告します。着陸時刻が11:37でした。

「Osaka FSC. This is Juliet-alfa 4044. Tajima down time at 37.」

我々のスポットまでタキシング。ターミナル・エプロンの7番スポットです。
わずか35分のフライトタイムで八尾から但馬まで飛んできました。ちょっと休憩をしてから八尾に戻りましょう。