神戸空港埋め立て地上空から。六甲アイランド方面を見る?
積乱雲から局地的に豪雨が。雨の「境目」が分かる。
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夏の名物といえば花火、スイカ、海水浴、
浴衣。我々、飛行機乗りには何よりも意識
している夏の産物として積乱雲がある。
自家用パイロット、大型旅客機のパイロット、
目的や経験レベル関係なく、夏の積乱雲は
避けて飛びたい気象現象に変わりはない。
熱せられた暖かい空気が短時間に急上昇する
発達期は、白い雲がモクモクしながら高く
育っていく。水分を持ちこたえる限界に近づくと
雲は灰・黒色の「今にも雨が降りそう」な色に
変わっていく。そして時には雷を共に集中的
豪雨となって局地的に雨を降らす。
略称「CB(シービー)」、航空管制用語
の通称「CB(チャーリー・ブラボー)」
は、航空無線をモニタリングしていれば必ず
と言っていいほど耳にすること間違いなし。
「Cumulonimbus(キュミュロ・ニンバス)」が
積乱雲の英語正式名称で、省略の「CB」
はこの正式名称からくる。
CBの本格的な季節到来である。 |