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2004年 7月25日

大阪の記録的な集中豪雨を裏付けるか、地面には水溜りが。

寒気が入って大気が非常に不安定です。」と、気象官がウェザー・ブリーフィングをしてくれた。白浜までのフライトでも、既に積乱雲が多く発生し始めており、現地で雷が鳴り始めたことを切っ掛けに帰りの準備を予定よりも早めた。

14:30、南紀空港に到着。雷や雨量を示すレーダーエコーを気象ルームで確認。すると大阪、特に関空近辺と八尾空港周辺が真っ赤な状態−非常に強い雨が降っている模様。携帯電話で八尾空港の整備会社に電話をすると、「すっごい降ってますよ。関空行きの飛行機も上空待機してるみたい」とのこと。

あちゃ〜、帰れるのか?と思いながら、10分ごとに更新されていくエコーの画面を見入る。結局、無理に出発して上空待機をするくらいならば、あえて出発を遅らせることに。空港ターミナルビル内のレストランでお茶をして時間をつぶす。

15:45、あれから約1時間が経った。再び気象ルームに戻ってみると、先ほどのエコーは真っ赤から緑に落ち着いている。雨も収束ぎみのようだ。一時間待ったのは正解だった。

16:15、離陸。雨に濡れることはなかった。

夏の集中豪雨は早く帰れば問題無い・・・ではなく、タイミングが重要。それを再確認した一日だった。