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2004年10月16日

富山に到着したウラジオストック航空のヤコブレフ40型機。

おいおい、順番はどうなったんだ〜!?
英語の管制は通じるのか〜!?

松本空港が低い雲でベッタリということで、途中で名古屋を過ぎてから目的地を急遽変更。「ダイバート(目的地変更)」で富山空港に飛んだ。北の風が吹き込んでいるために、RWY02に南から着陸進入を開始。既にANAのB777が東京からファイナルアプローチをしている。ここは計器で着陸する方式が北から南に向うことから、多少の追い風なら旅客機は北側のRWY20に着陸をしてくる。要するにRWY02の反対側からである。

さて、ANAの次に富山の管制塔と通信を設定したのは我々、JA4044だ。するといきなり・・・「Toyama, Vladivostok 839, 7 mile final runway 20.」と。ロシアからの定期便、ウラジオストック航空の旅客機が滑走路まで残り7マイルになってからの通信だ。旅客機の場合、普通ならかなり北側のメディックというポイントで初期通信をしてくるはずだが。しかも、その後に富山の管制官が一生懸命に降りてくるロシア機に対して着陸意図の滑走路はどちらかと聞いているにもかかわらず、応答なし。要するに強引にRWY20に向って直進だ。我々は先に進入を開始しているのに、このままでは着陸後に滑走路上で正面衝突の危険性もある。

このパイロットは英語の管制が分からないかも・・・と我々が譲る。着陸まで直ぐ手前でスロットル全開、我々は「ゴー・アラウンド(着陸復興)」で再び上昇、右旋回しながら空港から一旦離れることにした。

その後、我々は再度進入を行い無事に着陸。
でもまあ、強引に降りてくること・・・。富山の管制官も着陸した我々に「サンキューベリーマッチ」とお礼の連発。我々もさることながら、管制官も困っただろう。

ウラジオストック駅前に某英会話学校を開設してパイロットを通わせる必要があるんでは?