大阪の山の紅葉で赤茶色に。
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管制官がレーダーの画面を見て飛行機に進路や高度の指示を出す。これを「レーダーベクター」という。航空路を飛んでいる航空機でも、レーダーベクターが開始されれば航路から外れることになる。管制官に誘導されているわけだから、航路から外れても問題にはならない。
今日は八尾に帰る際に計器進入を要望した関係もあって、明石大橋上空あたりから関西空域の進入管制官のレーダーベクターが始まった。高度を一旦は5,000フィートまで下げろ・・・進路を100度の方位に右旋回しろ・・・など等。
常に計器を見て機体の位置を把握しているので飛行には支障はないものの、予想していない方向に誘導されることもある。今日も八尾への計器進入の先発到着機があった関係で、我機は少々待機をすることに。右に左に、旋回の指示が繰り返される。と、外の景色に目をやると夕日を受けて紅葉になっている大阪南部の山が赤茶色に綺麗ではないか。
予定していないコースへ誘導されてなければ気がつかなかった偶然の景色にめぐり合った。 |
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