フライト直後の八尾空港にて。整備士の方達が到着後に点検を。
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飛行機は何はともあれ安全運航が最も重要であることは間違いない。パイロットはフライト中はもとより、フライト以外の時も天気や法規等を研究し、健康管理に努めることが大切だ。ライセンス取得のための訓練は当然だが、ライセンス取得以降も定期的に訓練を目的にしたフライトをこなす。
しかし、安全運航はパイロットがいくら努力をしても達成できない面がある。「フライト」には整備という、もう一つの重要な側面があるからだ。実はこの整備というものはパイロットが日頃目にする場面が無い。当然だが、整備士が機体のメンテナンスを行っている最中に同行しているわけではなく、むしろ我々パイロットが知らない時間に愛機を徹底して細部までケアしてくれているプロフェッショナルの皆さんだ。
暑いハンガーの中で、油まみれになって目を尖らせて機体不備を見つけては事前に修復作業を行う。
整備士の皆さんのお陰で「安全運航」が達成できていると言っても決して過言ではない。 |