ボーイング737−300のフルモーションシミュレーターで訓練中
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シミュレーター、それは実機を使わずにエアライン・パイロット達が旅客機の操縦をして資格を取得するための訓練装置。傾いたり大きく揺れたりと、実機と同じ動きを体感できる。さらに優れているのが緊急事態を再現、実機ではとても危険すぎて訓練ができないような緊急操作が習得できる。
というわけで、今日は自身が訓練生。ロンドン・ヒースロー空港を使って、様々なトラブルを訓練だ。教官は勿論プロのボーイング・パイロット。
まずはジェット機ならではの後退翼の飛行特性になれた後、トラブルのラッシュ。低視程と強い横風・乱気流での着陸から始まり、自動操縦故障、離陸直後にエンジン・ファイヤー、油圧系統の故障で緊急着陸、などなど。
当たり前だが、普段飛ばしている単発プロペラ機の自機とはまったく違った生き物。1時間の訓練も終れば体はクタクタ、頭は空っぽ状態に。。。 |