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2003年 6月15日

八尾空港のRWY09に最終進入中に見える地下鉄八尾南駅。

梅雨になり関西地方は天候の悪い週末が続く。さすがに飛行機は天候に左右され、特に自家用で飛んでいる私などは無理をしてまでも飛び回る必要は無い。こういう時には八尾周辺で離着陸の練習である「タッチ・アンド・ゴー」等をして、技量維持などに努めるように心掛けている。

タッチ・アンド・ゴーとは、飛行場の滑走路からそれほど離れずに、長方形を描くように何周も飛び回る。その際、滑走路には着陸や着陸復興(ゴー・アラウンド)などを行い、何度も着陸と離陸を繰り返すわけである。短い時間の中で、ギヤやフラップなどを出し入れしたり、離陸速度に加速して場周経路の高度に達してからは速度を落とし、また滑走路に向かって高度を下ろしながらさらに速度を下げる。これらの操作を繰り返すのは思う以上に忙しい。その合間には管制塔との無線交信、他機の見張り、風に対する修正、と色々と考えながら緊張感を保って飛んでいる。

天気の良い週末は何処かへ飛んでいってしまい、着陸回数も片道で1回程度。このようなタッチ・アンド・ゴーなら、30分も飛べば5回〜6回の着陸を練習することができる。

私も1,100回目の着陸目前になったが(あと7回の着陸回数で総着陸経験数が1,100回になる)、同じ着陸の環境にめぐり合ったことは無いように思う。一つ一つの着陸の練習を真剣に、また初心の気持ちを大切にし、滑走路を見つめていきたい。