八尾から岡山に向かう途中で。
|
今日はなんとも天気が良くない。視界は10キロ以上はあるが、雲が低く、しかも何層にも渡って空を覆っている。
決して飛べない天気ではないが、有視界飛行としては結構シビヤだ。計器飛行であれば特に問題ないのだろうが、こういう時こそ計器飛行は避けたい。有視界飛行であれば基本的には雲を避け、中に入らないで飛ぶのが基本。要するに常に景色が見えているわけで、雲が低ければ我々も低く飛ぶ。しかし、計器飛行ともなれば経路や最低高度を維持する束縛が発生し、今日などは間違いなく雲の中をフライトする時間が長くなってくる。技量的にも機体的にも雲の中を飛び続けることは問題ではないが、やはり緊急時が発生した時の対処ができない。リスクを伴ってくるわけだ。
この点がやはり小型機と旅客機の違いだろうか。今日のような天気を軽く受け止めて何も考えずに飛んでしまうのは、あまりにもリスクに対する意識が低いことになる。青空の時ばかり飛んでいると今日の天気が特に悪く感じてくる。そう感じれることはおそらく安全運航の意識につながっているのだろうと信じたい。
|
|
|
|