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2003年 9月27日

屋久島空港に到着した日本エアコミューター社のYS-11機。

YS-11。通称「ワイ・エス」は日本が戦後に初めて作った民間旅客機。戦後の日本の空を一生懸命に飛び回った飛行機である。数年前までは伊丹空港でも数多くのYS−11が離着陸を繰り返していたが、今では数少ない貴重な飛行機になってしまった。各航空会社がYS-11をリタイヤさせ、新しい機体の導入をすすめているからだ。「着陸に癖がある」、「夏場にはエンジンのパワーが弱い」、「冷房の効きが弱い」、など等と幾つかの課題はあったものの、イギリス製のダートエンジンから聞こえてくる独特なエンジン音を好む飛行機ファンは少なくは無い。もう数年もすれば日本の空からは消えていくこと間違いなし。飛行機の世代交代である。

私も日ごろの仕事で定年を迎えられる先輩社員が挨拶される場面に頻繁にでくわすようになった。私自身も30代も後半にドップリ突入しており、そろそろ「おっさん」ぽい感じすらみうけられる。20代後半ころは体力バリバリ、仕事もスピードが売りだった時代があったが、最近はスピードは若い後輩には勝てないものの、集中力も「おっさん」級に・・・まだ30代で中堅社員としてはこれからだが、屋久島空港に降りてきたYS-11を見て「いつまでもバリバリ社員ではない・・・いずれはもっと若い後輩達にスポットライトを譲る時がくるんだろうな〜」と思った。

なんて書いている自分を改めて「おっさん」化が進んでいると確信してしまっている。